今年度『クリーンクーポン(商品券)』販売開始のお知らせ

昨年度ご好評頂いた商品券タイプの清掃商品『クリーンクーポン』の販売につきましてご案内をさせて頂きます。詳しくは下記案内チラシをご高覧頂ければと存じますが、概要としては以下となります。

『お掃除のむらかみ クリーンクーポン

■商品券タイプの清掃申し込み商品となります。

 弊店の清掃メニューでお使い頂ける商品券を

 ①5万円分を4万円  ➁10万円分を8万円  の形にて販売。

(お一人様/一法人様 計3セットまで購入可能)

■販売期間:2025年3月末日までの間

■ご利用期限:ご購入月より向こう一年間(購入月と同月末迄)

━━【ポイント】

  • 1セットあたり額面25%お得になっております。
  • お好きなタイミングでの清掃申し込みに利用でき、かつご自身、自社のみならず他社員/スタッフさんやご家族等でも共有利用が可能です。
  • ご利用の多い清掃メニューに関しては『クリーンクーポン』専用の限定価格を設定しております。
  • 経費利用で節税対策のひとつとしてお使い頂けます。

*

昨年度に引き続いてお問い合わせくださったお客様におかれましてはお待たせをしてしまい、大変失礼いたしました。今年度も本サービスをご愛顧頂ければ幸いでございます。

ちなみによもやま話ではございますが


『クリーンクーポン』のはじまりは、良くしてくださっている飲食店オーナー様と歯科医師先生との会食時の雑談がきっかけでした。

「定期清掃だと今回のコロナの時みたいに『ごめん、今月はちょっと厳しい…』とか相談しなくちゃならない時もあって申し訳ない気持ちになることがあるんだよね」

「医院とか自分だけじゃなくて、スタッフさんにも使える形を用意してもらえたらありがたいかも」

そんなお声を頂き、「環境美化」はもちろんのこと「定期契約でなくとも適時性や清掃利用の利便性が確保でき、経費精算もできる」「福利厚生に使える」「無理のない範囲で勉強してくれればもっと良い😁」の条件をクリア(?)した本サービスを開始させて頂いた次第です。

『三方よし』の実現にはまだまだ努力や工夫が足りないかもしれませんが、皆様の日々の暮らしの快適づくりに貢献させて頂ければ幸いです。

お掃除機能付きエアコンも定期的なお手入れを。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

エアコンクリーニングに伺う度に

とお話ししている私なのですが、今回はそれに加え、

と、エアコンの構造や汚れをお客様と一緒に確認しながら、お話ししながら、綺麗のお手伝いをさせて頂いたというお話です。

*

今回は皆神山のふもと、長野市松代町にてご縁あってお伺いをさせて頂いたお客様。清掃対象のエアコンは3~4年前にもクリーニングをされたことがあるとのこと。それでもエアコンの吹き出し口付近にカビのようなものが見えたことや、エアコンをつけると少し体の不調を感じてしまうようなことがご家族の中でもあったとのことで、今回またクリーニングの依頼をされたそう。

ちなみに弊店がお掃除させて頂くことになったのは、前回やってくださったお掃除屋さんとはタイミングが合わなかったとのことで本当にたまたまのことでした。また、さらにそこにも裏話があり、お客様は弊店に直接ご依頼をしてきてくださったわけではなく、弊店が業務協力をお願いしている株式会社GOENさん(←片付けや特殊清掃における長野県牽引企業さんです!)にエアコンクリーニングのご相談をしたところ、お引き受けしたGOENさんから逆に弊店に協力依頼を頂いてしまったという経緯でもあり(^^;

にもかかわらず、ブログにお話をご紹介頂く旨のご了承も頂き、S様、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼申し上げます。また、大事な仕事を私に預けてくださったGOEN代表・小口様にも心より感謝を申し上げます😄

さて、今回のエアコンはいわゆるお掃除機能付きと呼ばれる高機能エアコン。フィルターを自動でお掃除してくれるためフィルター清掃の手間が省け、メンテナンスも楽になります!という機能を備えたものなのですが、これがなかなかその反面となるデメリットもありまして💦

機体はシャープさんのお掃除機能付きエアコン『AY-F28X-W』。2016年製です。作業は弊店『スタンダードプラン』に相当する内容での承りです。

今年で使用8年となる中でも一度エアコンクリーニングを実施されているので、そこまで汚れも酷くはないかなと思いきや…

早速、分解をしながら中の汚れ状況を確認していきます。お掃除機能を有したエアコンの場合は「外装カバー」→「風向板」→「電装部品」→「お掃除機能部品(ロボ)」→「ドレンパン」の順に各パーツを外し、その内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

洗浄の準備を整えた状態です。熱交換器と呼ばれる空気を通して風の温度を上げ下げするための部品にも埃がびっしりでした。ここが詰まると風力が低下してしまいます。
送風ファンにもカビのもこもこがついてしまっています。この状態でエアコンを使用すれば少なからず風にもカビ菌が乗ってきてしまいますね😅
形状が複雑なお掃除ロボも汚れが溜まりやすい部品です。冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止めるドレンパンも役割上、水分にさらされていることがほとんどなのでここの汚れも特に気にしたいところですね。

高機能エアコンは構造部品が多く、内部通気性も悪いので汚れに注意!

