酸と研磨でお風呂の水垢を撃退。

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2日ないしは3日少ないだけですが、他の月のカレンダーとはだいぶ印象が違う2月。いやはや、今月もあっという間に終わってしまいそうでびっくりしている村上です。

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さて、今回は福祉介護施設様リフォーム工事の一環で『大浴場のお掃除をしてほしい』とのことで元請さんと共に臨んだ一件。

現場に着いてみて思わず出てしまった一言😂

これ全部ですか!??

目の前には浴槽の壁面タイルやふちなどにびっしりとこびりついた水垢。『水垢とかを取ってほしい』とは聞いていたものの、まるで温泉施設の水垢汚れと見紛うかの光景に「いやぁ~、はぁ~、これはこれは…😂」と元請さんと共にしばしあんぐりとしてしまいました(苦笑)。

多くのミネラル(カルシウムやマグネシウム、ケイ素など)が含まれていたりする温泉の浴場などはそれに比例して水垢・湯垢汚れが付きやすくなるため、なかなか大変な現場になることが常なのですが、そうでない場所でここまで成長している水垢に出会うことはあまりなく…。

うん! レアでいいじゃないですか!😍

と、ある意味、楽しむモードでお掃除を開始することに(笑)。

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水道水中のカルシウムが二酸化炭素と化合して出来る水垢は「物理的な力で取る」「酸で溶かす」のがセオリー。まずは頑固にこびりついた水垢をハンマーなどで叩いたりしながらおおよそ除去し、その後に数種の酸を塗布。しばらく待ってから擦り洗い。それを何度も繰り返していきます。時間がかかって堆積した汚れの除去にはどうしても同じように時間がかかってしまいます。先に結果をお話しすれば、1日で終わらせる想定の現場でしたが、結局2日の時間を要してしまいました。

浴槽ふちは温水に侵され、使用されている石材の表面はもう凸凹。水の力はすごいです。
どうしても取り切れないところもありますが、美観回復は出来たかなと思います!

浴槽周辺にはシャワー水栓や手すりが取り付けられていた箇所、窓枠などもあり、こちらにもたっぷりの水垢が。これらも入念に手を入れ、可能な限り汚れを落としていきます。

作業前
作業後
作業前
作業後

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中でもなかなか難儀したのが洗い場の床タイルでした。洗い場の床は水垢に加え、シャンプーや石鹸類に含まれる脂肪酸と水道水中のマグネシウムとが化合してできる金属石鹸と呼ばれる汚れも付着するため、それらが混ざり合った複合汚れとなるとなかなか一筋縄ではいきません。

そこで取り出したるは人類の英知。

ザ・機械!!😁

ポリッシャーと呼ばれる研磨道具で水垢と金属石鹸の複合汚れを一網打尽にしていきます。

上半分が洗浄した部分。すっきり綺麗になっています。専用資器材を使用すれば、水のみの洗浄でも十分綺麗に出来るのでとてもエコでもあります。

↓↓垂直面の水垢などを除去する際にもポリッシャーは大活躍してくれます😀

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そんなこんなな作業を繰り返すこと2日間。

『おおー! 綺麗になりましたねー😲』

と依頼主様より嬉しい言葉を頂き、任務完了です!!

最初はどうなることかと肝を冷やした現場でしたが、何とかなるし、何とかしていくことこそが私の生きる道!! もちろん時には失敗もございますが(笑)。

諦めない清掃で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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