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掃除屋さんは汚れを落とし、綺麗をつくるお仕事。ゆえに闘う相手は常に汚れであるわけでありますが、実は同時によく闘っている相手がもうひとつ…。
それは『時間』。
今回はエアコンクリーニングのお話ですが、ひょんなことから時間に追われてしまい、「いやはや…この機種で助かりました😅」という、そんな掃除屋さんの悲喜こもごもです(苦笑)。
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今回のクリーニングはこちら。 富士通ノーマルエアコン「AS-C568H2」(2018年製)です。
今回のエアコンクリーニング(スタンダードプラン)は3年に一度のペースでお掃除をされている、かねてよりお付き合いのあるお客様宅。こちらのエアコン掃除、ちょっとばかり大変なのが階段スペースの上に設置されているという点。
段差があって、スペースもあまりなく、高さも普通(2.4メートル前後)よりちょっと高くて…となると、なかなか掃除屋泣かせなのです。
エアコンクリーニングは製造メーカー、機種、製造年、あるいは上述のような設置環境によって難易度がまったく異なってきます。難易度が異なるということは作業時間も異なってくるということ。
こちらのお客様は何度目かの勝手知ったるものでしたので、おおよその作業時間も分かっているため、今回もそれをお伝えした上で作業をしていきます。
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さてさて、お掃除していくエアコンでありますが、設置場所が脚が伸びる脚立などプロユースの道具がなければお手入れ出来ない場所にあるため、フィルターなども普段はまったくの手つかず。使用しているのは夏の間だけとのことなのですが、前回の清掃から3年目ともなればフィルターの目詰まり具合はご覧のとおり😅
これだけ詰まってしまうと吸気量が減り、エアコンの風量も自ずと低下してしまいます。 エアコンの風量が落ちた気がする…という方はまずはフィルターの具合をチェックしてみてください。 フィルターは◎。それでも効きが悪い。 という場合はさらにその奥にある熱交換器やファンに汚れが堆積しているのかもしれません。その場合は私たちのような掃除屋さんや電気屋さんに相談してみてください。
ということでお掃除開始です。
普段から脚立に乗り慣れているとは言え、足場もなかなか不安定な中なので慎重に作業を進めていきます。
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分解作業が後半に差し掛かったところ、ふと下をみると、お客様が何やらそわそわとされていたのでお伺いをしてみると…
『村上くん、予定より30-40分くらい早く終わらない? キャンセル待ちしてたら美容院の予約取れちゃったの~😆』
と奥様。
あまりにもすがすがしいご相談でしたので、自分も思わず「えっ…(°ロ°;)!?」と口に出てしまいながらも「じゃあ、がんばりますね!」とお返事してしまいました(笑)。
でも、もちろんまったく見込みがなかったわけではありません。実は富士通さんのエアコンは、何とありがたいことか、ドレンパン(冷房使用時に内部で発生する結露水を受ける受け皿。詳しくはこちら)とファンが
バコーーーン!!
と一緒に取り外せてしまうのです。
ということで時間も何とかうまい具合に短縮(*´∇*)
分解が終われば、あとは外した部品と壁に残った部品(熱交換器)を洗うのみです!!
もちろん、組み立てもそれはそれで大変なのですが、お掃除機能付きエアコンに比べれば気持ちもだいぶ楽なんです😁
壁に残った熱交換器を養生し、高圧洗浄していきます。 表から、裏から、と何度も水流をあてることで付着した汚れが落ちていきます。
化粧カバー裏にもカビを確認。 カビ取り剤を使用しつつ洗浄していきます。
吹き出し口にもカビ。。 こちらもしっかり除去していきます。
ファンはカビのこびりつきが少し厄介そうだったので漬け置きにて洗浄。 カビ取り剤にアルカリ剤を混合した液に漬け込み、汚れ落ちしやすいよう作業。
──そんなこんなで、その他諸々も洗い終えたら、組み立てまして…
何とか時間内に完了です!!ヽ(´▽`)/
富士通エアコン様様でした(笑)。
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掃除屋さんは汚れとの闘いばかりが注目されがちですが、時間との闘いでもなかなか四苦八苦したりも…。
とはいえ、時間のご要望があろうとなかろうと、本音を言えば、可能な限り早く、綺麗にしてさしあげたいです。個人様宅でいえば家族以外の誰かが、法人様事業所でいえばスタッフ以外の誰かが、そのパーソナルなスペースに入ってくるというのは、やっぱり多少なりとも疲れてしまいますもの。。(少なくとも自分はそうです😅)
クオリティの維持・向上と時短は永遠の課題ですね。
技術と時短追及の姿勢で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。
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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。