コウモリが侵入してしまったエアコンをお掃除した日。

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以前のブログでもちらとお話をしたのですが、『お掃除のむらかみ』のホームページはネット広告やSEO対策なども一切行っていないため、恥ずかしながらご紹介以外の形でホームページからご依頼をしてくださるお客様などは年に数えるほどでして💦

ですが、今回もそんな弊店のことを全くもって知らなかったお客様がゼロからの形で弊店を探し出し、ご依頼くださったお話です🙇‍♂️

*

9月中旬、弊店の受信メールボックスに【注文/問い合わせメールを受信しました ■差出人:〇〇〇〇 ■メールアドレス:〇×△※】との通達。内容を見てみるとエアコンクリーニングについてのお問い合わせ。ただ、そこに付け加えられていたのがコウモリ被害についてのメッセージ。要約すると

  • 2階にあるエアコンの下に糞のようなものがある。エアコンと壁の隙間から室内に落ちてきている。
  • 駆除業者に連絡したところ、『おそらくコウモリ』とのことで駆除はしてもらえるがエアコンクリーニングは出来ずとのこと。
  • エアコンを出来る限り外してのクリーニングは可能でしょうか。

との内容。

二階以上に設置されているエアコンではしばしばご相談頂く内容のため、ご依頼主様の適切簡潔なメッセージで状況はすぐ把握出来ました。

ただ、コウモリに入られてしまったとしても、エアコンの構造上、コウモリが侵入するのはエアコン内のごく一部。糞等は非常に気持ち悪く感じてしまいますが、それらの汚れやコウモリ自体がエアコン内全体に蔓延してしまうというのは構造上低い確率ですので、そこだけはご安心頂きたいなと思い、取り急ぎその旨を返信。

併せて、出来る限り取り外してのクリーニングが可能かどうかの部分はエアコン室内機の設置位置や、室内機と室外機をつないでいる配管穴の位置&配管の状態によっては十分には出来ない場合があるため、その旨も。

その翌日、返信を頂き、少し安心してくださったようでひと安心。状況によってはエアコンの買い替えも検討されていたとのことでしたので、少しはお役に立てたようで良かったです😄

また、ご依頼主様も慌てて連絡をくださったそうで駆除業者さんの駆除もまだ完了していないとのこと。となると、ひょっとしたら駆除業者さんも駆除の過程でエアコンの化粧カバーを外したり、エアコンを壁から浮かせたりするかもしれませんため、その際清掃作業はしてくださるかもしれません。その結果次第では私の作業も必要ないかもしれないなとも思い、「クリーニングの要不要もその様子を踏まえた後でまたご相談いたしましょう」との形でいったん幕引きに。

──残ったコウモリを追い出し、エアコンを洗浄&消毒。

“駆除業者さんの作業だけで済めば、それが一番”と少し胸を撫でおろしたのも束の間、その三日後、ご依頼主様より突然の入電。

よくよく伺うと駆除業者さんもエアコンの奥までは駆除出来なかったそう。エアコン内部に入り込んだコウモリはエアコンを壁から外さなければ追い出しが出来ないとの話も出たらしく、そうした作業は電気屋さんにお願いした方がいいのかどうかも含めご相談出来れば…とのお電話でした。

それまでメールのやりとりだけでしたので、私もまさか電話が鳴るとは思っておらず😲 さすがにお電話を頂くとご依頼主様の不安な気持ちも察せられたため、何とかしたいとも思い、無理を言ってその30分後に急行させて頂きました💦 その日は事務作業日にしていたため、空いておりました。時刻は午前10時過ぎ。夕方になってしまうとコウモリも活動してしまうので早い時間のうちにお伺いさせて頂き、本当にありがたかったです😄

*

さて、現場を確認すれば、エアコン室内機の下部には養生テープで封がしてあり、その隙間にはコウモリの糞。室外の侵入口であろうところの配管化粧カバー部分にも封。

駆除業者さんは室外の配管化粧カバーを外し、そこからコウモリを追い出してくれたそうなのですが、エアコンの奥の方に入ってしまっている個体がどうにも追い出せなかった模様。それは確かにエアコンを分解しなければ駆除できません。

ちなみにコウモリは蚊などの害虫を食する益獣という側面を持つ動物であるため、鳥獣保護管理法にて保護されています。

環境省や当該部署の許可がなければ捕獲/殺駆除は行えませんので、こうしたエアコン侵入の際にもそのほとんどは追い出した後に侵入経路を塞ぐ処置をすることになります。

ということでエアコンを分解して確認です。

おそらく駆除業者さんが使用した忌避剤なども浴び、一度生命の危機を感じたであろうだけに本当に奥の方で縮こまっています。コウモリが入り込むスペースを隅から隅まで確認してもこの個体しか見当たりませんでしたので、どうやらこの一匹だけの模様。あまりにもギリギリの狭所にいたため、文字通り、鉗子(かんし)を使ってつまみ出したのですが、痛かっただろうな、ごめんね😂 さて、これにて追い出しは完了。

あとは、コウモリが営巣していた部分(具体的にはエアコン下部の配管類を収めている空間)の洗浄と消毒、そして念のためのエアコン内部(熱交換、ファン、送風口などの通風部分)の洗浄、消毒をしまして、室内機側の作業は完了です!

*

そして室外側。コウモリは1~2cm程度の隙間があれば容易に室内空間などへ入ってきます。2階以上の高所にあるエアコンの場合、室内機と室外機を結ぶ壁の配管穴や配管化粧カバー部分は特に要注意。たとえ配管穴が配管化粧カバーで覆われていたとしても、化粧カバーは紫外線や熱冷気によって劣化や収縮が進んで隙間が出来たり、割れを起こしていたりすることがあります。その隙間からコウモリは屋内のエアコン内部へと侵入してくるんですね。

ですので、今回は化粧カバーをしっかり取り付け直すとともに、仮に化粧カバーと壁部分を通り抜けられたとしても室内側へは入り込めないよう配管穴部分にもパテを詰め、しっかり予防。これで安心です!

『エアコンを壁から取り外しての追い出し駆除&清掃』の話も出ましたが、大概はこのような処置でコウモリが侵入してきた部分とエアコン機能に関わる部分の清掃を行えば、安心してお使い頂ける形への回復が可能です。エアコンへのコウモリ侵入でお困りの際はお声がけ頂ければお力になれるかなと思います😃

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

M様、この度は弊店を見つけてくださり、またご依頼くださり、誠にありがとうございました。ご家族皆様方、仕事、子育てにと大変ご多忙とも存じますがお体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けることを心よりお祈りいたしております。

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巡り合ったご縁に感謝するお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

エアコンクリーニング。分解の大切さと、時に出来ないもどかしさと。

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エアコンクリーニングにお伺いした際、しばしばぶつかるサービス上の壁があります。それは『作業内容と価格のつり合いが取れないまま、サービスに臨まざるを得なくなってしまう』という壁。いくつかの条件が重なってしまった時に起こってしまうことなのですが、具体例を挙げると

の時で、かつ対象のエアコンが

のものであった時。メーカーさんで言うと富士通さんや東芝さんが多く該当するのですが、今回は富士通さんでした。

今回クリーニングのエアコンは富士通製お掃除機能付きエアコンでした。

──洗浄は部品を養生するよりも分解する(=外す)方が安心

エアコンクリーニング時、簡易分解と呼ばれる分解形態の場合は電装部品をはじめとした多くの部品を機体に残したままエアコン清掃を行っていくことになります。そしてもちろん、掃除にあたって使用する洗剤や大量のすすぎ水は液体です。

まとめて簡単に言うならば、『簡易分解でのエアコンクリーニングは、水がどこをどう伝って、どこへ侵入し、どこから流れ出てくるのか分からない不安を抱えたままエアコンを洗う』ということに他なりません。それゆえに『簡易分解洗浄での汚れ落としは7割程度が限界』とも言われるわけです。水濡れ起因によるトラブルが怖くて、あまり細かくは洗えませんから😰

ちなみに今回の機種の場合はモーターが吹き出し口の真下に位置しており、保護養生が甘いとモーターは確実に水没します。つまり故障します😭

というかこの形状の場合、しっかり養生をしても確実に水が入るんですよね…。そのため、この部分が機体に残ったままでは汚れを落とすどころか、洗うことすらままならないという…。

一方で今回の作業、私が直接ご依頼を頂いたわけではないため、分解度合の変更(=お会計額にも影響)を私の判断でおいそれとお客様と行うわけにもいきません。

エアコンを前にし、結構悩みました。

あちらを立てればこちらが立たず。こちらを立てればあちらが立たず。

結局、臆病な自分が取った作戦はモーターが付いている部分(ドレンパン&送風ファン)も外して洗浄すること。『お客様のエアコンを無事にお掃除すること』を最優先とし、簡易分解以上の分解洗浄を行いました。作業時間も元請けさんがお客様に事前にお伝えくださっていた以上の時間がかかってしまいました💦

部品の故障を未然に防ぐため、お掃除ロボ、ドレンパン、送風ファン、全てを外して洗うことを選択しました。

いや、何よりこの作業、本当は価格を上げないままでやってはいけなかったとも反省しています😰 技術の安売りともなってしまうため、同じように頑張っている掃除屋さんにもこれは失礼極まりない行為です。しかし、故障というトラブルを避けたい気持ちも大きく手伝い、我が身可愛さに情けなくもやってしまいました😱

