⇒エアコンクリーニングのページはこちら
以前、浴室清掃にてご縁ありましたお客様よりエアコンクリーニングのご依頼を頂き、お伺い。今回は三菱電機製のお掃除機能付きエアコンです。
家庭用壁掛けエアコンにおいてはお掃除機能付き(=フィルターの自動清掃や熱交換器部分の洗浄機能など)の販売が主流となっていますが、この機能、便利さをもたらしてくれる反面、色々なデメリットもあります。そうした部分についてもご理解を頂けると日々のエアコンメンテナンスやそれこそ購入にあたっても失敗のない選択が出来るかなと思いますので、ぜひ意識して頂きたいところです😀(そんなことについてを詳しく記載したブログはこちら)。
さて、クリーニングをさせて頂いたエアコンはこちら。
三菱電機さんのお掃除機能付きエアコン『MSZ-BXV3620-W(2020年製)』です。
風向板の取り外しや開閉が出来、吹き出し口やファン部分までが簡単にお手入れ出来るようになっているメンテナンス性に優れたシリーズの機体ですね😀
作業は弊店『アドバンスプラン』での承りです。
お客様ご自身でもエアコン内部の汚れは気にされていてお手入れもしていたそうですが、送風ファンなどのお掃除はやはりなかなか難しそうとのことでご依頼を頂きました。
では、分解をして汚れを確認 & 『フィルターお掃除ロボ』『熱交換器』『送風ファン』といった汚れの溜まりやすいパーツを洗浄しやすい状態にしていきます。
冷房時に湿気と空気が通り抜けていく部分(ドレンパン、送風ファン、熱交換器)にはしっかり埃とカビ汚れが堆積しています。エアコンは冷房/除湿機能を使えば、必ずカビ汚れが堆積してしまう電化製品です。それはお掃除機能付きとて変わりありませんので、それだけは知りおいて頂いた上で上手にエアコンとお付き合いをしていってほしいなぁと思います。
──日頃のメンテナンスで機能性/快適性も結構違ってきます。
たとえば、ご自身で出来るところのメンテナンスは日頃されるだけでも使用感(吹き出してくる風の感じ、内部の汚れるスピードなど)も結構違ってくるんですよ😄
- 【フィルター清掃】 お掃除機能付きのものでもした方が良いです。お掃除ロボに任せっきりにしておくとロボの動きの特性上、どうしても埃をフィルターに押し付けてしまう現象が起きてしまうため、フィルターの目詰まりがしやすくなってしまいます。水洗いなどを時々行って目詰まりしないようメンテナンスを心掛けましょう。
- 【風向板や吹き出し口の拭き掃除】 送風路部分で拭き掃除が出来るところは拭き掃除をしましょう。風向板(=風の最終的な出口)に見えるほどのカビが付着してしまっている時は内部汚れもだいぶ進んでいると考えられるため、それはもうエアコンクリーニングのタイミングなのかもしれません。とはいえ、見えている汚れを除去するだけでもカビが直接風に乗ってお部屋にまき散らされることの軽減には繋がりますのでぜひお手入れ頂ければなと思います。
- 【内部クリーン機能の活用】 内部クリーン機能があるエアコンであれば、同機能を活用することでカビの繁殖やニオイの発生を抑制することが出来ます(発生してしまったカビ汚れの除去は叶いませんが💦)。冷房/除湿機能を使った後のエアコン内は湿気が充満していますので、内部クリーン機能で内部を乾燥させることはカビの抑制にも効果的です。
出来る部分はやってみて、それでも不快な部分や不安なところが出てきてしまったら、私達みたいな清掃業者に声がけをしてみる。それがメンテナンス費用をお得にしたり、エアコンの維持/使い方としてもコストパフォーマンスが高くなる秘訣でもあります😄
時々、何年もお手入れをせず、たまたま汚れを見つけてしまったからとエアコンクリーニングをご依頼される方がいらっしゃいます💦 そのようなご依頼場面で本当に多いのが、汚れのせいで部品の劣化が酷くなってしまっていてクリーニング自体が行えなかったり、クリーニングをしてもどうにも正常な機能を取り戻せない状態*になってしまっているというケース。
* 特に熱交換器。熱交換器には『親水コーティング』という熱交換器に発生した水分が水滴状(撥水状態)にならないためのコーティングが施されているのですが、これが煙草のヤニや油分等の汚れによってダメージを受けてしまっていると、洗浄した際にそのコーティングまで剥がれてしまう場合があります。
すると、熱交換器上に発生した水分が水滴状になって送風ファンの風に引き寄せられやすくなり、結果、吹き出し口からの水飛びや水漏れの原因になってしまうのです。
たとえるなら、車のフロントガラスに撥水施工をしていると雨が粒状になって風で勢いよく飛んでいきますよね。あのような状態がエアコン内部で起きてしまっているイメージになります。
「エアコンクリーニングをした後に水飛びするようになった」ということの原因がこうしたことに起因していることもしばしばです。
日頃のメンテナンスで防げたことが防げていないせいで、お掃除のタイミングが遅すぎたせいで、結果としてエアコンの寿命が縮まってしまい、クリーニングで済むはずだったものが買い替えになってしまったり…ということも少なくありません😥
ちなみに今回のお客様はご自身でも吹き出し口部分のカビ汚れを清掃してくださっています。もちろん奥の方までは届きませんのでそれは仕方がないことですが、ご自身でお掃除をされたことで『埃とカビ汚れの堆積に気づけた = エアコンの機能低下や健康被害発生の予防』にしっかりと繋げることが出来ています。
これは安心と快適な暮らしをコスパ良く継続的に実現していく上でもとても大切なアクションだと思います。お掃除に携わる人間としてもすごく嬉しかったりもしますしね😁 私も出来る限りの作業でしっかりと快適の後押しをしていきたいと思います!
*
さあ、お掃除です。熱交換器を見れば埃の堆積、送風ファンを見れば埃とカビの堆積、吹き出し口を見ればカビの付着。全て落としていきます。
ということで本日のお掃除もこれにて完了です!
S様、この度は浴室清掃に引き続いてまたお声がけをくださり、誠にありがとうございました。ご家族皆様、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けること心よりお祈りいたしております。ありがとうございました!
*
「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。
⇒エアコンクリーニングのページはこちら
※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂いております。