須坂市で昨年に続いてエアコンクリーニングをご依頼頂きましたが、最後の最後で不甲斐なかった日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

昨年、初めてのエアコンクリーニング(→その時の記事はこちら)をお任せ頂いたお客様より、今年もリピートのご依頼を頂き、須坂市へとお伺いしてまいりました。

三菱電機さんのお掃除機能付きエアコン『MSZ-HXV5620S-W(2021年製)』です。

風向板の取り外しや開閉が出来、吹き出し口やファン部分までが簡単にお手入れ出来るようになっているメンテナンス性に優れたシリーズです。

作業は昨年に引き続き送風ファンまでを取り外して清掃する『アドバンスプラン』にて承っていたのですが、汚れ具合から判断して、その一歩手前の洗浄内容でも十分環境回復が出来ると思い、『スタンダードプラン』にてお掃除をさせて頂きました。

──小さなお子様のいるご家庭で、リビングのエアコンをクリーニング。

リビングで一年を通して大活躍していたエアコン。内部を覗くと吹き出し口や風向板にすでにカビ汚れが確認できました。

私のことを見知り頂いている方にとっては毎度毎度のセリフで大変恐縮ですが💦

エアコンは冷房・除湿運転をすれば、必ず内部にカビ汚れが発生してしまう電化製品です。お掃除ロボ付きや凍結洗浄機能付きなどの高機能機種でもその点は変わりません。

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですのでフィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂き、お手入れについての考え方、エアコンを買い求める際の考え方などの参考にして頂けたらと思います。

ということで改めて「お掃除機能付きエアコンの盲点」についてのご説明です😄

──お掃除機能付きエアコンの意外なデメリット3選。

高機能エアコンは部品が多く通気性が悪いため、冷房運転中に発生した湿気が逃げにくくカビが繁殖しやすい傾向にあります。また、部品の表面積が多くなってしまっている分だけ汚れも付きやすくなっています。

お掃除ロボは埃を掃除機のような強い力で吸い込んだり、強力な風で吹き飛ばしてくれるわけではありません。ロボに備わったブラシでフィルター表面を撫でながら大きな塵や埃を払いエアコン内部に設置されたダストボックスに回収、あるいは排出ホースを通じて戸外へと排出してくれる機能です。

ダストボックス式の場合、自動お掃除機能によって掃除されたフィルター汚れ(埃)は内部のダストボックスに溜まります。これを放置すると埃があふれ、内部を再び汚す原因に…。

フィルター掃除は不要でも、ダストボックス掃除が必要なことはぜひ覚えておいてください。

お掃除ロボのブラシがフィルター表面の埃を撫で取ろうとする過程では“ブラシが埃をフィルターで裏ごししてしまう”という現象が少なからず起きてしまっているため、お掃除機能付きのエアコンではその奥にある「熱交換器」が汚れやすくなってしまってもいます。

ざっとですが、以上がお掃除機能付きエアコンを主体とした高機能エアコンの大きなデメリットではないでしょうか。

ともすれば、汚れやお掃除を気にされる方ほどフィルター自動お掃除機能は実はそう頻繁には使わない方が逆に良いという場合もありますし、汚れ具合を一年に一度はご確認頂いた方がやっぱり安心かなとも思います。

空気の安心安全をお考え頂いた上で使用されるのであれば、どんなエアコンも定期的な内部洗浄は必要不可欠です。汚れのチェックやクリーニングを習慣にして、エアコンを清潔に、そして長く快適に使って頂けたら嬉しい限りです。

*

さて、お掃除です。外した部品はもちろん、熱交換器や送風ファン、吹き出し口に付いた埃やカビ汚れを落としていきます。

熱交換器。アルミフィンと呼ばれる薄いアルミの板が並んでいる部分には細かい埃が詰まりはじめていました。
冷房使用時に発生した結露水を受け止める露受け皿(ドレンパン)です。昨年お掃除していてもやはりカビの塊があちらこちらに付着しています。
吹き出し口全体に黒いポツポツが見えはじめたらカビ汚れが広範に渡っている証拠でもあるので「そろそろ内部クリーニングの時期かな…」とお考え頂けると良いかなと思います😄
洗浄汚水が澄んでくるまで内部を洗います。エアコンもひと夏ふた夏頑張ればこのように汚れますので、人と同じく時々はメンテナンスをしてあげてください。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

と、すっきり気持ち良く失礼出来れば良かったのですが、実は最後の最後にお客様にご迷惑をおかけしてしまいました…。

──作業後…最後の最後に痛恨のミス。

無事にクリーニングが完了し「これで気持ち良くお使い頂ける」と思っていたのですが――

実のところ、本来は2台のエアコンクリーニングをご依頼頂いていたんです。

もう1台も昨年お掃除をさせて頂いた機体だったのですが、作業前に汚れ具合を一緒に確認した際、汚れがほとんど見られなかったため、「汚れが少ないので今回は見送りでも良いかもしれませんね」とお伝えしたつもりが私の言葉足らずですれ違いを招いてしまい、先のエアコンクリーニングを終え、失礼しようとした際、お客様から

とお声がけ頂き、

と一瞬、頭が真っ白に。

自分だけの早合点で「クリーニングは一台で大丈夫ですね」となってしまっていたことを猛省…。

言葉が足らなかった自分。

「ご迷惑でなければの提案ですが、こちらの一台はまだ気持ち良くお使い頂ける状態ですので、来年、もうひと夏お使いになってからクリーニングしてみるのはいかがでしょうか。コストパフォーマンス的にも今お掃除をされるとちょっともったいないかもしれません💦」