それぐらいエアコンをきちんきちんと分解して洗浄することは安心安全の作業につながるのです。

それには時間も技術もコストも、何よりそれらに対する世の中の理解も必要となってきます。

思うところはたくさんあります。自分で考え、工夫していかねばならないこともたくさんあります。エアコンクリーニングも利用者/サービス提供者/清掃業界等々にとって利益不利益となる部分をきちんと啓蒙していかなかればならないステージに来ているのだと思います。少しずつでも発信したり、自分自身もアップデートをしていきたいと思います。

とりあえず! 損というか、今回あれこれ悩んだ部分は自身の経験の儲けと考え、まず何よりも目の前のエアコンを無事お掃除出来たので良し! とさせて頂きました😆

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。

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作業中も「う~ん…どうしよう…う~ん…」と悩みまくったりしておりますが、そんなこんななお掃除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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エアコン破損の悪夢を思い出した日。

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昨年エアコンクリーニングをご依頼頂いたお客様からヘルプのお電話。

と思い、とにかく空いていた時間に急行。

ちなみに「もう壊れた!?」と表現したのにはちょっとしたワケがあります。

実は同お客様宅にて昨年クリーニングをさせて頂いたエアコンは29年前に製造されたエアコンでして、それが作業後の試運転で故障😱 そのため現在お使いのエアコンはその際新品へと入れ替えたものだったからです。

──製造10年超えのエアコンは何があるか分かりません(T-T)

ちなみに昨年のその時の様子を少しお話ししますと…

まず、クリーニングをしようとしていたエアコンは1994年製。製造から29年経っていた製品ですのでメーカーさんの修理やメンテナンスも当然受けることが出来ません。そのため「大変申し訳ないのですが、もし破損等あっても対応することができません」という旨を最初にお伝えするとともに買い替えのご検討なども示唆させて頂いたのですが、「まだ使えるのならやっぱり使いたい」というお客様からのご要望もあり、先の修理対応不可の旨をご了承頂き、作業を開始しました。

故障をしてしまったエアコン。
1994年製の三菱霧ヶ峰です。

洗浄作業自体は無事終了しまして、試運転へと移行した時でした。コンセントを差した際に“キュインキュイン”と基板あたりから聞いたことのない音が…。

胸騒ぎがし、そして嫌な予感は的中しました。

恐る恐るスイッチを入れたところ、運転開始後しばらくは送風運転がされるのですが、やがて基板エラーサインが点灯し、運転が中止されてしまいます。基板等の電装部品は全て外していたため、洗浄時の洗浄水浸水による不具合はありえません。おそらくコンセント抜き差し時の突入電流による基板損傷などの類。

まずヒューズを確認してみましたが切れた様子はありません。すると基板の他のどこか。

作業は細心の注意を払ってはいるのですが、触った際の振動でも基板内のはんだ付けされている部分の裂傷やコネクタの損傷が引き起こされてしまうことは無きにしも非ずです。自分の手には負えないと判断し、とりあえずダメ元でメーカーさんに修理の可否を確認。しかし、「29年前のものはさすがに…」と。やはりそうですよね😓

不具合が出た後にもう一度外装カバー等を外し、コネクタを差し直すなどの確認作業をしてみても正常動作には戻りませんでした😰

無慈悲にエラーランプが点滅するだけです。。

ということで、綺麗にお掃除をしたのですが大変残念な結果となってしまい…。現状設置されていた製品と同等程度の新品をお客様にも費用ご負担頂くことで入れ替え設置を行った次第でした。

一週間ほどお待ち頂き、新品へと入れ替え。真夏時などの工事業者繁忙期はさらにお待ち頂かなければならないことも…。古いエアコンのお掃除はそれなりのリスクもあるため、タイミングは必ずご一考ください。

この時は29年前の製品でしたが、標準使用期間(10年)以上を経過していればこうしたことが稀にあります。エアコンクリーニングを希望されるお客様にはぜひ知っておいて頂きたい出来事です。

さてさて、話を今に戻します。

お客様宅に到着しまして、お客様とも一年ぶりの再会。ご年配の女性の方で先の電話時にも「この間、入院しちゃってねぇ」とお話しされていたので少し心配もしていたのですが、明るい表情でお出迎えくださり一安心。

早速、「ピッ♪」とリモコンでエアコンのスイッチを入れますと

冷房、除湿、暖房、風量、上下風向きなど、色々と確認してみますがどこにも異常はありません。

とお客様。リモコンのボタンをしげしげと見ながら、

その様子を見ていて何となく気が付きました。

予想通り、リモコンのボタンが押されても、エアコン本体は反応しません。

お客様がリモコン操作をされていた時、ボタン操作に夢中になるあまり、リモコン(赤外線の発信部)がエアコン本体とは全く違う方向を向いてしまっていたためにエアコンが反応しなかったのです。

原因も分かり、ホッと胸を撫で下した瞬間でした。

ということで本日のお掃除(?)もこれにて完了です。ありがとうございました!

