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とある不動産オーナー様が入居前物件のお掃除を頑張ってやられたそうなのですが、どうしてもやりきれなかったところがあるということでお声がけを頂いた案件。
浴室鏡の水垢汚れでした。
見た瞬間、内心
“うわぁ…これは大変だ…”
でございました(苦笑)。水垢汚れが堆積しやすい鏡下部はほぼほぼ何も見えず…。
水垢汚れは『水垢』とひとくくりで言ってしまえばとても簡単なのですが、実はいくつか種類があります。
- マグネシウム系の水垢……金属石鹸
- カルシウム系の水垢……炭酸カルシウム
- シリカ系の水垢……二酸化ケイ素
と、それぞれの詳細をお話しするには自分の知識もまだまだ未熟でもありますし、長くなってもしまうのでここでは控えますが、厄介なのはそのそれぞれに効く洗剤(=成分)がすべて異なっているということ。しかも水垢は不溶性といって水や洗剤が馴染みにくい性質を持っているため、様々な水垢汚れが複合的にあまりにも多く付着している場合、まさに手を変え品を変えの作業を強いられることも少なくなく…といった具合になります😅
──鏡(ガラス)の研磨はやっぱり時間かかります。
で、今回の鏡、作業前に触って見たところ、シリカ系の水垢が多く付着してしまっているようでした。このシリカ汚れというのがもっとも手強く、水の中のシリカ(ケイ素)と鏡表面ガラスの二酸化ケイ素との結合で出来てしまっており、基本、研磨などで落としていくような汚れになります。
「水垢取れるは取れますが、取り替えた方が確実ですよ💦」
の本音も思わず漏れ、オーナー様にもお話をしてみましたが、大きな全身鏡だと新品への取り換えにも相応の費用がかかってしまうとのことで
「掃除で美観と機能が回復するならお任せしたい🙏😫」
と改めて背中を押されてしまい、お引き受け😂
そんなこんなで、さあ、作業です! 洗剤を変え、研磨の道具を変え、あれこれ奮闘すること1.5時間。
角度を変えてよくよく見れば、どうしても残ってしまっているところはあるのですが、鏡としての機能回復は出来ました。
「え!? こんなに綺麗になるんですね!!😲」
と仕上がりOKのお返事も頂きまして、ほっとひと安心。お役に立てて良かったです。
けれども、鏡を磨く前に、自分の腕ももっともっと磨かねばなりませんね😂
ということで本日のお掃除もこれにて完了です。
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作業中なかなか思い通りにいかず、ちょっと泣きそうにもなりましたが、それでも出来る限りの作業で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。
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