ときちんとお伝えをするべきでした。

改めてそのような旨をお話しし、とはいえ、もちろんお掃除をした方が安心ではありますので「やっぱりクリーニングいたしましょうか?」のご相談も差し上げたところ、

との温かいお言葉を頂き、そのまま失礼をすることに。

自分の浅はかな対応にきっとお客様も心配といいますか、不安にも残念な気持ちにもなられたと思います。少なからず自分だったら、そう感じます。

はあああ…😭 久しぶりにポンコツ具合を発揮してしまいました。至らなかったこと、深く反省した次第でした。

作業中、「そうなんですよ! 公民館役員の仕事が思いのほか大変で」など、のんきなことをお話ししている場合ではありませんでした😫😫

最後の最後に決まりが悪く、後ろ髪引かれる思いで失礼をしてまいりました💦

K様、この度は誤解を招くご案内となってしまい、大変申し訳ございませんでした。一方で、昨年に引き続きご依頼を頂けましたこと、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。またお声がけを頂けたならば、安心してお任せ頂けるよう努めてまいります。

最後になりますが、ご家族皆様、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けること心よりお祈りいたしております。

今回使った主な洗剤・資器材は

*

情けない限りではありましたが…エアコンクリーニングで日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

長野市で三菱のお掃除機能付きエアコン(BXVシリーズ)をクリーニングした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

昨年エアコンクリーニングをご利用頂いたお客様より今年もご依頼頂き、お伺いをしてまいりました。

三菱電機さんのお掃除機能付きエアコン『MSZ-BXV3620-W(2020年製)』です。

風向板の取り外しや開閉が出来、吹き出し口やファン部分までが簡単にお手入れ出来るようになっているメンテナンス性に優れたシリーズの機体ですね。

作業は弊店『スタンダードプラン』での承りです。

ご依頼のエアコンが設置されている場所はご依頼主様のお母様がいらっしゃるお部屋。

ご依頼主様は

と、日頃からエアコン内部の衛生管理に高い関心をお持ちです。そのご理解と意識はメンテナンスに携わる私としてもとても嬉しい気持ちになります😄

──エアコンのカビ汚れが健康に及ぼす影響。

エアコン内部に付着したカビ汚れは放置をすると、運転時の風にカビの胞子が混ざって部屋中へと飛散し、アレルギーや肺炎、さらには認知症の発症リスクを高める可能性も指摘されています。

そのため、エアコンの定期的な内部洗浄は健康管理の一環としても非常に重要です。特に高齢の方や小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではたとえ毎年ではなくとも2~3年に一度くらいは内部メンテナンスを意識して頂きたいなと思います。

ちなみに私の家は2年に一度、洗浄をしています😄

──エアコンの汚れチェックは必ずしましょう!

昨年は初めての内部洗浄ということもあり、ファンまでを取り外してのクリーニングを行いました(昨年の様子はこちら)。そのため、「汚れ具合はまだそこまでではないかな…🤔」と思いつつ内部を確認。

昨年に比べれば綺麗な状態でしたが、この夏はフル稼働だったとのことで、やはり吹き出し口やファンにはカビ汚れがしっかりと付着していました💦

吹き出し口にはやはりカビ汚れが付いています💦 空気の出口部分にこうした汚れが見えてきたら掃除をお考え頂けたらなと思います。
冷房使用時に発生した結露水を受け止める露受け皿(ドレンパン)です。昨年に比べたら綺麗で一安心でした。
お掃除ロボや外装カバーなどの外した部品。部品が多くなると汚れが付着する表面積も自ずと増えてしまいます。お掃除機能などを有した高機能エアコンのデメリットでもありますね💦
今年の夏は厳しい暑さでした。ひと夏毎日ずっと使えば、相応の汚れ具合となってしまいますね。

──お掃除機能付きエアコンでもカビ汚れは発生します。

エアコンは冷房・除湿機能を使用すれば、内部に必ず結露が発生します。その水分や埃、空気を栄養にしてカビが繁殖してしまいます。これは「お掃除機能付き」エアコンであっても例外ではありません。

つまり、どんな機種でも空気の安心を考えた際には定期的な内部洗浄が必要不可欠となってくるわけです💦 年に一度のチェックやクリーニングを習慣にして、エアコンを清潔に、そして長く快適に使っていきたいですね😄

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

S様、この度は昨年に引き続き、またお声がけをくださり、誠にありがとうございました。

ご家族皆様、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けること心よりお祈りいたしております。ありがとうございました!

今回使った主な洗剤・資器材は

*

エアコンクリーニングで日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

千曲市で玄関上に集まる蜂の駆除をした日。

⇒ハチ駆除のページはこちら

そんなお電話を頂いたのは、ちょうど別現場での作業めどが見えてきた午後2時過ぎのことでした。

場所も近かったため、帰りにそのまま立ち寄ってみることに。

お客様宅に到着し、玄関上を見上げてみると――

確かに、玄関の軒天に蜂がわさわさと張り付いています。見たところ、どうやらセグロアシナガバチのよう。

あ、すみません、写真は撮るのを忘れてしまっていました💦

ご依頼主様曰く

「自分で駆除しようかなとも思ったんだけど、アシナガバチにしては大きいし…でも、本物のスズメバチっぽいのもぶんぶん来てたしで、よく分からなかったので…」

とのこと。結果、お呼び頂き良かったかなと思います。

──セグロアシナガバチは「アシナガバチ」でも要注意!