それにしてもトラブルが引き寄せた再会とは言え、お客様もお元気そうで何よりでした。お会い出来て良かった。

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時には思い出したくない/繰り返したくないトラブルもありますが、負けずに頑張るお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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きのこ園さんのエアコンを綺麗にした日。

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いつも配線工事や空調機器の設置等でお世話になっている電気屋さんより入電。

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今回ご縁を頂いたのは同じ長野市内にあるきのこ農家の『(有)宮崎きのこ園』様。

長野市青木島町大塚にある『(有)宮崎きのこ園』さん。昭和の終わりからきのこを作り続けて30年超。シャキシャキぷりぷりでしっかり味のぶなしめじが自慢の老舗きのこ農家さんです。

長野市近郊では『デリシア』『綿半』『Aコープ』など各スーパーマーケットの地場産食材コーナーにてお買い求め頂けます。国内産おがくずと長野県指定の栄養剤を使用しており、安心安全のとっても美味しいぶなしめじです!

──きのこ園さんならではのエアコン風景に出会った。

ということでご訪問。今回はスタッフさん達の休憩室と出荷包装作業スペースに設置された壁掛け通常エアコンの2台。まずは休憩スペースのエアコンから。

機体はコロナさんの壁掛け通常エアコンです。
2021年製なのでパッと見はとても綺麗です。

汚れ状況を確認すれば、送風ファンにはやはりもこもこと埃&カビ汚れが。そして、さらによくよく内部を見てみると、

初めて見る光景が目に飛び込んできました。

以前、パン屋さんのエアコンクリーニングをさせて頂いた際はエアコンからバターやコンフィチュール等の香ばしい良い匂いがしてくるパン屋さんならでは汚れ方をしたエアコンと出会ったのですが(詳しくはこちら)、きのこ園さんのエアコンもそれと同様に実に特色ある汚れ状況が作り出されていました。

私も初見の光景にオーナーさんに思わず「すみません、これってきのこの赤ちゃんですか?」とお聞きしてしまいました。

とエアコン内のきのこでさえも愛でるようにお答えくださるオーナーさん(笑)。きのこと真摯に向き合うそのお人柄が感じられた瞬間でもありました😄

エアコンはきのこの生育場にあるものではないため、菌を直接吸い込む環境にあったわけではないのですが、それでも菌はエアコン内部にまでしっかり到達しています。エアコンがいかに広範の空気と空気中の塵あくたを力強く吸い込んでいるのかがよく分かりますね。

そしてまた、カビもきのこも実は同じ真菌の仲間。水分や温度が足らずに大きく成長していないとはいえ、きのこが生えているということはそれ以上の環境適応能力を見せるカビにとってエアコン内がいかに居心地の良い空間であるものかということを如実に物語っています。

作業内容は『スタンダードプラン』にて。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除していきます。

左画像がドレンパンですが、ここにもきのこの赤ちゃんは満遍なくいらっしゃいました😆 菌の生命力はすごいですね。

さて、各部をしっかり洗浄しまして、気持ちよくお使い頂ける状態へと回復していきます。

ファンを取り外さない場合はしっかり押さえながら、ファンを回さないよう洗浄していきます。高圧洗浄でファンをグルグル回しながら洗ってしまうとファンから剥がれた汚れが飛び散って、熱交換器の裏側にこびりついてしまいます。

*

無事1台目が終了。2台目も同じようにお掃除です。

ちなみに作業時、部品を洗うために水道をひとつお借りしていたのですが、途中、そこへ接続していた洗浄用ホース(散水用ホースヘッド付き)がいつの間にやら水圧で外れてしまっており、何分間かお水を出しっぱなしにしてしまうという何とも情けないミスをしてしまいました。しかもオーナーさんからご指摘を頂くという😭 本当に大変失礼いたしました😭 蛇口は使用の度に毎回毎回必ず閉じましょう!(備忘録まで)

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。きのこ園さんの空気の安心安全にお力添えすることができました。ありがとうございました!

