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今年の酷暑、皆さんいかがお過ごしでしょうか。人間だけでなく、どうやら虫たちにも大きな影響が出ているようで🤔
最近よく耳にするのが『スズメバチの営巣や繁殖が例年より早い』という話。暑さが影響して、活動のタイミングにズレが生じているようです。
とはいえ、35℃を超えるような異常な高温では虫たちの活動も鈍化するはず。実際のところ、活発になっているのか、むしろバテているのか…。まだまだ観察が必要ですね。
それでもこのまま高温傾向が続けば、いずれは気候に適応する昆虫が出てきてもおかしくないのかもしれません。生命の進化や環境適応の神秘などに思いを馳せつつ、本日も現場へと。
──長野市・善光寺北側でのスズメバチ駆除。
ご相談を頂いた場所は長野市の善光寺さん少し北側の地域。ちなみに今回の現場も遺品整理や特殊清掃を手掛けるGOENさんからのお声がけ。「作業予定の現場にスズメバチの巣があって…😓」ということからでした。
話を伺うと、巣があるのは軒下とのこと。この時期の昼間ですと、もし相手がキイロスズメバチだった場合は長丁場になる可能性が高く、覚悟を決めて訪問。
が、実際に確認をしてみると……相手はコガタスズメバチで、しかもまだ巣が小さめ。近隣にも大きなご迷惑をかけるようなことにもならず、ちょっとひと安心😄 ですが、もちろん油断は禁物です。

スズメバチとひと口に言っても、その性格や攻撃性には種類ごとに違いがあります。参考までに主な種類の特徴をご紹介しておきます。
【スズメバチの種類と危険度の違い】
種類 | 攻撃性 | 特徴 |
オオスズメバチ | 非常に高い | 日本最大。巣への接近で即座に攻撃してくる。 |
キイロスズメバチ | 高い | 都市部にも多く、巣が非常に大型化する。 |
コガタスズメバチ | やや高め | 比較的おとなしいが、刺激すると集団攻撃も |
今回のコガタスズメバチはこちらから巣を揺らしたり近づきすぎたりしなければ、比較的穏やかな性質です。それでも防護服なしでは危険なため、きちんと装備をして作業に臨みます。

──駆除作業の手順とポイント。
巣がそれほど大きくないとはいっても、いきなり巣を駆除しようとすると「巣が襲われている!」と蜂たちに伝わってしまい、一斉攻撃に繋がる可能性があります。
そのためまずは巣の入口を蓋で塞ぎ、内部の蜂と外の蜂の連絡を断ちます。次に巣の外にいる働きバチの戻りを待ちつつ、粘着シートなどで順次捕獲。


今回の巣はまだ成長初期~中期で成虫は30匹以下。巣の中にはまるまる太った幼虫や蛹、卵もたくさん見られました。これらがすべて成虫になっていたら…と考えると、やはり早めの対応が肝要ですね💦

──ご自身での駆除をお考えの方へ。
5~6月の営巣最初期であれば、市販のスズメバチ用殺虫剤でも駆除できることもあります。ただし、それ以降は巣が大きくなり、薬剤が巣全体(=内部)に届きにくくなるため、失敗=攻撃されるリスクが急増します。
殺虫剤を外から噴射するだけですと巣を壊したり中途半端な刺激を与えてしまい、逆に蜂たちを興奮させてしまうことにもなりかねません。蜂たちが一斉に飛び出してきた時には簡単な装備や対応力ではとても太刀打ちできません。
──蜂が怖いからこそ伝えたいこと。
私自身、子どもの頃にスズメバチに取り囲まれ、刺された経験があります。あの時の恐怖と痛みは今でもよく覚えています。だからこそ、同じような経験をする人が一人でも減ってほしい。そんな思いでスズメバチ駆除の仕事にも携わらせて頂いています。
スズメバチの巣を見つけたら、どうか『不用意に近づかない』『刺激をしない』を心がけてください。そして、もし少しでも「怖い」と感じたら、迷わず専門業者にご相談ください。
ということで本日のお掃除もこれにて完了です!
これから秋にかけては、スズメバチの活動がさらに盛んになります。ご自宅の軒下や庭先などで異変を感じたら、お気軽にご相談ください。
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スズメバチの駆除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。
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※ご依頼主様個人が特定出来ないことを考慮した上で、(株)GOEN様にも許可を頂き、お話をご紹介させて頂いております。