セグロアシナガバチは見た目こそアシナガバチですが、攻撃性も毒性も強く、不用意に手を出すと大変な目に遭うこともある種類です。刺されると本当に痛いですし😫

ただ、玄関周りをよく調べても巣は見当たりません。おそらく他の蜂(例えばヒメスズメバチなど)に巣を襲われたりして、帰る場所を失った個体が集まっていたのかもしれません。

ぶんぶん来てたスズメバチはきっと巣を狙いに来てた本物のスズメバチなのだろうと思うのですが。

ちなみにアシナガバチやミツバチの巣を放置しておくと、それを狙ったスズメバチを呼び寄せてしまうことがあります。これ、意外と知られていないのですが要注意ポイントです。

実際、アシナガバチの巣が多い住宅の床下にヒメスズメバチの巣が作られてしまう(=スズメバチが食料が調達しやすい場所に営巣する)というケースは少なくありません。

ヒメスズメバチが基礎の床下換気口から入り、床下に営巣している例

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

O様、この度はお声がけを頂き、ありがとうございました。スズメバチの巣が出来てしまっているとかではなくて良かったです! お仕事等お忙しいかと思いますがお体にはくれぐれもご自愛頂きまして、またご家族皆様方のご健勝も心よりお祈りいたしております。

今回使った主な洗剤・資器材は

*

蜂の駆除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒ハチ駆除のページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

千曲市で人気ベーカリーのエアコンメンテナンスをお手伝いした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

私事で大変恐縮ですが、9月上旬、妻が脳出血により救急搬送されました。幸いにも生活に支障をきたすような大きな後遺症は今のところなく、約1か月の入院を経て現在は自宅療養いたしております。

その折、仕事関係の皆様にはスケジュールの急な変更や作業代替のお願いなど多大なご迷惑をおかけしてしまいました。ご対応くださったお客様、協力会社の皆様、本当にありがとうございました。この場でも改めて、心より御礼を申し上げます。

今後、お一人おひとりにも改めてご挨拶に伺えればと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

*

ということで少し間が空いてしまいましたが、ブログも再開です。

今回は千曲市にある人気ベーカリー『Pain Atmos(パン アトモス)』さんのエアコンクリーニング。ご縁あって以前にも店内のエアコンメンテナンスをお手伝いさせて頂いたことがあります。

千曲市新田にある『Pain Atmos(パン アトモス)』さん。ブルーのトレーラーハウスが目印のパン屋さんです。

オーナーは『パン製造技能士1級(いわゆる1級パン職人)』の資格を持つ実力派。その確かな技術で焼き上げられたパンは多くのファンの心をつかんでいます。朝7時からのオープンのため、日によってはお昼過ぎには売り切れとなってしまうことも😲

Instagramでも季節の味覚を活かしたパンが随時紹介されています。ちなみに我が家の娘たちはアトモスさんの看板商品のひとつ『くまワッサン』がお気に入りです。「美味しくてビジュも最高~♪」とのことです😄

──エアコン2台のメンテナンス。

今回のご依頼は厨房と販売スペースに設置された2台のエアコン。前回のメンテナンスから約1年半ほどが経過しており、「今回は少し汚れが多いかも…🤔」と想像しながら作業に入りました。

まずは販売スペース内の三菱電機製壁掛けエアコン『MSZ-GV2820-W』。

シンプルなノーマルエアコンはメンテナンス性も◎、清掃コストも◎。私はエアコンはノーマル推しです(笑)。
作業内容は『スタンダードプラン』にて。

冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン。画像内グレー色の羽が付いている部品です)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除をしていきます

販売スペース内にあるため、そこまで油脂分等を吸ったりはしていないかな…と思いきや、想定以上の汚れでした💦

エアコンは冷房/除湿機能を使えば室内機内部にカビ汚れが必ず発生してしまう電化製品です(→詳しくはこちらでも)。今夏の酷暑もあり、かなり稼働していたようで、カビや油汚れがしっかりと付着していました。

パン屋さんという環境上、粉・油脂・水分など、カビや汚れの栄養源になりやすい要素が多く、どうしても汚れやすいのは仕方のないところです。それでも以前よりも汚れが多い印象だったので、察するにパンを焼く量や忙しさもだいぶ増したのではと思い、オーナー様にお聞きすると――

とのお返事。

妻の件もあり、最近は会う人会う人に「健康第一ですよ」とつい話してしまいます(笑)。

──エアコンも人の体と同じです。

続いて厨房の三菱電機製業務用壁掛けエアコン『PK-RP80KA16』。こちらはさらに汚れ具合が進んでおり、可能な限りの汚れ落としをして、また一年間気持ちよく使って頂けるようお掃除しました。

厨房は高温・高湿度・多油分と、エアコン内部がどうしても過酷な環境になってくるため、定期的なメンテナンスが非常に大切です。

人の体が休養とケアを必要とするように、エアコンも酷暑を乗り越えた後にはメンテナンスが欠かせません。内部をきれいにしておくことで、空気の清潔さはもちろん、電気効率の向上や機器寿命の延命にもつながります。ひと夏ふた夏頑張ったエアコンはぜひメンテナンスをしてあげてください。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。Pain Atmosさん、ありがとうございました!

今回使った主な洗剤・資器材は

*

エアコンクリーニングでパン屋さんの空気の安心安全もしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いておりますが、当記事内容についてのご質問等は弊店までお願い致します。

エアコンクリーニング中に部品を破損させてしまった日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

エアコンクリーニングで怖いことのひとつが部品の破損です。もっと言えば、それこそクリーニング後にうんともすんとも言わなくなって冷暖房すらも使えなくなってしまうような故障です。

──エアコンクリーニングで起こりやすい破損とは?

エアコンを完全に故障させてしまうということはそれほど多くはない(※)のですが、それでも以下のようなプラスチック製部品の破損は珍しくありません。

  • 外装カバー
  • 羽(フラップ/ルーバー)
  • ドレンパン
  • 送風ファン

これらは経年劣化で割れやすくなっていたりもするため、メーカーが定める標準使用期間(製造から10年)を過ぎてしまっている機種は特に注意です。替えの部品がない場合もほとんどですから💦


私の場合はエアコンを完全に故障させてしまったというのはこの10年間で3台あまり。それぞれ製造から10年、20年を超えた機体であったということは共通項ですのでやはり古いエアコンは要注意です。より詳しい状況をお知りになりたいという方はぜひお問い合わせください(苦笑)。

──そして今回、久しぶりにやってしまいました「送風ファンの破損」。

今回お掃除させて頂いたのは三菱電機製のお掃除機能付きエアコン。外装カバー、羽、ドレンパンと各部を分解し、諸々をクリーニングしていくところまでは順調でした。

そして送風ファンを洗う段階になり、ファンを高圧洗浄していた時のこと。

嫌な音がしました。

送風ファンを洗う際はファンに付着したカビ汚れが内部(熱交換器の裏側)に飛散してしまうことを防ぐため、指やプラスチック製のヘラでファンの回転を抑えながら洗浄しているのですが、抑えた瞬間、その嫌な音がしたのです。

はい、もう感触で分かりました。

と😭

ヒビでも入っていたのか、劣化していたのか。いつも通りの力加減でファンを抑えて洗浄していたのですが、割れてしまうような予兆にも全く気づくことが出来ませんでした😭

 ほんの束の間、現実逃避をするものの、ドラえもんがいなければ過去には戻れません。とりあえず送風ファンの洗浄を終えたところでお客様にご報告。

もうですね、報告の際は本当に意気消沈です。つい数分前までは

と喜んで掃除をしていたのですが、一瞬で

です(苦笑)。

ですが、気持ちが沈んだからといって、そのせいでさらに新たなトラブルを引き起こしてはもう目も当てられません。奮起し、残りの作業にミスがないよう頑張ります。そして組み立て完了後に無事(いや、すでに無事ではないんですけどね😅)の運転を確認した上で改めてご説明です。

送風ファンの一部が欠けても冷暖房は使えますが、

  • 送風のバランスが崩れる
  • 異音発生の可能性につながる
  • さらに破損が広がり、割れた羽が飛んでくる可能性がある

といったリスクがあるため、後日新品のファンに交換させて頂くことに。交換までの間、使用には注意頂くことも申し添え、取り急ぎその日は失礼をさせて頂きました。

──無事交換で一安心。

2週間後、取り寄せた新品の送風ファンを交換。動作確認も問題なく、無事に作業を終えることが出来ました。

今回は冷房が使えなくなってしまうというような破損ではありませんでしたが、最悪のケース(=エアコンが完全に故障)を考えた際には真夏時のエアコンクリーニングはやはりなかなか怖いなと思う部分があります。

エアコンクリーニング時の部品破損はこのように実際に起こってもいますので、エアコンクリーニングを利用される方々にはぜひ見知りおいて頂ければと思う次第です。

──古いエアコンは破損リスクを理解してクリーニングを。

今回のようにエアコンクリーニングには部品破損のリスクが伴います。特に10年以上経っている機種は部品が脆くなっており、割れやすかったり壊れやすかったりもします。

──【依頼前に確認しておくと安心なポイント】──

◎古い機種の場合、部品供給があるか事業者に確認する
◎エアコンの設置状況を写真で伝えるなど安全な作業が出来そうか確認する
◎真夏・真冬のピークシーズンを避けて依頼する

今やエアコンクリーニングは快適な暮らしに欠かすことが出来ませんが、こうしたリスクがあることもぜひ知っておいて頂ければと思います。私自身も一層の注意を払い、安心してご依頼頂けるよう努めてまいります💦

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

K様、この度は大変ご迷惑をおかけいたしました。にもかかわらず、

と破損の際も、交換の時にも温かくご対応頂き、私の方こそ救われる思いでした。本当にありがとうございました。お仕事等お忙しいかと思いますがお体にはくれぐれもご自愛頂きまして、またご家族皆様方のご健勝も心よりお祈りいたしております。

*

エアコンクリーニングで日々の暮らしの快適をしっかりサポート。するつもりが今回はご迷惑をおかけしてしまいました💦 大変情けなく、お恥ずかしい限りです。それでも今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂いております。

長野市でスズメバチ駆除にお伺いした日。

⇒ハチ駆除のページはこちら

今年の酷暑、皆さんいかがお過ごしでしょうか。人間だけでなく、どうやら虫たちにも大きな影響が出ているようで🤔

最近よく耳にするのが『スズメバチの営巣や繁殖が例年より早い』という話。暑さが影響して、活動のタイミングにズレが生じているようです。

とはいえ、35℃を超えるような異常な高温では虫たちの活動も鈍化するはず。実際のところ、活発になっているのか、むしろバテているのか…。まだまだ観察が必要ですね。

それでもこのまま高温傾向が続けば、いずれは気候に適応する昆虫が出てきてもおかしくないのかもしれません。生命の進化や環境適応の神秘などに思いを馳せつつ、本日も現場へと。

──長野市・善光寺北側でのスズメバチ駆除。

ご相談を頂いた場所は長野市の善光寺さん少し北側の地域。ちなみに今回の現場も遺品整理や特殊清掃を手掛けるGOENさんからのお声がけ。「作業予定の現場にスズメバチの巣があって…😓」ということからでした。

話を伺うと、巣があるのは軒下とのこと。この時期の昼間ですと、もし相手がキイロスズメバチだった場合は長丁場になる可能性が高く、覚悟を決めて訪問。

が、実際に確認をしてみると……相手はコガタスズメバチで、しかもまだ巣が小さめ。近隣にも大きなご迷惑をかけるようなことにもならず、ちょっとひと安心😄 ですが、もちろん油断は禁物です。

スズメバチとひと口に言っても、その性格や攻撃性には種類ごとに違いがあります。参考までに主な種類の特徴をご紹介しておきます。

種類 攻撃性特徴
オオスズメバチ非常に高い日本最大。巣への接近で即座に攻撃してくる。
キイロスズメバチ高い都市部にも多く、巣が非常に大型化する。
コガタスズメバチやや高め比較的おとなしいが、刺激すると集団攻撃も

今回のコガタスズメバチはこちらから巣を揺らしたり近づきすぎたりしなければ、比較的穏やかな性質です。それでも防護服なしでは危険なため、きちんと装備をして作業に臨みます。

──駆除作業の手順とポイント。

巣がそれほど大きくないとはいっても、いきなり巣を駆除しようとすると「巣が襲われている!」と蜂たちに伝わってしまい、一斉攻撃に繋がる可能性があります。

そのためまずは巣の入口を蓋で塞ぎ、内部の蜂と外の蜂の連絡を断ちます。次に巣の外にいる働きバチの戻りを待ちつつ、粘着シートなどで順次捕獲。

今回の巣はまだ成長初期~中期で成虫は30匹以下。巣の中にはまるまる太った幼虫や蛹、卵もたくさん見られました。これらがすべて成虫になっていたら…と考えると、やはり早めの対応が肝要ですね💦

──ご自身での駆除をお考えの方へ。

5~6月の営巣最初期であれば、市販のスズメバチ用殺虫剤でも駆除できることもあります。ただし、それ以降は巣が大きくなり、薬剤が巣全体(=内部)に届きにくくなるため、失敗=攻撃されるリスクが急増します。

殺虫剤を外から噴射するだけですと巣を壊したり中途半端な刺激を与えてしまい、逆に蜂たちを興奮させてしまうことにもなりかねません。蜂たちが一斉に飛び出してきた時には簡単な装備や対応力ではとても太刀打ちできません。

──蜂が怖いからこそ伝えたいこと。

私自身、子どもの頃にスズメバチに取り囲まれ、刺された経験があります。あの時の恐怖と痛みは今でもよく覚えています。だからこそ、同じような経験をする人が一人でも減ってほしい。そんな思いでスズメバチ駆除の仕事にも携わらせて頂いています。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

これから秋にかけては、スズメバチの活動がさらに盛んになります。ご自宅の軒下や庭先などで異変を感じたら、お気軽にご相談ください。

*

スズメバチの駆除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒ハチ駆除のページはこちら

※ご依頼主様個人が特定出来ないことを考慮した上で、(株)GOEN様にも許可を頂き、お話をご紹介させて頂いております。

須坂市でGOENさんと片付け清掃をした日。

⇒ハウスクリーニングのページはこちら

今から一年半とちょっと前、こんなブログを書きました👇

ハウスクリーニングを中心とした清掃業をしていると、よくご相談いただくのが「不用品の整理回収」や「除菌消臭」といった衛生環境に関わること。

ただ、弊店は基本的に私ひとりで活動しているため、どうしてもマンパワーが足りず、お断りせざるを得ないことも多々ありました😓

特に不用品整理や回収って、想像以上に人手も時間も必要なんです…😭

──そんな時に助けてくれたのがGOENさん。

…このままではせっかく頼ってくださった方の力になれない…

そんな思いから、株式会社GOENの小口代表に

「こうこうこういう時に助けて頂きたいんです😭」

とご相談をさせて頂いたのがきっかけでした。

初めてお会いした時、小口代表からはすぐに「いいですよ😄」と快くお返事をいただき、本当に心強かったのを覚えています。

それから一年ちょっと。実は泣きついた割に大きなご相談はそんなに多く出来なかったのですが、今回もありがたいことに一緒にお仕事をさせていただきました。

──今回のご依頼は物置の遺品整理。

今回GOENさんにお願いしたのは物置内を中心とした不用品の整理回収。ご依頼主様のお父上がご逝去されたとのことで遺品整理の延長でもありました。

2tトラック2台とスタッフさん3名で駆けつけてくださり、分別用のコンテナを並べ、テキパキと物置の中を整理。

ご依頼主様にも立ち会って頂きながら、「これは要りますか?」「こちらはどうしますか?」と確認しつつ、スピーディーに分別・回収を進めます。

いっぱいになったコンテナや大物は、また別のスタッフさんがどんどんトラックへと積み込んでいきます。

やっぱりプロのスピードとノウハウはすごいです😁 この作業、一人でやるのはもちろん、それこそご依頼主ご本人様や一般の方が自分でやろうとすると本当に手間と時間がかかるんです💦