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「菌の力を侮らず、菌が繁殖してしまうエアコンは定期的にクリーニングしましょう!」のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いておりますが、当記事内容についてのご質問等は弊店までお願い致します。

初めてのお取引で4台ものエアコン清掃をお任せ頂いた日。

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普段、特定のお取引先様とのお仕事ばかりの『お掃除のむらかみ』。ホームページは開設しているものの、実はその開設由来は懇意のお客様方から「あなたを他の人に紹介する時にホームページのひとつもないなんて困るから作って」と鞭撻頂き、作成したものでありまして😅

そのため、ネット広告やSEO対策なども一切行ってはおりません。ともすれば、ご紹介以外の形でホームページよりご依頼をしてくださるお客様など年に数えるほどで…。いや、まぁ、ある意味寂しい状況なのですが(苦笑)。

今回はそのようなご紹介でもなく、弊店のことを全くもって知らなかったお客様がゼロからの形で弊店を探し出し、ご依頼をくださった時のお話。

*

5月下旬、弊店の受信メールボックスに【注文/問い合わせメールを受信しました ■差出人:〇〇〇〇 ■メールアドレス:〇×△※】との通達。内容を見てみるとエアコンクリーニング3台のご依頼です。しかも、「クリーンクーポン(商品券)も購入します」との追加注文付きです。

しかし、ここで私は思ったのです。

いつも来る問い合わせメールであれば、「〇〇さんから紹介してもらってご連絡しました」「△△さんからお話を聞いてメールしました」といった前置き文があったり、あるいはご紹介者様から事前に「※※さんて人から連絡がいくのでよろしくね~」といったお声がけがあっての問い合わせだったりするのですが、それもなく全くもって思い当たらぬご注文メール。

第一印象では“嬉しい/ありがたい”というより、正直懐疑的であり焦りもしたのです。何せ普段ホームページのみからのご依頼がほとんどございませんので(^_^;A 掃除依頼に加え、商品券も同時に購入しますというのがさらに私の疑心暗鬼に拍車をかけました。そして何より、私は人見知りです。たとえメールでも人見知りは全開いたします😅 「もしかして商品券搾取とかの詐欺的な何かかな…」とも思ったくらいでした💦

とりあえずご依頼主様が送ってくださった情報を元に返信。エアコンクリーニングは破損等のリスクがあるため、その旨なども記載し「お引き受けにあたってはそれらをご了承頂けますと幸いです」といったことをお返事させて頂きました。

弊店はエアコンクリーニングの際、やれ「製品の型番をお送りください」、やれ「電化製品は破損リスクが伴うので同意書をなんたらかんたら」といったお客様にとっては割と面倒なことをお願いしております場末の掃除屋さんです🤣

そのような旨をお送りしますと「他社さんが予定を早々に組んでくださったのでキャンセルさせてください」「壊されては困るので今回は遠慮させてください」という方もいらっしゃるため、それならそれでとお答えをお待ちしていたところ、同日中に

とのお返事。

予想外の事態となりました。

そうこられては引き下がることができません。覚悟を決め、お引き受け。しかもその後、「もう1台、クリーニングを追加したい」とのご連絡。

こちらとしてはいよいよ混乱もしてまいりました。

ハウスクリーニングのマッチングサイトやGoogleクチコミやらにも情報や評価が載っていない、こんな場末の掃除屋さんになぜ4台ものエアコンクリーニングをお願いし、かつクリーンクーポン(商品券)まで購入しようとされるのか。そして、ご依頼主様がどのようにして弊店を見つけられたのか。

あまりにも気になってしまっため、まだお会いもしていない中で大変失礼とは承知しながらもメールにてお伺いをしてしまいました。すると、頂戴した返信メールには

  • 日本エアコンクリーニング協会のホームページから辿り着いたこと」
  • 「弊店の各ページを色々お読みくださったこと」
  • 「ホームページの情報から弊店のことを信頼するに足ると思ってくださったこと」

といった弊店にご依頼頂くまでのご依頼主様の行動の経緯が細かく記されておりました。

一番最初のやりとりの時にはなかなか分かり得ませんでしたが、やりとりを繰り返すほどにご依頼主様の紳士で実直な様子が文面からも感じ取ることができ、そしてダメ押しのように頂いた先のお言葉。本当に嬉しい次第でした。

S様、私の方こそサービスに伺わせて頂く前より本当に身に余るほどのお言葉を頂戴しました。ありがとうございました。この場でも今回のご縁につきまして改めて心より御礼を申し上げます。弊店を見つけてくださり、本当にありがとうございました!!