ちなみにエアコンは冷房/除湿機能を使えば室内機内部にカビ汚れが必ず発生してしまう電化製品です(→詳しくはこちらにて)。それはフィルターや送風ファンを自動でお掃除してくれるお掃除ロボ付きや熱交換器を凍結洗浄してくれるなどの機能を有した高機能エアコンでも変わりません。

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、そのフィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂き、お手入れについての考え方、エアコンを買い求める際の考え方などの参考にして頂けたらと思います。

ということで簡単ではありますがご説明。

お掃除機能付きなどの高機能エアコンは構造部品が通常エアコンに比べて非常に多く、中の構造も複雑でどうしても通気性が悪くなってしまっているため、冷房/除湿使用時のエアコン内部に発生した湿気が逃げにくい(=カビが繁殖しやすい)傾向にあります。また、構造部品が多いということはカビや埃が付着する表面積もそれに比例して多くなっているため、自ずと汚れが堆積しやすい環境となってしまっています。

フィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボは埃を掃除機のような強い力で吸い込んだり、強力な風で吹き飛ばしてくれるわけではありません。ロボに備わったブラシでフィルター表面を撫でながら大きな塵や埃を払いエアコン内部に設置されたダストボックスに回収、あるいは埃排出ホースを通じて戸外へと排出してくれる機能です。

その過程ではブラシがフィルターの奥に埃をさらに押し込んでしまう現象が少なからず起きてしまっており、そのためフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。

また、エアコンがキッチンのすぐ側にあるなど油煙を吸い込みやすい場所に設置されているとフィルターに付着した油のベトツキがお掃除ブラシによってさらにこすりつけられてしまい、フィルター自体の目詰まりが促進されてしまうこともしばしばです。

フィルター自動お掃除機能のある機種の場合、お掃除ロボがフィルターから取り除いてくれた埃はエアコン内部のダストボックスに収納されます。ダストボックスのお手入れを怠るとダストボックスから機体内部へと埃があふれ、逆にエアコンを汚す原因となってしまいます。フィルターのお掃除は必要なくともダストボックスのお手入れが必須となることはぜひ覚えておいてください。

一方で排出機能を通じて埃を戸外へと自動で排出してくれる機種もありますが、排出機能として備わった小さなモーターとファン(=風)の力だけではそれもなかなか難しく、残念ながら排出ホース内で綿状に詰まってしまっていることがほとんどです(↓下画像参照)。ですので、こちらも機能を過信するべからずです😥

様々な機能が付いた高機能エアコンは販売価格が高くなってしまうのは当然なのですが、見落としてはいけないのが故障率です。高機能エアコンだから故障しやすいというわけでは決してないのですが、単純に経験則や確率論からによる仮説です。部品が多いということはそれだけ不具合を起こす可能性のある箇所が多くなってしまうため、自ずと故障のリスクも高くなってしまうということですね。

また、私たちのような専門業者にお掃除をご依頼される場合、価格が高くなってしまうのもデメリットと言えます。高機能エアコンの場合は作業工程が多く、作業時間も通常エアコンの倍ほどにかかってしまうため、どうしてもそのような形になってしまいます😥 

*

ざっとの紹介ではありますが、以上がお掃除機能付きエアコンを主体とした高機能エアコンの大きなデメリットではないでしょうか。ともすれば、汚れやお掃除を気にされる方ほど、フィルター自動お掃除機能は実はそう頻繁に使わない方が逆に良いという場合もありますし、エアコン購入にあたっても普通のエアコンをお選び頂いた方が良いということもあるかもしれません。

もちろん機種や設置する場所、使用状況によっても異なってはくるので一概には言えませんが、大概あてはまる上記についてはぜひ覚えておいて頂けると『エアコンのほんとのところ』を伝道したいと考えている私にとっても大変嬉しい次第です😄

百聞は一見に如かず。一度はご覧頂きたいエアコン内部(笑)

そんなこんなな前述の内容をお客様とも各部を眺めながらお話しすること&作業をすること3時間半。無事エアコンからの綺麗な空気を取り戻すことが出来ました。

エアコン汚れの実際についてはブログやエアコンクリーニングのご案内ページでも出来る限りお伝えはしているつもりなのですが、やはりなかなか伝えきれない部分もあります。エアコン汚れが気になる方はぜひ一度ご自身で吹き出し口内部をライトで照らして見てみるでも良し、ぜひ覗いてみてください(笑)。

ということで、信州は松代、本日のエアコンクリーニングもこれにて完了です。ありがとうございました! S様、また機会ございましたら株式会社GOENさんを通じ、何卒よろしくお願い申し上げます。