片づけはマンパワーとノウハウ、本当にこの二つの力に尽きると思います。

今回も3名(+村上も清掃の部分でちょっとだけお手伝い)で一時間半ほどはかかりました。

──ご依頼主様の胸を撫でおろしたような表情に安堵。

作業後、ご依頼主様から

とお声がけ頂き、こちらこそ本当に嬉しかったです。

ちなみに今回の不用品の中には園芸用のアルミ脚立など買取り可能なものもあり、回収費用も少し抑えられました。こうした提案ができるのも回収だけでなくリサイクル事業にも取り組んでいらっしゃるGOENさんならではだなぁと感謝でした😄

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

M様、この度は弊店とGOENさんにご相談ご依頼を頂き、誠にありがとうございました!

暑い日が続きますので、どうぞお身体にはお気をつけて。ご家族皆さまのご健勝を心よりお祈りいたしております。

ちなみにGOENさんの関連ホームページはこちら↓↓

*

片付け整理を伴うお掃除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒ハウスクリーニングのページはこちら

※ご依頼主様個人が特定出来ないことを考慮した上で、(株)GOEN様にも許可を頂き、お話をご紹介させて頂いております。

長野市で日立のお掃除機能付きエアコン(VLシリーズ)をクリーニングした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

おかげさまで毎日慌ただしくさせて頂いております。弊店をご利用くださるお客様にはいつも作業後に

とお声がけをさせて頂き、

と皆様から快いお返事を頂くのですが、日々あくせくしているとブログにまでなかなか手が回らず、気が付けばン週間ということもしばしば💦

はい、すみません💦今回も気が付けばひと月近く前に携わらせて頂いたエアコンクリーニングのお話です(;^_^A

*

6月中旬、ホームページからお声がけくださったお客様宅へと訪問させて頂きました。今回もネット検索で弊店を見つけ出してくださったとのことで😯

こんなマイナーな掃除屋さんに辿り着く方は本当に稀なので、毎度のことながら一番最初にメールでお聞きしてしまいました。「どうやって弊店を見つけてくださったのですか?」と(笑)。

『エアコン 分解クリーニング』といったキーワードによるGoogle検索の結果を深くまで見て辿り着いてくださったとのことでした😯 検索結果の何ページ目に出てくるのかは確認していないのですが、一応出てくるんですね、弊店も(笑)。

最近ホームページへのアクセスも増えてきていて、そういうのも検索結果順位には影響してくるとのことですが、だんだんと人の目に触れるようにもなってきて、これは本当にいよいよもう少し良いホームページにしていかないと笑われちゃうなぁ…と焦りを感じてきました😅

──エアコン清掃は状況等によっては作業内容の変更もあります💦

さて、クリーニングです。ご依頼くださったK様、送風ファンを取り外しての清掃やドレンホースのお手入れなどについても意識をされていて、メールやりとりの時からそれらの話が話題に上りました。エアコンメンテナンスについての見識をお持ちだったので何だか私も嬉しくなりながらやりとりをさせて頂いていたのは内緒です😆

残念ながらK様ご本人はお仕事があって作業には立ち会って頂けなかったのですが、訪問時にはお目にかかることができ良かったです。少しの会話しか出来ませんでしたが、しっかり務めさせて頂くことをお伝えしましてお邪魔させて頂きました。

『日立製RAS-VL63G2(W)(2017年製)』

フィルター自動お掃除機能付きのエアコンです。作業内容は『アドバンスプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)や送風ファンまでを外してお掃除していきます。

の予定だったのですが…

分解して中の汚れ状況を確認していきます。お掃除機能を有したエアコンの場合は「外装カバー」→「風向板」→「電装部品」→「お掃除機能部品(ロボ)」→「ドレンパン」→「送風ファン」の順に各パーツを外し、汚れの溜まりやすい各部を洗浄しやすい状態にしていきます。

本当は送風ファンも外す予定だったのですが、ファンを止めているネジ部が固着気味だったことやエアコン左側が壁面に近かったため、作業時のリスク(部品損壊や壁面の損傷)を考慮して、送風ファンは外さない形での洗浄【スタンダードプラン】に内容を変更させて頂きました。

↓この形までの分解にて洗浄です。

冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止める露受けは夏中はずっと水分が溜まっているのでどうしてもカビ汚れが発生してしまいます。

設置画像を頂いた時から作業内容の変更もあるかもしれない点はお伝えしていたのですが、実際に対面し、部品の感触なども確認した上でそうさせて頂きました。

「この部分はこっちの角度から洗って、次はあっちの角度から洗って」とあれやこれやを繰り返し、気持ちよくお使い頂ける形には仕上がりました。

ただ…結果、4時間もお邪魔することとなってしまい😭 作業を見守ってくださった奥様とお子様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。本当に失礼いたしました🙇‍♂️