そして勝手に疑ってしまい、大変、大変申し訳ございませんでした🙇‍♂️

──ご縁、お仕事、日々の恵に本当に感謝です。

迎えた作業日当日。「当日は仕事のため、お会いできないかもしれませんが」とご連絡頂いていたものの、お伺いすると思い描いていた通りの紳士で素敵なご依頼主様が迎えてくださり、無事お目にかかることができました。

ちなみに実は「こんな風にゼロから村上を見つけてくださる人は一体どんな人なのだろう?」とお名前からネット検索をさせて頂いたりもしておりました💦 SNS時代の昨今、個人の名前でもFacebookなどの情報が検索結果に出てきますからね😏

すると検索結果に出てきた人物が自分の職歴にもある種共通する部分をお持ちの方で、かつ相当なキャリアを持つ方がヒットしてまいりまして、「もしこの方であればお会いしてみたいなぁ。嬉しいなぁ」という親近感も覚えつつ伺いましたところ、見事にその方であったという!😲

『下町ロケット』のモデルとも言われる(株)植松電機・植松努社長の「思うは招く」の言葉ではないですが、人間四十も過ぎ、振り返ってみれば「かく思えばその未来は手繰り寄せられる」ということが往々にしてあるなぁと感じるところもあり、今回はまさにその通りな時間を経験し、それもまた大変不思議で、大変嬉しい次第でした。

と、前置きが長すぎるくらいに長くなりました💦 さてさて、お掃除です。

4台承っておりましたが、実は1台はお断りいたしました。だって、綺麗なんですもの(笑)。

ちなみに『エアコンは冷房を使用しそのままお手入れをしなければ、内部には必ずカビ汚れが発生してしまう電化製品です』という事実を踏まえた上で、さて、クリーニングをしました各エアコンを足早にご紹介。

━━【1台目】

『三菱製MSZ‑GE2819(2019~20年製)』。

作業内容は以降いずれの台も『スタンダードプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除していきます。

三菱電機製の通常エアコン。3年以上&夏場はしっかり使用の状況でしたのカビ汚れは相応にありました。

━━【2台目】

1台目と同様の『三菱製MSZ‑GE2819(2019~20年製)』。

1台目と同じ機種でしたが、こちらの方が汚れは多かったですね。購入タイミングが同時期のものでも使用した時間の長さや空間環境によって汚れ具合には大きな差が出てきます。購入してからの、あるいはお掃除してからの経過年数だけにとらわれず、エアコンを本格稼働する前にはぜひ中を少し覗いてみて頂けると安心かなと思います。

━━【3台目】

3台目は『シャープ製AY‑H25DH(2018~19年製)』。

こちらの機種はドレンパンが土台となるボディと一体型となっているため外すことが出来ません。熱交換器をドレンパンから離脱させたりしながら、可能な限り内部を洗浄していきます。

こちら、作業前の確認でもあまり汚れていないことが分かっていたため、作業のお断りも少しご相談させて頂いたのですが、赤ちゃんをお迎えするお部屋に設置されているということで「気持ち的にもお掃除したい」というご依頼主様のご要望にお応えし、恐れながら洗浄をさせて頂きました。

━━【4台目】

4台目は『三菱重工製SRK28TW(2018~19年製)』。

こちらのエアコンは作業を見送らせて頂きました。送風ファンや熱交換器部分を確認しても目立った汚れはありませんでした。

4台目の三菱重工製エアコン。作業前の機体確認時にシャープ製のそれと同じくらいの汚れだろうなぁと感じていたため、シャープ製の洗浄具合を確認した上で「やはり汚れは軽微(=清掃のコストパフォーマンスに見合わない)」と判断したため、お掃除を見送らせて頂きました。今夏は不快感なくお使い頂けると思いますので、暑くなると予想されている今夏、しっかりお使い頂いた上でまた来年、確認なりでお会いいたしましょう! の形に。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

作業にあたっては

など、ご夫婦揃って本当に細かなところまでお気遣いを頂き、大変にありがたい現場となりました。重ね重ね御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

S様、お仕事等大変ご多忙とも存じますがお体にはくれぐれもご自愛頂き、ご家族皆様方、健やかなる日々をお過ごし頂けることを心よりお祈りいたしております。

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お仕事を頂けるということは本当にご縁の不思議や奇跡のようなものなのかもしれません。巡り合ったご縁に感謝するお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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夏前は「エアコン」「浴室」「レンジフード」のお掃除がおすすめ。

気忙しさに追い立てられ、あくせくしていたところ、あっという間に夏の暑さを迎える時節となってしまいました。おかげさまで弊店も毎日何かと皆様方のお役に立たせて頂いております。そんな今日この頃の日々の中からいくつかを。

エアコンクリーニングは夏前までに!