*

「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

パン屋さんのエアコンが綺麗になった日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

今年の2月3月は暑さ寒さに加え、どかっと降る雪が代わる代わるやってきて目まぐるしい天候ですね😅 さてさて、そんなある日、「ピンポン♪」とLINEに家族やよく連絡を取らせて頂くお取引先様以外からの着信通知が。見れば、エアコンクリーニングのご依頼メッセージと見覚えのあるお名前…

と気づくのにそう時間もかかりませんでした。

今回ご連絡をくださったのは千曲市にある人気ベーカリー『Pain Atmos(パン アトモス)』のオーナー様。一年と少し前にご縁あってお店内のエアコンクリーニングを行わせて頂いたのですが、その際「出身は九州」「以前は東京のホテルに勤めていて」などオーナー様のちょっとした身の上話もお聞きしていたのでよく覚えておりました😄(私がズカズカお聞きしてしまっただけなのですが💦)

千曲市新田にある『Pain Atmos(パン アトモス)』さん。ブルーのトレーラーハウスが目印のパン屋さんです。

お店には素材と製法に真摯に向き合う姿勢で焼き上げられた数々のパンが並び、多くのベーカリーファンから支持を集めています。朝7時からのオープンのため、日によってはお昼過ぎには売り切れとなってしまうことも😲

Instagramでも季節の味覚を活かしたパンなどを随時紹介されているのですが、これが実に目にも鮮やかで見ているだけでも「これ絶対おいしいやつ!」と思わせられます。こういうグッとくる見せ方、自分も勉強しなきゃなぁ…と思う今日この頃(苦笑)。

エアコンは必ず汚れ(カビ)ます! 定期的にメンテナンスを。

ということでご訪問。今回は厨房内にある業務用壁掛けエアコンと販売スペースに設置された家庭用エアコンの2台。一年と少し前にもお掃除した機体です。まずは厨房内の業務用壁掛けエアコンから。

家庭用エアコンが横幅80cm前後に対し業務用は120cm前後あるため、目の前で対峙すると圧倒感があります。
機体は三菱さんの業務用壁掛けエアコンです。

汚れ状況を確認すると、一年と少し前にお掃除したとは言え、なかなかのカビと油汚れ。パン屋さんの厨房という環境上、埃や水分に加え小麦粉や油脂分といったこびりつき易い汚れの素やカビの栄養源を自ずと吸い込んでしまう状況にあるのでこれは致し方ありません😅

これよりもっと酷い状況になると、まさにこんもりもこもこのカビ&埃汚れがファンやら熱交換器やらにびっしり付いていることも普通にあります。エアコンをつけるとカスが飛んでくるくらいに…。この段階でお掃除をちゃんとしてくれるオーナー様の衛生判断には頭が下がります。可能な限りの汚れ落としをして、また一年なり気持ちよくお使い頂けるようにするのが私の使命ですね(`-´)

ちなみにこうした厳しい環境にあるエアコンに限らず、エアコンは冷房/除湿機能を使えば室内機内部にカビ汚れが必ず発生してしまう電化製品です(→詳しくはこちらでも)。人の体と同じようにひと夏ふた夏頑張ったエアコンはぜひメンテナンスをしてあげてください。

さて、お掃除です。

作業内容は『スタンダードプラン』にて。

冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン。画像内グレー色の羽が付いている部品です)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除をしていきます。
ファンを取り外さない場合はしっかり押さえながら、ファンを回さないように洗浄していきます。高圧洗浄でファンをグルグル回しながら洗ってしまうとファンから剥がれた汚れが飛び散って、熱交換器の裏側にこびりついてしまいます。

パン屋さんのエアコンは汚れていても良い匂い😆

なかなかの汚れに手こずり、1台目でおよそ二時間が経過…💦 続いて2台目です。こちらは販売スペース内にあるため、そこまで油脂分等を吸ったりはしていません。

シンプルなノーマルエアコンはやっぱり良いですね。メンテナンス性も◎、清掃コストも◎。私はエアコンはノーマル推しです(笑)。
2台目も三菱さん。お掃除屋さんなら思わず食いついちゃうかもですが、はい、このタイプ、カバーが大変外しづらくなったタイプです😅

こちらもドレンパンまでは最低限外し、お掃除をしていきます。

それにしてもパン屋さんのエアコンクリーニングはとても心が躍ります。汚れを目の当たりにしていても気持ち悪くないんです。むしろ良い匂いがするというか(笑)。

通常、エアコンクリーニングは洗浄をする際の高圧洗浄の跳ね返りで埃臭さだったりカビ臭さ、あるいは油独特の臭気が顔面を襲ってくるのですが、パン屋さんの顔面跳ね返りにはそれがないんです。『Pain Atmos(パン アトモス)』さんの汚れがまだ軽微だからということもあるのかもしれませんが、湿ったカビ臭さもあまりなく、むしろ香ばしい匂いがするというか、洗っているとバターやコンフィチュール(?)の豊かな香りに包まれ、ずっと嗅いでいたい気持ちになりそうといいますかo(ˊ▽ˋ*)o

そんなこんなで洗浄に夢心地になり、2台目は熱交換器やファンなどのビフォーアフター写真は撮り忘れました! ございません!😆

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。パン屋さんの空気の安心安全にお力添えすることができました。ありがとうございました!