洗浄に時間がかかってしまい、送風ファンのアフター写真を撮るのをすっかり忘れてしまっていました💦
内部洗浄後の汚水。16リットルバケツ2杯半くらい(計40リットル)の洗浄水やすすぎ水で洗いました。
ドレンホース(結露水の排水ホース)内も洗浄して、詰まり等がないことを確認&予防します。
ドレンホース洗浄後の汚水。埃やバクテリア、カビ菌による塊がホース内には堆積しています。これが酷くなるとホース内が詰まり、室内機からの水漏れにつながったりします。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

K様、この度は弊店を見つけてくださり、そしてご依頼くださり、誠にありがとうございました。お仕事お忙しいかと思いますがお体にはくれぐれもご自愛頂きまして、またご家族皆様方のご健勝も心よりお祈りいたしております。

ちなみに今回使った主な洗剤・資器材は

*

まだまだ未熟な清掃事業者ではありますが、それでも今の自分のあるを尽くしたお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

須坂市で三菱のお掃除機能付きエアコン(ZWシリーズ)をクリーニングした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

恥ずかしながら、弊店のホームページは特別な検索上位表示対策などを行っていないため、弊店を知る方からのご紹介以外で弊店ホームページからご依頼くださる(=ホームページを見つけてくださる)お客様はそう多くはございません😅

そんな中、ホームページからエアコンクリーニングをご依頼くださったH様。今回お伺いをさせて頂きましたお客様です。

日本エアコンクリーニング協会のホームページから弊店を見つけて頂いたそうなのですが、こんな文字だらけの弊店ホームページを目の当たりにした上でもご注文をくださるという😂 私の方が驚いてしまいました(笑)。

弊店ホームページについては「文字ばっかりで見る気も失せるから早く直しなさい!」と気の置けない方々から始終ご指摘を頂くのですが未だ手つかずでして💦

そんなホームページであるにもかかわらず、ご覧頂き、お声がけ頂き、H様、本当にありがとうございました🙇‍♂️

──お掃除機能付きエアコンでも内部のお手入れは必要です。

さて、クリーニングです。H様もエアコンクリーニングを清掃事業者に頼むのは初めてとのことだったのですが、フィルターや吹き出し口、送風フラップなどのお手入れはご自身でこれまでされてきたとのこと。

エアコンの構造や汚れについても見識をお持ちだったので私も思わず嬉しくなってしまい(後になってみると押し付けがましかったかなとも反省したのですが💦)、エアコンの構造や汚れをH様と一緒に見ながら、お話ししながら、エアコン美化のお手伝いをさせて頂きました。

『三菱電機製MSZ-ZW8019S-W(2019年製)』

フィルター自動お掃除機能付きエアコンです。作業内容は『スタンダードプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、送風ファンも出来る限り洗いやすい形にした上でお掃除していきます。

分解して中の汚れ状況を確認していきます。お掃除機能を有したエアコンの場合は「外装カバー」→「風向板」→「電装部品」→「お掃除機能部品(ロボ)」→「ドレンパン」の順に各パーツを外し、その内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

ちなみに私にお目にかかったことのある方は何度も同じ話を聞かされているかもしれませんが

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、フィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂き、お手入れについての考え方、エアコンを買い求める際の考え方などの参考にして頂けたらと思います。

と、そんなことを今回も相も変わらずお話しさせて頂きました😅 ということで簡単ではありますがご説明。

お掃除機能付きなどの高機能エアコンは構造部品が通常エアコンに比べて非常に多く、中の構造も複雑でどうしても通気性が悪くなってしまっているため、冷房/除湿使用時のエアコン内部に発生した湿気が逃げにくい(=カビが繁殖しやすい)傾向にあります。また、構造部品が多いということはカビや埃が付着する表面積もそれに比例して多くなっているため、自ずと汚れが堆積しやすい環境となってしまっています。

フィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボはフィルターに付いた埃を掃除機のような強い力で吸い込んだり、強力な風で吹き飛ばしてくれるわけではありません。ロボに備わったブラシでフィルター表面を撫でながら大きな塵や埃を払ってエアコン内部に設置されたダストボックスに回収、あるいは埃排出ホースを通じて戸外へと排出してくれる機能です。

その過程ではブラシがフィルターの奥に埃をさらに押し込んでしまう現象が少なからず起きてしまっており、そのためフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。

熱交換器部分には埃が堆積して詰まってしまっています。詰まりのせいでここを通り抜ける風量が少なくなるとエアコンの効きが弱くなったと感じることもあるのでしっかりメンテナンスしておきたい部分です。

また、エアコンがキッチンのすぐ側にあるなど油煙を吸い込みやすい場所に設置されているとフィルターに付着した油のベトツキがお掃除ブラシによってさらにこすりつけられてしまい、フィルター自体の目詰まりが促進されてしまうこともしばしばです。

フィルター自動お掃除機能のある機種の場合、お掃除ロボがフィルターから取り除いてくれた埃はエアコン内部のダストボックスに収納されます。ダストボックスのお手入れを怠るとダストボックスから機体内部へと埃があふれ、逆にエアコンを汚す原因となってしまいます。フィルターのお掃除は必要なくともダストボックスのお手入れが必須となることはぜひ覚えておいてください(;^_^A

様々な機能が付いた高機能エアコンは販売価格が高くなってしまうのは当然なのですが、見落としてはいけないのが故障率です。高機能エアコンだから故障しやすいというわけでは決してないのですが、単純に経験則や確率論からによる仮説です。部品が多いということはそれだけ不具合を起こす可能性のある箇所が多くなってしまうため、自ずと故障のリスクも高くなってしまうということですね。

