浴室清掃にて渾身のカビ取りに挑戦した日。

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今回はカビ取りのお話。先日、弊店が業務協力をお願いしている長野県の遺品整理/特殊清掃の雄『株式会社GOEN』の小口代表より「退去後の賃貸住宅でカビ汚れが酷い浴室のクリーニング依頼があったのですが、お手伝い頂けませんでしょうか」とありがたいお声がけを頂き、業務応援へと伺いました。

現場はワンルームのお部屋のユニットバス。現場画像は事前に頂いていて何となくの雰囲気は掴んでいたのですが、ゴミ屋敷や孤独死/事件事故現場等の特殊清掃を手掛けられているGOENさんから「カビ汚れが酷くて」と聞けば、“一体どんな現場が待っているのか…”と少なからず戦々恐々としておりました😱

小口代表からは「出来る限りのカビを落として綺麗にして頂ければ」とのオファー内容で、私の方からは「様々な工程を鑑みて、可能であれば2日ないしは3日の作業時間を頂けると助かります」とお返事をし、小口代表にご調整をお願いもしていたのですが、その後、実は私の方が作業時間を取れなくなってしまい、結果、1日こっきりでの作業という形に😫

という何とも情けない作業前相談もしつつ、出だしから躓きかけ、もう本当にどうなることやらです😫

──カビ取りの最大のポイントは『下地づくり』。

さて、いざ現場です!

実際目の当たりにしてみるとカビの黒ずみが酷いところ、そうでないところ、あるいはカビ由来ではなさそうなくすみ/汚れがあり、実に様々です。

浴室はカビ、皮脂、石鹸カス、水垢など様々な汚れが複合的に堆積していってしまう空間のため、状況に合わせた作業手順と洗剤&道具でそれらの除去を進めていきます。

今回は『可能な限りのカビ取り&カビの黒ずみ除去』を最終目標にしていましたので、そこへ辿り着くための工程もいくつかのパターンを想定しながら挑みました。

ちなみに浴室清掃などに伺った際、

というお言葉をお客様よりしばしば頂きます。

でも、どんなカビ取り剤もある程度は効くはずなんです。カビ取り剤が劣化してしまっている場合を除き、効果が無いと感じるのはきっと効き目が出にくい状況で使ってしまっているから。すなわち『カビ取りのための下地づくりが出来ていない』ということ。

── カビの上に石鹸カスや水垢は付着していないだろうか。カビ汚れを落としたい箇所はカビ取り剤が浸透しやすい状況になっているだろうか ──

カビ汚れへの最善のアタック方法をイメージしながら、私たち掃除屋さんは作業を進めていきます。

とはいえ、相手は細菌から13億年もの年月をかけ進化してきた微生物。それはつまり生き残るための優れた戦略を持っている生物だということ。そんな強者に対し、何度アタックをしてみてもうんともすんとも言わず、まったく歯が立たないことも往々にしてあります。

その時は敗者としてカビの強さを賞賛するとともに、お客様へは「本当に申し訳ございません💦」とただひたすらに謝り倒し、お許しを請うている次第でございます(苦笑)。

そんなシーンが頭の中を一瞬よぎりつつも、以下の武器を手に手に戦いました。

  • 酸性洗剤
  • アルカリ洗剤
  • 強酸
  • オゾン
  • カビの染色を漂白する次亜塩素酸ナトリウム
  • アルコール類 など

結果、

次の入居者様が気持ちよくお使い頂けるくらいには回復出来て一安心😂 GOEN・小口代表からも

とのお言葉を頂き、これまた一安心。今回もまた、大事な仕事を私に預けてくださった小口代表、この場でも改めて御礼申し上げます。

しかも後日、GOENさんのYouTubeチャンネル『原状回復ch GOEN』でも作業時の様子をご紹介頂いてしまいました😆 カビ取り作業にご興味ある方はぜひ目を皿のようにしてご覧くださいませ。カビ取り作業の重要機密が映りこんでいる! …かも?🙄

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

「カビ取りはカビ取りのための下地づくりが重要です!」のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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