*

「良い匂いのエアコンでも汚れはちゃんと取りましょう!」のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いておりますが、当記事内容についてのご質問等は弊店までお願い致します。

コウモリ侵入!? 「空調機器のメンテナンスは定期的に」が大切です。

⇒ハウスクリーニングのページはこちら

懇意にして頂いている不動産オーナー様よりご相談。「『居室の換気扇から大きな音がするようになった』と入居者さんから連絡があったので見てみてほしい」とのこと。

換気扇の異音は経年使用に伴う製品の劣化がほとんどではあるのですが、多量の汚れ付着が原因だったり、潤滑油の枯渇が原因だったりする場合もあるので、もしお掃除やメンテナンスで気持ちよく使用出来る形に回復するのであれば、とご相談頂くことも多いです。

さてさて、とにもかくにもお伺いです。

既設製品を確認したところ、なかなかの年代物😅 99年製の湿度センサー付き換気扇です。25年も経っていれば経年劣化でしょう。これはもう新品交換が最適解になるかと思いますが、とりあえず異音がどの程度のものかを確認するため、スイッチオン。

すると、様子がおかしい。動作音も確かに唸るような変な音がするのですが、そもそもスイッチを入れればファンが回り、それと同時に開くはずのシャッターが開きません。

モーターが動作しようとしている音は聞こえるのですが、開閉シャッターがうんともすんとも開かず。

「これはシャッター部分も破損しちゃってるのかな」と思い、もっとよく確認しようと顔を近づけたところ、破損とはまた別の疑惑が…🤔

「どうして開かないのかなぁ??」と換気扇によくよく顔を近づけてみたところ、気づいたことが…

と思いながら、本体をちょっとずらしてみればパラパラと落ちてくる黒く小さい塊。

はい、確定です。コウモリ🦇です。

ということで、電気屋さんと共に換気扇を外してみれば、

換気扇(パイプファン)の中まで糞がぎっしりでした。
排気ダクト内も糞尿だらけに。。

小さな換気扇内に大量の糞尿が残され、コウモリ営巣の痕跡がしっかりありました😅

実は入居者さんから「コウモリが来てたことがあったようで、一応忌避剤スプレーもしたことあったんですよ」と伺っていたため、ひょっとしたらいるかな?とは思っていたのですが、こんな室内側にまで侵入しているとは思ってもみなかったので新鮮な驚きもありました。生き物の営みってすごいですね😆

なお、現在も内部にいるかどうかは目視出来る範囲では確認出来なかったため、糞尿除去後に忌避剤スプレーを噴霧の上、新規換気扇を設置。

ちなみにコウモリは鳥獣保護管理法によって保護されているため、捕獲駆除が出来ません。今回のようにもしまだダクト内部にいたとしても冬季は冬眠中で忌避剤スプレーを噴霧しても追い出せた確証が持てないため、コウモリの再侵入を確実に阻止するならば、活動期(4-5月以降をめど)に再度追い出し作業を行った上で

『進入路(今回の場合は外壁排気口)に網張をする』
『外壁排気口(ガラリ)を鳥獣侵入防止金網付のものに替える』

などの対策施工が必要となってきます。今回もそのような経過観察を行うこととなりました。

空調機器のメンテナンスは虫獣の侵入予防にもつながります。

一方で、通常、コウモリは排気されている(=風のある)空間には営巣しません。おそらく今回は換気扇シャッターが上手く作動しなくなるなどの不具合があって排気が止まってしまったところ、コウモリがその空間を見つけ、居ついたのだと思われます。排気が止まった建物内のダクトは暖かく、コウモリにとっては絶好の住処となったわけですね😅 逆を言えば、換気扇が正常機能していれば、コウモリの侵入はなかったかもしれません。

換気扇やエアコン、レンジフードなど、空調機器の定期的なメンテナンスや確認は虫獣の侵入を予防する上でも非常に大切です。半年に1回、最低でも1年に1回はメンテナンスすることを心がけましょう!

*

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

害虫獣防除の知識・経験も活かしたお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒ハウスクリーニングのページはこちら

お客様の「困った」に、より柔軟に、より力強くお応えするために。株式会社GOEN 小口代表にお会いしてきました。

いつも弊店をご利用頂いている皆様方、誠にありがとうございます。本日はちょっとしたご報告ブログです。

いつも個人様宅や法人様事務所等のハウスクリーニング、エアコンクリーニングをさせて頂いた際、「〇〇も出来ますか?」「△△もお願い出来ないでしょうか?」とお声がけを頂くことが多いのですが、それらの中でもとりわけ多いご相談が

  • 不用品の整理・回収
  • アパートマンションの空室や中古販売住宅等に染み付いた臭いの除去

です。

これまでは私一人が出来る範囲でお応えをしていたのですが、作業が数日に渡ってしまう現場だったり、どうしても人手が必要になってしまう現場だったりの際は、普段の業務が私一人だということを理由にお断りせざるを得ない場面がしばしばありました。そしてその度、「そっかあ、そうよね…」「そうですよねぇ」と少し寂しそうにされるお客様の顔を目に焼き付けることに…。

そんな思いが日に日に増してきました。

そこでお客様のニーズにより柔軟に、より力強くお応えしていくため、今回、長野県の遺品整理や特殊清掃、消臭サービスを牽引する『(株)GOEN(https://goen-nagano.com)』の小口代表に業務協力の相談等でお伺いをさせて頂きました。

小口代表率いる(株)GOENさんは清掃業/お片付け業にて創業。長年培った知識と経験値を最大限に活かし、現在では遺品整理や特殊清掃、高度な除菌・消臭サービスをも提供するに至った会社さんです。

小口代表は、私もぜひ一度お会いをして、お話をしてみたかった方でした。念願叶い(というか、ほぼ押しかけのような感じだったのですが😅)、お会いさせて頂くことが出来ました!

『現在の清掃業界について』『除菌・消臭サービスの難しい点や課題』『リユースやリサイクルに関わるサービスの現在未来、展望』など、ご多忙の中にも関わらず様々なお話をさせて頂き、大変有難く、とても刺激になったひと時でした。

小口代表、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼を申し上げます。

今後はGOENさんの力添えを頂き、お仕事をさせて頂くこともあるかと存じます。顧客の皆様方におかれましては『(株)GOEN(https://goen-nagano.com)』さんを弊店共々お見知りおき頂きますようお願いを申し上げます。

右/(株)GOEN 代表取締役 小口 敦志 様

今後も皆様方からのご縁、ご恩に精一杯お応えしていければと存じます。ご指導ご鞭撻賜るとともにどうぞ変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

一人の力、二人の力、それ以上の力のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

エアコンクリーニングで学び場に安心安全の空気を届けた日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

能登半島地震の影響、被害状況は日に日に深刻化する事態ともなり、復旧復興への兆しも未だ険しい状況です。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様には心よりお悔みを申し上げます。また、今この時も避難生活を余儀なくされていらっしゃったり、大きな被害を受けられた皆様には心からのお見舞いを申し上げます。被災地において尽力されていらっしゃる方々もどうぞご自愛の上、被災地皆様のお力になって頂きますようお願いを申し上げます。皆様の安全と一日も早い復旧復興をお祈りいたしております。

*

さて、本日は教育関連施設にて天井埋め込み形エアコンの清掃応援です。不特定多数の人が過ごす場所にあるエアコンは大抵の場合、長時間に渡って運転されているため、汚れの堆積スピードもその分早いです。定期的なメンテナンスを心がけて頂けると安心ですね。

ということで現場。エアコンは天井埋め込みカセット形エアコンと呼ばれるタイプの業務用エアコンです。

3.2mほどの高さにあるため、2mちょっとの脚立を使用しての作業となります。労働安全衛生法などで定められている高さ2m以上の『高所』と呼ばれる箇所の作業は慣れていますが、油断すると落ちます。脚立ごと倒れます。本当に気を付けましょう😣(自戒の意を込めて)

作業を阻む思わぬ伏兵。

分解作業も慎重に行っていきます。落ちない、倒れないはもちろん最優先事項ですが、部品の落下や破損にも最大限の注意を払います。

さてさて、分解は無事クリア。洗浄、清掃作業も心してかかっていきます。しかし、作業無事の進行を阻む敵は高さだけではありませんでした。

それは窓の外から定期的に寄せられる子ども達からの

「何してんの~~??」

「工事屋さんですか~!」

「そんなとこで何してんの~??」

「こっち向いてよ。ね~、ね~」

の声。一時間目…二時間目…と、子ども達が入れ代わり立ち代わりするたびに質問攻めに遭います😅

「そんなとこで何してんの~??」

と、30回は聞かれました。

「エアコンのお掃除してるんだよ~」

と30回は答えました😆

そんなこんなであったため、終わってみれば撮影画像はビフォーのないアフターばかり。唯一撮ってあったビフォーアフターは『熱交換器』と呼ばれるエアコン風の加熱・冷却を担っている部品のみでした(苦笑)。

洗浄前の熱交換器。カビ汚れが目立ちます。
洗浄後の熱交換器。
ドレンパンと呼ばれるエアコン内部に発生した結露水を受け止める部品です。
送風ファン。外してしっかり洗浄します。

「おっと、時間が…」と慌てたりもしながらも、エアコンクリーニングも何とか無事に想定時間内で終了です。子ども達が毎日元気に過ごす場所。そこにあるエアコンはやっぱり安心安全の風を排出してくれるものであってほしいですね。

子ども達の元気な声で、掃除をしながらも逆に元気をたくさんもらいました(^_^)

子ども達! エアコン、綺麗になったよ!! 安心して、思う存分、息切らし遊んで、学んでね!!