夏本番を前にエアコンクリーニングのお声がけを多く頂いております。いつもご利用くださる皆様方、本当にありがとうございます🙇‍♂️

ちなみに弊店をご利用頂いたことがあるお客様は私から耳にたこが出来るくらいにお聞きになられているかもしれませんが💦、本格的に暑くなった時期のエアコンクリーニングは出来ればどうぞお避けください。それは故障や不具合といったトラブルで暑い時期に冷房が使えなくなってしまうリスクを避けるためです(→詳しくはこちら)。

また、空調機器はその役割と機能上、私たちが生活している空間の塵埃等を非常に多く吸い込んでいます。そのため実は非常に汚れやすく、常なるお手入れを必要とするものでもあります。エアコンであればフィルターはこまめに清掃するなどし、また内部の汚れ具合などについても時々は目視してみるなど、ぜひコンスタントに気にかけてあげてください。

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浴室清掃で夏の爽快バスタイムをサポート

初夏の『お掃除のむらかみ』は「エアコンクリーニング」のご依頼が大半かと思いきや、実は「浴室」や「レンジフード」のご相談も多く頂きます。

浴室清掃の場合、梅雨時期でカビの増殖スピードが速いこともその理由かもしれません。私がお掃除をした後に「ホームセンター等で売っている燻煙式のカビ防止剤でカビ予防!」というお客様も多いです😄

ちなみに左写真はカビ取り作業時の私です(笑)。次亜塩素酸ナトリウムに代表される塩素系カビ取り剤を使用する際は目鼻口の保護は絶対です!

「夏のお風呂は湯船に浸からず、シャワーで済ませる」という方も多いかもしれませんが、「夏だからこそスッキリ綺麗な状態にして爽やかな浴室環境を維持しておきたい!」というお客様は多いですね😉 

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夏のレンジフード清掃で年末大掃除を楽に

春から夏にかけては個人的にはレンジフード清掃が本当に良い時期だなぁと思います😄この時期に汚れ落としをしっかりやっておけば年末の大掃除時期にもそこまでの汚れ付きにはなっていないでしょうし(=大掃除の時、ご自身で手軽にお掃除できる)、何といっても暖かい時期や環境ですと油が柔らかくなっているため、汚れ落としが冬に比べてとても楽なんです🤣

先日伺わせて頂いたレンジフード清掃。今回は二年ぶりでした。
20年近くお使いの換気扇です。汚れはもちろんありますが、丁寧に使われているのでとても綺麗です。

ちなみにレンジフードやキッチンなど油汚れが多い所のお掃除ではお湯をよく使います。お湯を使うと油落としが非常に楽になる反面、夏場などは熱気がこもり、汗かきべそかき状態にもなりますが(^^;

それでもお湯を活用すると油汚れが楽しいほどによく落ちていくため、どんなに暑くともお湯が使えるのであればお湯の使用はやめられません(笑)。

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それにしても、お客様からも「春夏秋冬の季節プランとか作ったりしないんですか?」といったお声がけを頂いたりするのですが、未だ手付かず💦「この時期には実はこのお掃除をされた方が効率よかったり、お得ですよ~」という発信もしていきたいのですが、申し訳ございません💦少々お待ちください😅

東奔西走している毎日ですが、お声がけくださる皆様方には本当に毎日感謝です。お掃除を通じて日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

パナソニック製お掃除機能付きエアコンをクリーニングした日。

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夏本番を控え、エアコンのお掃除依頼も増えてきました。今回はパナソニック製のお掃除機能付きエアコンのクリーニングのお話。

家庭用壁掛けエアコンにおいてはお掃除機能付き(=フィルターの自動清掃や熱交換器部分の洗浄機能など)がもはや主流となっていますが、この機能、便利さをもたらしてくれる反面、もちろんデメリットもありますのでぜひご理解を頂いた上で上手にお付き合いを頂ければなぁと思います。

さて、今回のクリーニングはこちら。

パナソニックさんのお掃除機能付きエアコン『CS-RX250C2』。2009年製です。作業は弊店『スタンダードプラン』での承りです。

お掃除しようと思われた理由は「ちょっと中を覗いてみたら真っ黒で😨」とのことで見てみれば、ご覧の通り。

対象製品は製造より10年(=メーカーが定めた標準使用期間)を経過している製品です。それゆえ部品の破損等があった場合でもメーカーさん修理が不可能となってしまうため、万一破損があったとしても修理補償が出来ない形でのクリーニング作業となってしまいますが、その旨ご承諾頂きました上でいざ作業です。もちろん細心の注意を払って作業はしていきます💦

*製造より10年を過ぎたエアコンをお使いの方はぜひ頭の片隅にご記憶頂ければ幸いです。

ということで分解前に風の吹き出し口をちらっと覗いてみても汚れは一目瞭然。エアコン内の空気の出口となる吹き出し口やルーバー(風向板)にカビが付着していれば、入口から出口まで、その中はおおよそ汚れているということになりますので、ぜひ時々は吹き出し口の中をチェックしてみてください😃

