エアコン内の汚れについて

エアコン内の汚れについて

エアコン(室内機)は冷房/除湿運転を行えば、翌年の冷房使用シーズンまでには必ずと言っていいほど内部に埃&カビ汚れが発生してしまう電化製品です。その理由は主に3つ。

  • エアコンは冷房/除湿運転時に発生した結露水(=水分)が内部ドレンパン部分に少なからず留まってしまう構造であるため
  • エアコンが設置空間内の空気を取り込み冷温風を放出する構造である限り、ハウスダスト(埃、花粉、皮脂分、微細な繊維くず等)の付着が避けられないため
  • 前述の残留水分とハウスダスト、そして空気という条件が揃ったエアコン内部はカビの発生/繁殖条件が整いやすいため

特に「熱交換器」「ドレンパン」「送風ファン」と呼ばれる各部には多くのハウスダストやカビの発生/堆積が確認されます。

【出典:『くらしのマーケットマガジン/【図解】エアコンの構造とは?|エアコンが冷えるしくみ(2023.8.1 更新記事)』より画像引用】

【熱交換器】

この部分を空気が通ることにより風の温度が上げ下げされています。フィルターをすり抜けてしまった埃が水分とともに付着し堆積していきます。

↑薄いアルミ板の集合体で出来ている熱交換器。隙間に埃やカビが付着し堆積してしまうと空気の通りが悪くなって風量が落ちたり、熱交換効率(=エアコンの効き)が悪くなってしまいます。

【ドレンパン】

冷房/除湿運転時、熱交換器に発生した結露水を受け止め、室外へ排出する役割を担う、いわば水の受け皿です。残留した水分がカビの生成に一役買ってしまっています。

↑画像中央、カビと汚れで茶色に染まってしまっているのがドレンパンです。ここに滞留した汚れもまたエアコンからの臭いの元になっています。

【送風ファン(クロスフローファン)】

設置空間内の空気を取り込み、熱交換器によって温度調節された空気を放出する送風ファン。機能上、埃や湿気を否応なく巻き込んでしまうため、送風ファンには多くの埃/カビ汚れが堆積してしまいます。

↑送風ファンにこびりついた埃と、埃+水分によって繁殖してしまったカビです。送風ファンに汚れが堆積してしまうと放出される風に乗って汚れも吹き出されてしまいます。

弊店のエアコンクリーニングでは上記の汚れを可能な限り取り除き、安心してエアコンをご使用頂けるよう、分解、高圧洗浄機での洗浄、汚れの抑止に関する提言等のサービスに努めております。他にもお伝えしたいこと多々ございますが、取り急ぎ上記を以って、エアコンクリーニングの必要性や清掃プランを選択頂く際の要点などを感じ取って頂ければ大変幸いです。

 

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