エアコンクリーニング中に部品を破損させてしまった日。

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エアコンクリーニングで怖いことのひとつが部品の破損です。もっと言えば、それこそクリーニング後にうんともすんとも言わなくなって冷暖房すらも使えなくなってしまうような故障です。

──エアコンクリーニングで起こりやすい破損とは?

エアコンを完全に故障させてしまうということはそれほど多くはない(※)のですが、それでも以下のようなプラスチック製部品の破損は珍しくありません。

  • 外装カバー
  • 羽(フラップ/ルーバー)
  • ドレンパン
  • 送風ファン

これらは経年劣化で割れやすくなっていたりもするため、メーカーが定める標準使用期間(製造から10年)を過ぎてしまっている機種は特に注意です。替えの部品がない場合もほとんどですから💦


私の場合はエアコンを完全に故障させてしまったというのはこの10年間で3台あまり。それぞれ製造から10年、20年を超えた機体であったということは共通項ですのでやはり古いエアコンは要注意です。より詳しい状況をお知りになりたいという方はぜひお問い合わせください(苦笑)。

──そして今回、久しぶりにやってしまいました「送風ファンの破損」。

今回お掃除させて頂いたのは三菱電機製のお掃除機能付きエアコン。外装カバー、羽、ドレンパンと各部を分解し、諸々をクリーニングしていくところまでは順調でした。

そして送風ファンを洗う段階になり、ファンを高圧洗浄していた時のこと。

嫌な音がしました。

送風ファンを洗う際はファンに付着したカビ汚れが内部(熱交換器の裏側)に飛散してしまうことを防ぐため、指やプラスチック製のヘラでファンの回転を抑えながら洗浄しているのですが、抑えた瞬間、その嫌な音がしたのです。

はい、もう感触で分かりました。

と😭

ヒビでも入っていたのか、劣化していたのか。いつも通りの力加減でファンを抑えて洗浄していたのですが、割れてしまうような予兆にも全く気づくことが出来ませんでした😭

 ほんの束の間、現実逃避をするものの、ドラえもんがいなければ過去には戻れません。とりあえず送風ファンの洗浄を終えたところでお客様にご報告。

もうですね、報告の際は本当に意気消沈です。つい数分前までは

と喜んで掃除をしていたのですが、一瞬で

です(苦笑)。

ですが、気持ちが沈んだからといって、そのせいでさらに新たなトラブルを引き起こしてはもう目も当てられません。奮起し、残りの作業にミスがないよう頑張ります。そして組み立て完了後に無事(いや、すでに無事ではないんですけどね😅)の運転を確認した上で改めてご説明です。

送風ファンの一部が欠けても冷暖房は使えますが、

  • 送風のバランスが崩れる
  • 異音発生の可能性につながる
  • さらに破損が広がり、割れた羽が飛んでくる可能性がある

といったリスクがあるため、後日新品のファンに交換させて頂くことに。交換までの間、使用には注意頂くことも申し添え、取り急ぎその日は失礼をさせて頂きました。

──無事交換で一安心。

2週間後、取り寄せた新品の送風ファンを交換。動作確認も問題なく、無事に作業を終えることが出来ました。

今回は冷房が使えなくなってしまうというような破損ではありませんでしたが、最悪のケース(=エアコンが完全に故障)を考えた際には真夏時のエアコンクリーニングはやはりなかなか怖いなと思う部分があります。

エアコンクリーニング時の部品破損はこのように実際に起こってもいますので、エアコンクリーニングを利用される方々にはぜひ見知りおいて頂ければと思う次第です。

──古いエアコンは破損リスクを理解してクリーニングを。

今回のようにエアコンクリーニングには部品破損のリスクが伴います。特に10年以上経っている機種は部品が脆くなっており、割れやすかったり壊れやすかったりもします。

──【依頼前に確認しておくと安心なポイント】──

◎古い機種の場合、部品供給があるか事業者に確認する
◎エアコンの設置状況を写真で伝えるなど安全な作業が出来そうか確認する
◎真夏・真冬のピークシーズンを避けて依頼する

今やエアコンクリーニングは快適な暮らしに欠かすことが出来ませんが、こうしたリスクがあることもぜひ知っておいて頂ければと思います。私自身も一層の注意を払い、安心してご依頼頂けるよう努めてまいります💦

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

K様、この度は大変ご迷惑をおかけいたしました。にもかかわらず、

と破損の際も、交換の時にも温かくご対応頂き、私の方こそ救われる思いでした。本当にありがとうございました。お仕事等お忙しいかと思いますがお体にはくれぐれもご自愛頂きまして、またご家族皆様方のご健勝も心よりお祈りいたしております。

