人工大理石キッチンの天板を綺麗にした日。

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新築引き渡し前清掃でお世話になっている建築会社様よりご相談。「2年前に引き渡した〇〇邸覚えてます? 人工大理石キッチンのワークトップ(天板)が汚れてくすんできたそうなのでクリーニングをお願い出来ればと思うのですが」と。

ただ、このご相談、実は二つ返事ではお引き受けが出来ず😅 というのも、ご依頼のキッチン天板には引き渡し時にコーティング作業が行われていたのを知っていたからなんです(^_^;A 引き渡し清掃をしながら、その様子をしっかりと見ていたので、よく覚えておりました(苦笑)。

コーティングが施されているとなると、気にされているくすみや汚れはおそらく単純な汚れではなく、コーティングの劣化をも含めたもの。だとすると、古いコーティングを剥がした上でのクリーニングにもなりますし、費用も時間も自ずとかかってきてしまいます。

というような懸念を建築会社様にもお伝えしたのですが、「え…な…何とかなりませんか…?(・∀・;)」と言われてしまえば、

と(笑)。

*

さてさて、お伺いをし、実際の現場をまじまじ確認してみれば…

そこかしこにコーティングの剥がれを確認(赤丸部分)。食器などとの摩擦ですっかり傷んでしまい、爪でカリカリすれば取れてしまうほどになっていました。

コーティング自体もくすんでいるようで、これはやはりコーティングを剥がしながらのお掃除となってしまいます。

作業はポリッシャーと呼ばれる磨き清掃用の機械やダイヤモンドパッド、研磨剤、場合によっては染み取り剤なども使用しながら進めていきます。目の粗さが異なるパッドや研磨剤を順番に使っていっての作業となるため、実はけっこう時間がかかってしまいます😅 ご相談を頂いた建築会社様にも最初「1時間とかそれくらいで終わりますよね?」と言われたのですが、「いえいえ、状況によってですが、丸一日かかると思いますよ」と返したところ、「え!?」と驚かれてしまいました(^_^;ゞ

素材の種類や硬さ、傷の深さなどによって磨く道具を変えていきます。
磨いては確認、磨いては確認、を繰り返しながらの作業です。

コーティングも劣化します。それは覚えておきたいところ。

人工大理石キッチンの天板に限らず、水回りの設備、居室空間の床や壁、もちろん車なども含まれてきますが、それらに防汚や艶上げ目的でコーティングを行うことは少なくありません。ですが、コーティング自体も摩擦や熱、水分、紫外線などで劣化はしていきます。

また、コーティングにはガラス系、シリコーン系、フッ素系と様々な種類がありますし、コーティング自体にも「コーティングが劣化した時にどうするか」という課題が常についてまわるため、メンテナンスを提案する側もなかなか難しいところではあるのですが、それでも『コーティングもモノである限り劣化する』という部分は施工を受ける側のお客様ご自身も認識しておきたいところです。その上で各コーティングの専門の方とご相談をされてみてください。きっとより良いコーティングライフに出会えると思いますよ😉(って、話がズレてきた気がしますが)

そんなことを考えつつ、やはりほぼ丸一日の作業となってしまいましたが、無事お施主様にも建築会社様にもお喜び頂ける形に収めることが出来ました。私もほっと一安心😂 ちなみに今回はコーティングはせずです😆

コーティングと必死に戦ったのですが、もともと艶々するガラス系のコーティングが施されていたため、ビフォーアフター的にはあまり差がないように見えてしまうのが残念ですが😂

*

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

「何とかなるもんだなぁ…良かったなぁ」と時には我ながらしみじみともしたお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

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