浴室汚れをリセット。浴槽の青色ジミと床の黒ずみ落としに奮闘した日。

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かねてよりお付き合いのあるお客様から「お風呂掃除についてちょっと相談したいかも…と言っている知り合いがいるんですが」という紹介のお声がけを頂き、須坂駅近くの当該お宅様へとお伺い。

伺ってみると設置20年前後の浴室で、過去に何度か、ご相談主様のお母様がダスキンさんにお掃除をお願いしていたとのこと。ダスキンさんのお掃除に満足いかないところがあったというわけでもなく、今回たまたま私のことがご相談主様のお耳に入ったため「それならちょっと相談してみよう」というところからはじまったご縁でした。

*

そんなこんなで一度下見をさせて頂いたりしつつも正式にご依頼頂きましたため、お掃除をしてまいりました😄

まずは天井に付いている換気扇から。ほとんど使っていなかったそうで、汚れとしてはうっすらと埃やカビが付着している程度。それでも一緒に目視をしてお掃除出来、安心もしてもらえたので良かったです👌

そして、ここからが時間のかかる戦いでございました😅 以前ダスキンさんにお掃除をしてもらったのが2年くらい前とのことでしたので、普段のお掃除では取り切れていなかった汚れが2年の時間を経て、やはりなかなか頑固になってきておりました。

浴室は水垢、皮脂汚れ、石鹸カス、カビといった要素が複合的に堆積している場所で、それらを落とす手段や洗剤もそれぞれ異なってきます。長い時間をかけて付いた汚れはそう簡単には落ちてくれません。まさに手を変え、洗剤を変え、ということを繰り返して綺麗にしていくため、自ずと時間がかかってしまいます。

扉の下枠部分に付着した水垢とカビ、扉のアクリル板にもやもやとはびこる水垢とカビ、レール溝にしっかりこびりついた水垢とカビ😨 掃除しやすいように扉を外して、酸性洗剤やカビ取り洗剤を駆使しながら除去していきます。

床部分には水垢と皮脂&石鹸カス汚れ、小物置き台部分にはそれに加えてカビの黒ジミです。

床部分は酸性洗剤を塗布し、少し時間を置いた後にブラッシング。物置き台部分やカラン部分は擦り処理をした後、酸性洗剤とカビ取り剤を使って綺麗にしていきます。

──浴槽に付いた青色汚れは難易度高し。

最後の難関が浴槽でした。浴槽に青色の線のようなものが見てとれます。いつもお湯はりをする水位のところに出来たりするこれは『銅石鹸』と呼ばれるもの。銅石鹸は給湯設備の配管に使われている銅管の銅イオンが水に溶け出し、人の皮脂や石鹸成分に含まれた脂肪酸と反応して青色の汚れとなり付着する物質だと言われています。

『銅石鹸』と調べるとその落とし方についてはネット上にも多数の記事があったりするので興味のある方は調べてみて頂ければと思いますが(実践される際は自己責任でお願いいたします)、実際のところ、どんな落とし方が正解なのかは私にもよく分かりません💦

というのも「セオリーとしたらこの落とし方なのかなぁ」という手順があったりはするのですが、それで上手くいく時といかない時がよくあるためです。とすると、前述の脂肪酸との反応以外にも『水分中のミネラル(カルシウムやマグネシウム等)との反応』や『温度』による影響も強くあるような気がします。現場によって、使う洗剤、使う順番、作業の時間なども異なってくるため、未だ銅石鹸の落とし方については模索の最中です🙄

あけすけに言ってしまえば、「銅石鹸はとても難しい汚れですので、浴槽のコンディション(表面コーティングが生きているかどうか)や汚れの状況によっては落ちないこともありますのでご了承ください」といったところでしょうか😅

とりあえずほぼほぼの除去は出来たのでほっと一安心。それ以外の水ジミとでも言いますか、が少し残ってしまってはいるのですが、設置から20年、浴槽のコーティングが劣化していることもあり、これ以上シミの色味に変化が現れることもなかったため、清掃*としての作業はここまでとさせて頂きました。

*これ以上の綺麗さを追求する場合は研磨や再コーティングなどの『リペア』作業がひとつの選択肢となります。

それでも、ご依頼主様から

と頂くことが出来、嬉しかったです😊

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

M様、この度はご相談ならびにご依頼をくださり、誠にありがとうございました。ご家族皆様、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けること心よりお祈りいたしております。ありがとうございました!

*

「ん~、取れないなぁ…じゃあ、こっちの手順かなぁ…」と浴室で延々と独り言ちるお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂いております。

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