須坂市で三菱のお掃除機能付きエアコン(ZWシリーズ)をクリーニングした日。

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恥ずかしながら、弊店のホームページは特別な検索上位表示対策などを行っていないため、弊店を知る方からのご紹介以外で弊店ホームページからご依頼くださる(=ホームページを見つけてくださる)お客様はそう多くはございません😅

そんな中、ホームページからエアコンクリーニングをご依頼くださったH様。今回お伺いをさせて頂きましたお客様です。

日本エアコンクリーニング協会のホームページから弊店を見つけて頂いたそうなのですが、こんな文字だらけの弊店ホームページを目の当たりにした上でもご注文をくださるという😂 私の方が驚いてしまいました(笑)。

弊店ホームページについては「文字ばっかりで見る気も失せるから早く直しなさい!」と気の置けない方々から始終ご指摘を頂くのですが未だ手つかずでして💦

そんなホームページであるにもかかわらず、ご覧頂き、お声がけ頂き、H様、本当にありがとうございました🙇‍♂️

──お掃除機能付きエアコンでも内部のお手入れは必要です。

さて、クリーニングです。H様もエアコンクリーニングを清掃事業者に頼むのは初めてとのことだったのですが、フィルターや吹き出し口、送風フラップなどのお手入れはご自身でこれまでされてきたとのこと。

エアコンの構造や汚れについても見識をお持ちだったので私も思わず嬉しくなってしまい(後になってみると押し付けがましかったかなとも反省したのですが💦)、エアコンの構造や汚れをH様と一緒に見ながら、お話ししながら、エアコン美化のお手伝いをさせて頂きました。

『三菱電機製MSZ-ZW8019S-W(2019年製)』。

フィルター自動お掃除機能付きエアコンです。作業内容は『スタンダードプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、送風ファンも出来る限り洗いやすい形にした上でお掃除していきます。

分解して中の汚れ状況を確認していきます。お掃除機能を有したエアコンの場合は「外装カバー」→「風向板」→「電装部品」→「お掃除機能部品(ロボ)」→「ドレンパン」の順に各パーツを外し、その内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

ちなみに私にお目にかかったことのある方は何度も同じ話を聞かされているかもしれませんが

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、フィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂き、お手入れについての考え方、エアコンを買い求める際の考え方などの参考にして頂けたらと思います。

と、そんなことを今回も相も変わらずお話しさせて頂きました😅 ということで簡単ではありますがご説明。

お掃除機能付きなどの高機能エアコンは構造部品が通常エアコンに比べて非常に多く、中の構造も複雑でどうしても通気性が悪くなってしまっているため、冷房/除湿使用時のエアコン内部に発生した湿気が逃げにくい(=カビが繁殖しやすい)傾向にあります。また、構造部品が多いということはカビや埃が付着する表面積もそれに比例して多くなっているため、自ずと汚れが堆積しやすい環境となってしまっています。

フィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボはフィルターに付いた埃を掃除機のような強い力で吸い込んだり、強力な風で吹き飛ばしてくれるわけではありません。ロボに備わったブラシでフィルター表面を撫でながら大きな塵や埃を払ってエアコン内部に設置されたダストボックスに回収、あるいは埃排出ホースを通じて戸外へと排出してくれる機能です。

その過程ではブラシがフィルターの奥に埃をさらに押し込んでしまう現象が少なからず起きてしまっており、そのためフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。

熱交換器部分には埃が堆積して詰まってしまっています。詰まりのせいでここを通り抜ける風量が少なくなるとエアコンの効きが弱くなったと感じることもあるのでしっかりメンテナンスしておきたい部分です。

また、エアコンがキッチンのすぐ側にあるなど油煙を吸い込みやすい場所に設置されているとフィルターに付着した油のベトツキがお掃除ブラシによってさらにこすりつけられてしまい、フィルター自体の目詰まりが促進されてしまうこともしばしばです。

フィルター自動お掃除機能のある機種の場合、お掃除ロボがフィルターから取り除いてくれた埃はエアコン内部のダストボックスに収納されます。ダストボックスのお手入れを怠るとダストボックスから機体内部へと埃があふれ、逆にエアコンを汚す原因となってしまいます。フィルターのお掃除は必要なくともダストボックスのお手入れが必須となることはぜひ覚えておいてください(;^_^A

様々な機能が付いた高機能エアコンは販売価格が高くなってしまうのは当然なのですが、見落としてはいけないのが故障率です。高機能エアコンだから故障しやすいというわけでは決してないのですが、単純に経験則や確率論からによる仮説です。部品が多いということはそれだけ不具合を起こす可能性のある箇所が多くなってしまうため、自ずと故障のリスクも高くなってしまうということですね。

また、私たちのような専門業者にお掃除をご依頼される場合、価格が高くなってしまうのもデメリットと言えます。高機能エアコンの場合は作業工程が多く、作業時間も通常エアコンの倍ほどにかかってしまうため、どうしてもそのような形になってしまいます。

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ざっとではありますが、以上がお掃除機能付きエアコンを主体とした高機能エアコンの大きなデメリットではないでしょうか。

もちろん機種や設置場所、使用状況によっても異なってくるため一概には言えませんが、大概あてはまる上記についてはぜひ覚えておいて頂けるとエアコンとの付き合い方、向き合い方を考えていく上でも良いのかなと思う次第です😄

そんな話をH様とも各部を眺めながらお話しすること&作業させて頂くこと3時間。無事エアコンからの綺麗な空気を取り戻すことが出来ました。

ドレンパンと呼ばれる冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止める露受けです。冷房使用している時はずっと水分が溜まっているのでどうしてもカビ汚れが発生してしまいます。
送風ファンにもこもことしたカビ汚れが見えはじめたらメンテナンスをお考え頂けると安心かなと思います。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

H様、この度は弊店を見つけてくださり、そしてご依頼くださり、誠にありがとうございました! お仕事お忙しいかと思いますが、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けるよう心よりお祈りいたしております。

今回使った主な洗剤・資器材は

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「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

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