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

質問攻めにも決して挫けないエアコンクリーニングで日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

厨房エアコンが綺麗になった日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

12月に入り、大掃除意識も高まる中、本日はとある保育園さん厨房の天吊り型エアコンを元請さんと共にお掃除です。というか、5年くらい前に設置して以来、お掃除をしたことがないということなのでまさに大掃除です😆

さてさて、作業を開始していきますが、厨房にあるエアコン掃除で大変なのがスペース取りです😅 厨房にあるエアコンはだいたいその下に設備等が設置されているため、作業が大変になる傾向に(´A`。) とにもかくにも苦境に負けず、お掃除しやすいように諸々分解をしていきます。

ご多分に漏れず、今回もなかなかシビアな作業環境でございました😅

脚立の上で前後左右あっちこっちに体を振りながら行う作業はなかなか堪えます。この日の翌日、翌々日は首、肩、背中、腰がグキグキでした(苦笑)。
主要部品を外せば、内部もすっきり掃除しやすくなります。
送風ファンも洗いやすいように取り外します。

そしてまた、厨房エアコンは埃のみならず油等々で栄養満点な環境にあるため、汚れの付き具合もたいてい大盛りです😂 空気の通り道 & 風の温度を上げ下げする基幹部品である熱交換器には大きく育ったカビがもこもこ😫 冷房使用時に内部に発生した結露水を受け止めるドレンパンにはカビ&錆&ベトツキ汚れがたっぷりです😱

カビもこもこ熱交換器です。。
カビ&錆&べとべと汚れのドレンパンです。。

ちなみに業務用だろうと家庭用だろうとエアコンクリーニングは大切です😮 エアコンは使った分だけ本当によく汚れますから。特に不特定多数の人が過ごすような施設のエアコンは長時間に渡っての運転が普通なので、その分しっかりとメンテナンスをしてあげてください。

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。保育園厨房の空気の安心をお届けすることができました。ありがとうございました!

*

厳しい態勢作業でも諦めずに、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

エアコンクリーニングを不動産に関わる人と人との懸け橋に。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

私は少年期から30代までの間をずっと集合住宅で暮らしてきました。そのせいか、現在アパートやマンション共用部の清掃等をしていても、その環境がすごく気になったりしてしまいます。

……放置自転車、破れた網戸、ゴミ置き場の散乱、誰かの残置物、エトセトラetc。

そうした中、いつも感じることなのですが、借主や買主(入居者様)と貸主や管理者(オーナー様や不動産管理会社様)が構えずに連絡を取ったりすることができる環境にある集合住宅は暗い景色が少なく、雰囲気もとても良いということ。

たとえば、

『放置自転車があっても、双方で気軽にほうれんそう(報告/連絡/相談)できる環境にあるので、当該物件の駐車場環境はすぐ改善する』

『網戸が破れたくらいのことでも入居者は貸主や管理者にほうれんそう出来るので、環境美化維持に不安や迷いがない』

などの住みよい住環境が非常に作り上げられやすくなっているように思います。

そうした経験から集合住宅においては『「借主や買主」と「貸主や管理者」がコミュニケーションを取りやすい環境にある』というのはとても大切なことだと考えています。それは自ずと不動産資産をより良い状態で長期的に維持できることに繋がったり、入居者の安心安全や住まいへの愛着醸成にも繋がったりしてきます。

『お掃除のむらかみ』ではそんな環境づくりを目指し、お手伝いするひとつとして『入居者様対象のエアコンクリーニング優待利用』をオーナー様や管理会社様にご案内しています。

『エアコンクリーニング優待利用』と大仰に言っても、“集合住宅の入居者様がオーナー様や管理会社様を通じて弊店にエアコンクリーニングを申し込み頂くと優待価格で利用できる”という、ただそれだけのことなんですけどね(^_^;A

入居者様にとっては「入居者特典」として、オーナー様や管理会社様にとっては「入居者様に対しての福利厚生的な施策」として、加えて私から見た場合は双方が有事以外のことでも連絡を取り合えるきっかけづくりになれば良いなという思いから行っているサービスです。

定期の共用部清掃や空室清掃のご依頼など、良くして頂いているオーナー様や管理会社様との会話の中から生まれたそんなサービスですが、私自身にとってもエアコンクリーニングの必要性やその実際などを啓蒙出来る点でも非常にありがたい機会となっています😄

人と同じように機械もメンテナンスを。

さて、そんなこんなな成り行きで、本日も伺ってきましたエアコンクリーニング。

2020年製の三菱霧ヶ峰の通常エアコン。使用3年ほどでしたが、リビングダイニング空間に設置されていたため、中を覗けば埃と油と水分の栄養でカビ汚れもなかなかに😅

ちなみにここでも言いますが、エアコンクリーニングは大切ですよ😆 エアコンは本当によく汚れますから。エアコンもひと夏ふた夏頑張ったら、しっかりメンテナンスしてあげてください。

「今日一日よく頑張った! くたびれた! ご褒美に一杯! ご馳走も食べよう!」「今シーズンは本当に頑張った! 休暇を取ってメンタルも体もしっかり休めてメンテナンスしよう!」という方も多いと思います。