*

エアコンクリーニングで日々の暮らしの快適をしっかりサポート。するつもりが今回はご迷惑をおかけしてしまいました💦 大変情けなく、お恥ずかしい限りです。それでも今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂いております。

長野市でスズメバチ駆除にお伺いした日。

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今年の酷暑、皆さんいかがお過ごしでしょうか。人間だけでなく、どうやら虫たちにも大きな影響が出ているようで🤔

最近よく耳にするのが『スズメバチの営巣や繁殖が例年より早い』という話。暑さが影響して、活動のタイミングにズレが生じているようです。

とはいえ、35℃を超えるような異常な高温では虫たちの活動も鈍化するはず。実際のところ、活発になっているのか、むしろバテているのか…。まだまだ観察が必要ですね。

それでもこのまま高温傾向が続けば、いずれは気候に適応する昆虫が出てきてもおかしくないのかもしれません。生命の進化や環境適応の神秘などに思いを馳せつつ、本日も現場へと。

──長野市・善光寺北側でのスズメバチ駆除。

ご相談を頂いた場所は長野市の善光寺さん少し北側の地域。ちなみに今回の現場も遺品整理や特殊清掃を手掛けるGOENさんからのお声がけ。「作業予定の現場にスズメバチの巣があって…😓」ということからでした。

話を伺うと、巣があるのは軒下とのこと。この時期の昼間ですと、もし相手がキイロスズメバチだった場合は長丁場になる可能性が高く、覚悟を決めて訪問。

が、実際に確認をしてみると……相手はコガタスズメバチで、しかもまだ巣が小さめ。近隣にも大きなご迷惑をかけるようなことにもならず、ちょっとひと安心😄 ですが、もちろん油断は禁物です。

スズメバチとひと口に言っても、その性格や攻撃性には種類ごとに違いがあります。参考までに主な種類の特徴をご紹介しておきます。

種類 攻撃性特徴
オオスズメバチ非常に高い日本最大。巣への接近で即座に攻撃してくる。
キイロスズメバチ高い都市部にも多く、巣が非常に大型化する。
コガタスズメバチやや高め比較的おとなしいが、刺激すると集団攻撃も

今回のコガタスズメバチはこちらから巣を揺らしたり近づきすぎたりしなければ、比較的穏やかな性質です。それでも防護服なしでは危険なため、きちんと装備をして作業に臨みます。

──駆除作業の手順とポイント。

巣がそれほど大きくないとはいっても、いきなり巣を駆除しようとすると「巣が襲われている!」と蜂たちに伝わってしまい、一斉攻撃に繋がる可能性があります。

そのためまずは巣の入口を蓋で塞ぎ、内部の蜂と外の蜂の連絡を断ちます。次に巣の外にいる働きバチの戻りを待ちつつ、粘着シートなどで順次捕獲。

今回の巣はまだ成長初期~中期で成虫は30匹以下。巣の中にはまるまる太った幼虫や蛹、卵もたくさん見られました。これらがすべて成虫になっていたら…と考えると、やはり早めの対応が肝要ですね💦

──ご自身での駆除をお考えの方へ。

5~6月の営巣最初期であれば、市販のスズメバチ用殺虫剤でも駆除できることもあります。ただし、それ以降は巣が大きくなり、薬剤が巣全体(=内部)に届きにくくなるため、失敗=攻撃されるリスクが急増します。

殺虫剤を外から噴射するだけですと巣を壊したり中途半端な刺激を与えてしまい、逆に蜂たちを興奮させてしまうことにもなりかねません。蜂たちが一斉に飛び出してきた時には簡単な装備や対応力ではとても太刀打ちできません。

──蜂が怖いからこそ伝えたいこと。

私自身、子どもの頃にスズメバチに取り囲まれ、刺された経験があります。あの時の恐怖と痛みは今でもよく覚えています。だからこそ、同じような経験をする人が一人でも減ってほしい。そんな思いでスズメバチ駆除の仕事にも携わらせて頂いています。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

これから秋にかけては、スズメバチの活動がさらに盛んになります。ご自宅の軒下や庭先などで異変を感じたら、お気軽にご相談ください。

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スズメバチの駆除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※ご依頼主様個人が特定出来ないことを考慮した上で、(株)GOEN様にも許可を頂き、お話をご紹介させて頂いております。