また、私たちのような専門業者にお掃除をご依頼される場合、価格が高くなってしまうのもデメリットと言えます。高機能エアコンの場合は作業工程が多く、作業時間も通常エアコンの倍ほどにかかってしまうため、どうしてもそのような形になってしまいます。

*

ざっとではありますが、以上がお掃除機能付きエアコンを主体とした高機能エアコンの大きなデメリットではないでしょうか。

もちろん機種や設置場所、使用状況によっても異なってくるため一概には言えませんが、大概あてはまる上記についてはぜひ覚えておいて頂けるとエアコンとの付き合い方、向き合い方を考えていく上でも良いのかなと思う次第です😄

そんな話をH様とも各部を眺めながらお話しすること&作業させて頂くこと3時間。無事エアコンからの綺麗な空気を取り戻すことが出来ました。

ドレンパンと呼ばれる冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止める露受けです。冷房使用している時はずっと水分が溜まっているのでどうしてもカビ汚れが発生してしまいます。
送風ファンにもこもことしたカビ汚れが見えはじめたらメンテナンスをお考え頂けると安心かなと思います。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

H様、この度は弊店を見つけてくださり、そしてご依頼くださり、誠にありがとうございました! お仕事お忙しいかと思いますが、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けるよう心よりお祈りいたしております。

今回使った主な洗剤・資器材は

*

「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

高山村で日立のお掃除機能付きエアコンをクリーニングした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

初夏。この時期になるとエアコンクリーニングのご相談も増えてきます。おかげさまで慌ただしくさせて頂いております🙇‍♂️

さて、これから先、7月-8月にエアコンクリーニングをお考えの方には大変失礼な話にもなってしまうのですが、私は真夏時分のエアコンクリーニングについては否定派です😅

「夏本番を前にすっきり綺麗にしたエアコンで」というお気持ちは本当によく分かるのですが、暑くなってきてからのエアコンクリーニングについてはぜひ一度立ち止まってお考えください😓

たとえば暖房はエアコン以外にもこたつ、ストーブ、ファンヒーター、ハロゲンヒーター、お布団、カイロ、重ね着など多様な代替手段がありますが、冷房に限っては扇風機、うちわ、氷や水くらいしかありません(;^_^A

エアコンクリーニングは人の手が入りますため、破損や故障を招かないという100%のお約束は出来ませんし、古いエアコンに至ってはコンセントの抜き差しだけでヒューズが飛んでしまい基板が故障してしまうケース(突入電流等が原因)もあって、実際に起きてもいます。

そうした際、修理や交換を行うにしても、真夏時は販売店さんも修理業者さんも繁忙のピークで直ぐの対応というのもなかなかに難しい状況です。場合によっては2~3週間待たねばならないということもあったりします。

それを避ける意味でも真夏時のエアコンクリーニングについてはぜひご一考を頂きたいなと思っている次第です😄

ちなみに「じゃあ、エアコンクリーニングのベストな時期っていつなの?」ということなどについてのお話はこちらでもお伝えしています。ぜひご覧ください😄

──冷房をたくさん使用した年はぜひメンテナンスを。

そんなことをそこらじゅうで口を酸っぱくしてお伝えしているせいか、本日はありがたくも(といいますか、いよいよ合わせてくれてでしょうか💦)暑くなってくる前にご依頼をくださりましたお客様のエアコンクリーニングです。

『日立製RAS-E56E2(W)(2015年製)』

フィルター自動お掃除機能付きのエアコンです。作業内容は『スタンダードプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、送風ファンも出来る限り洗いやすい形にした上でお掃除していきます。

当該のエアコンは「真夏の本当に暑い時に数時間、数日、涼を得るために使用している」というようなエアコンでしたのでカビ汚れの堆積はそれほど酷くはありません。

それでもエアコンは冷房/除湿機能を使えば、必ずカビ汚れが発生してしまう電化製品ですので、「今年は結構冷房使ったなぁ」と思われる年は、あるいはその次の年はぜひ内部を確認してメンテナンスをして頂ければ嬉しいなと思います。

外装カバー、お掃除ロボ、ドレンパンなどを外して、それぞれを清掃します。
和室に設置されているエアコンって本当に緊張します。塗り壁をびしょびしょに濡らしてしまうわけにはいきませんので😱
お掃除ロボがフィルターから除去した埃。ダストボックスにこんもり溜まっていました。これは定期的に捨ててください。放っておくとエアコン内部に溢れかえります(;^_^A
日立さんのエアコンは送風口下に風向板のモーターが設置されています。この部分を取り付けたまま内部洗浄すると水が入り込んで故障の原因となってしまうので要注意です。

当該のお客様においては近隣市に住む娘さんご家族のエアコンも私がメンテナンスさせて頂いているということもあり、作業の合間にはご家族の近況やら何やらについても雑談。

かつての子育ての苦労話などもお話しくださり、人生に対するその「気構え」「身構え」「心構え」を聞いていると本当に勉強になることばかり。

と絶賛子育て中の自分は改めて色々な気付きも頂いた気がいたしました。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

Y様、この度はご依頼くださり&楽しい時間も頂き、本当にありがとうございました! お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けることを心よりお祈りいたしております。

ちなみに今回使った主な洗剤・資器材は

*

『エアコンクリーニングは夏以外にいたしましょう!』も啓蒙しつつ、日々の暮らしをしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃®の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒このブログを書いている村上のプロフィールはこちら😄

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。