人間がそうであるようにそれは機械も同じです。冷房シーズン後そのままにしておくとカビ汚れの発生&堆積でエアコン内の環境もどんどん悪化してしまいます。頑張っているエアコンほど状態を気にしてあげてください。

さて、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

「エアコンクリーニングがコミュニケーションの懸け橋になれば良いな」の思いで日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

秋は窓ガラスとエアコン掃除におすすめの季節。

⇒窓ガラス1DAYクリーニングのページはこちら

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

窓の曇りやくすみを取ると視界もすっきり晴れやか。未来の見通しも良くなる気がします😄

なんてことを思いながら、いつも窓ガラス清掃をしている村上です。

毎年窓ガラスのお掃除をご注文くださるお客様より今年もお声がけを頂きましたため、伺ってまいりました! それにしても秋の窓ガラス清掃は最高です。暑くもなく寒くもなく、空気も清々しい。ガラス掃除には本当にうってつけの季節ですね。

さて、お掃除。サッシに溜まった一年分の汚れをすっきりさせつつ、窓ガラス掃除をさせて頂きました。

ちなみに同お客様の訪問前にはいつも道具の厄除けと隆昌のご祈祷をしています。理由は高所のガラス清掃があることと厄除けのお裾分け😊のため。

初めてお伺いした際、

「お掃除と簡単に言っても場所によっては危険を伴う高所作業があったり、劇物的な薬品を使用することもあるので安全祈願や厄除けの意味も込めて、道具類は毎年ご祈祷しているんですよ」

とお話ししたところ、

「厄除け道具で掃除してもらえるなんて、厄除けのお裾分けしてもらっちゃってる気分だね。じゃあ、それ(=ご祈祷)ウチ来る直前にお願い(笑)」

と言われ、何となくこの時期恒例になってしまった次第で(^^ゞ

窓ガラス用の道具、エアコンクリーニング用の道具など一式を営業車に積み、毎年お祓いをして頂いています。

秋はエアコンクリーニングもおすすめの時期です。

そして、同お客様からはエアコンクリーニングも同じタイミングでお声がけを頂きました。これは私がエアコン掃除の話になるたびにお話ししていたことなのですが、秋にもう一つおすすめの掃除が『エアコンクリーニング』だからなのです。

エアコンのお掃除はエアコン(特に冷房)使用が多くなる時期の前にされる方が多いかもしれませんが、コストパフォーマンスを考えると冷房時期が終わった後の方がお得だったりします。

というのも、エアコンは冷房使用時に内部に発生した結露水と吸い込んでしまった埃によってカビが発生し繁殖/堆積してしまう電化製品であるため(こちらのページでも解説しています)、冷房を使った夏にこそ汚れが酷くなっていきます。また、エアコンは理論的には冷房を使用しなければ室内機のカビ汚れは酷くなりません。

そのため、冷房時期を過ぎた後のクリーニングであれば、冷房使用で発生してしまったカビを除去することが出来、かつその後の繁殖を防ぐことにも繋がります。暖房使用の時期にも気持ち良くお使い頂けますし、その次の冷房シーズンにおいてもそれは同様となります。エアコンクリーニングにおいて最もコストパフォーマンスに優れたタイミングは冷房使用後のタイミングがその時なのです。

さてさて、ということでエアコンもお掃除です。お使いのエアコンはフィルター自動お掃除機能付きのエアコンでした。毎年真夏の暑い時期に数日間しか使用してこなかったエアコンだそうですが、使用年数としては10年。中を確認してみれば、どこかしこも埃とカビだらけです😂

フィルター自動お掃除機能付きなどの高機能エアコンは便利な面もある一方で通常のエアコンに比べ構成部品が多くなってしまっているため、埃やカビが付着する表面積も増え、またエアコン内部の通気性も悪くなっているためにカビ汚れが早く酷くなる傾向にあります。

お掃除機能付きエアコンはお掃除ロボを取り外しての分解清掃はもちろんのこと、エアコン内部で発生した水分を受け止めるドレンパンを外してまでの清掃を最低限としてぜひ行ってください。

本日も窓ガラスとエアコンのお掃除、これにて完了です。ありがとうございました!

*

視界も空気もすっきりクリアに! 綺麗をつくって日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒窓ガラス1DAYクリーニングのページはこちら

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

エアコン清掃。分解容易でも洗浄にはご用心。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

多くのメーカーさんから多種多様な機種が販売されているエアコン。その中には「このメーカーさんはクリーニングし易い。このメーカーさんのは難易度高いですねぇ」というのが往々にしてあり、日々掃除屋さん達を悩ませたり、「腕が鳴るねぇ」とワクワクさせてくれたりするわけなのですが、そんな中でも高難度と言われているのが日立『白くまくんシリーズ』のエアコンです。

特にプレミアムモデルとされるXシリーズ関係は配線や構成部材の複雑さも相まって分解するにも手間がかかり、なかなかの強敵。汚れが酷い際には相応の時間がかかってしまう機種となっています。

また、そうしたイメージが強くあるためか、私も日立さんのエアコンをクリーニングする際には相応に構えて伺ったりするのですが、昨今「日立 お掃除機能付きエアコンの中にも分解簡単なものが出てきたぞ」との噂を聞き、そして本日初めてその機種と顔合わせとなりましたため、ブログに書いてみました😀

*

今回初めて対峙しましたエアコンは『RAS-V25H』というエアコン。フィルター自動お掃除機能付きエアコンで、お掃除ロボがフィルターから除去した埃はダストボックスへと収納されるタイプのもの。なお言わずもがなですが、ダストボックスに収納された埃は使用者ご自身で処理をしなければなりませんので忘れずに定期的なメンテナンスを行ってください。埃が溜まったままの状態で運転を行うとエアコン内部に埃がどんどん溢れていってしまいますので😅

エアコン左部分、黄色の部品が埃を溜め込むダストボックスです。半年に1回を目安にご確認を。

エアコンの製造年は2018年。設置使用から5年経過となりますが、これまで掃除屋さんの手による内部洗浄など特別なお掃除はされてこなかったとのこと。分解を進め、送風ファンを確認してみれば、汚れはご覧の通り。

モコモコとしたカビ汚れが送風ファンや吹き出し口に付いてしまっています。

日立さんは風の通り道部分にステンレスを採用することで各部の除菌や防汚効果を高める工夫をされていますが、それでもカビの繁殖力&生命力はやはり強し。まんべんなく付着してしまっています。

なお、こうしたクリーン維持の工夫もエアコンから排出される空気を除菌してくれるというわけではありませんので、汚れ除去等のお掃除はやはり必要になってきます。

空気の出口付近がこの状態であれば、入口付近(=熱交換器やフィルター周り)のカビ汚れも想像には難くないのではと思います。と言いますか、すみません💦 他箇所の写真を撮り忘れました😂

エアコンに関するブログを書く度にお話ししていますが、エアコン(室内機)は冷房/除湿機能を使用していれば、内部の送風ファンや熱交換器、ドレンパン(熱交換器からの結露水を受け止める受け皿)にほぼ必ずカビ汚れ等が発生してしまう電化製品です(こちらのページでも解説しています)。ぜひ定期的なメンテナンスを行い、快適な形での使用をして頂きたいなと思います。

ということで掃除後の写真も。

*

ちなみにこの機種、先述の通り、お掃除ロボの分解等が大変簡単なものとなっており、内部洗浄できる形にするまでの難易度はまったく高くないのですが、分解を進めていたところ、「…ん? ん???」となる状況に遭遇。それがこちら↓↓

矢印の箇所なのですが、送風ファン用のモーター線とは別のリード線が横側からひょこっと出ており、それがドレンパン(熱交換器からの結露水を受け止める受け皿)付近から伸びているのです。このような形で出てくるこの種のリード線をあまり見たことがなかったので

どこからのリード線ですか??🤔

と思い、よくよく確認してみたところ、恐怖😨😨😨

なんと!? ドレンパンの上側に左右ルーバー(風向板)用モーターが付いており、そこから伸びていたリード線だったのです。多くの場合、左右ルーバー用モーターはドレンパンの最横端だったり下側だったりに付いているのですが、この位置に付いていると非常に大きな問題が…。

洗浄の際、水没してモーター故障しますよね、これ…😨

なんです(・∀・;)

一般的なエアコンクリーニングの場合、ドレンパンまでは外さずに内部(熱交換器や送風ファン)を洗う場合がまだまだ多いのですが(弊店のメニューで言うと『ライトプラン』に相当)、その施工内容(かつここにモーターがあることを知らなかった場合)でこの機種を洗浄した場合、上部からの洗浄水飛沫や水の伝わり方によってはおそらくかなりの確率でモーターが浸水してしまい、運転トラブルが引き起こされてしまうのではないかと。。

今回は元請様のいるお客様で、ドレンパンまでは外さない形でのエアコンクリーニングを承っていたのですが、これは明らかに危ないと思い、お客様にもご説明の上、ドレンパンを外して洗浄をさせて頂きました。ちなみに同じ掃除屋さん達は外したドレンパンをご覧頂ければ、その恐怖がより手に取るように分かるのではないかと😂😂

熱交換器のほぼほぼ直下にモーターが位置しています。ドレンパンを付けたままの洗浄で、熱交換器の際まできちんと綺麗にしようと頑張ったら、おそらくトラブルという名の恐怖の大王がやってきます(°ロ°;)
上からの浸水予防としてフィラメントテープでそれとなく防水加工もされているのですが、モーターが浸る程度の水が押し寄せれば、それだけでアウトですね( ˙▿˙ ; )

*

分解容易ではありましたが、その安堵を一気に転覆しかねないトラップが仕掛けられていたようにも思えた今回の機種。どんな時も油断してはなりませんね。。今回は気が付くことが出来て & またひとつ勉強になって、本当に運が良かったです(ˊ▽ˋ*)

ということで、お掃除機能付きエアコンのお掃除、本日も完了です。ありがとうございました!

「!!??」な場面も運の良さで何とかクリア🤣し、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。