さて、分解をして汚れを確認 & エアコン内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

お掃除機能付きと呼ばれる高機能エアコンは構造部品が多いため、カバーや電装部品などを順番に一つひとつ外していきます。
形状が複雑なお掃除ロボも汚れが溜まりやすい部品です。ドレンパンと呼ばれる冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止める部品も役割上、水分にさらされていることがほとんどなのでカビやすいです。

──高機能ゆえに注意したいのが埃の堆積スピードと量。

ちなみにパナソニック製に限らずですが、高所にあるエアコンのフィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボは大変便利ではあるのですが、一方でこんなデメリットがあることも覚えておいてください。それはお掃除ロボによるフィルターへの埃のこすり付けや内部への押し込みです。

パナソニックさんのお掃除ロボはブラシの付いた捕集機がフィルターの上をスライドして埃をこそぎ取り、戸外へと自動排出してくれるタイプ(ダストボックスに回収するタイプもあります)なのですが、その過程ではブラシが埃を裏ごしするかのようにフィルターの奥へ奥へと押し込んでいってしまう現象が起きてしまっています。これは他にも日立さんやダイキンさんなど、埃の捕集機がフィルターの上を移動するタイプのお掃除機能付きエアコンで見られます。

フィルターの内側部分を観察してみるとよく分かります。埃がより細かくなってフィルターを通過し、機体内部へと押しやられてしまっています。

そのためこのタイプのお掃除機能付きエアコンはフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる空気の温度を上げ下げしてくれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。ここへの汚れの堆積が酷くなるとカビの繁殖スピードや量が早く多くなってしまうのはもちろんですが、通り抜ける空気量が減ってしまうため風量の低下にもつながってきます。

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、そのフィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂ければ大変嬉しい次第です😄

また、ともすれば汚れやお掃除を気にされる方ほど、フィルター自動お掃除機能は実はそう頻繁に使わない方が逆に良いという場合もありますし、エアコン購入にあたっても普通のエアコンをお選び頂いた方が良いということもあるかもしれません。

そんな話をお客様ともしながら作業すること3時間超。

熱交換器は埃とカビで目詰まりをしてしまっていました。
洗浄後は通る空気の量も変わるため、冷暖房の効きをしっかり感じることが出来ます。
お掃除機能付きエアコンはロボ機構が組み込まれていることで内部の通気性が悪く、冷房時に発生した湿気が逃げづらいため、送風ファンなどのカビも酷くなりがちです。
熱交換器、送風ファン、吹き出し口など空気の通り道にある部品をしっかり洗浄していくことがエアコンクリーニングにおける基礎であり最大のポイントでもあります。

無事綺麗な空気を排出してくれるエアコンへとその機能を取り戻すことが出来、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

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「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

今年度『クリーンクーポン(商品券)』販売開始のお知らせ

昨年度ご好評頂いた商品券タイプの清掃商品『クリーンクーポン』の販売につきましてご案内をさせて頂きます。詳しくは下記案内チラシをご高覧頂ければと存じますが、概要としては以下となります。

『お掃除のむらかみ クリーンクーポン

■商品券タイプの清掃申し込み商品となります。

 弊店の清掃メニューでお使い頂ける商品券を

 ①5万円分を4万円  ➁10万円分を8万円  の形にて販売。

(お一人様/一法人様 計3セットまで購入可能)

■販売期間:2025年3月末日までの間

■ご利用期限:ご購入月より向こう一年間(購入月と同月末迄)

━━【ポイント】

  • 1セットあたり額面25%お得になっております。
  • お好きなタイミングでの清掃申し込みに利用でき、かつご自身、自社のみならず他社員/スタッフさんやご家族等でも共有利用が可能です。
  • ご利用の多い清掃メニューに関しては『クリーンクーポン』専用の限定価格を設定しております。
  • 経費利用で節税対策のひとつとしてお使い頂けます。

*

昨年度に引き続いてお問い合わせくださったお客様におかれましてはお待たせをしてしまい、大変失礼いたしました。今年度も本サービスをご愛顧頂ければ幸いでございます。

ちなみによもやま話ではございますが


『クリーンクーポン』のはじまりは、良くしてくださっている飲食店オーナー様と歯科医師先生との会食時の雑談がきっかけでした。

「定期清掃だと今回のコロナの時みたいに『ごめん、今月はちょっと厳しい…』とか相談しなくちゃならない時もあって申し訳ない気持ちになることがあるんだよね」

「医院とか自分だけじゃなくて、スタッフさんにも使える形を用意してもらえたらありがたいかも」

そんなお声を頂き、「環境美化」はもちろんのこと「定期契約でなくとも適時性や清掃利用の利便性が確保でき、経費精算もできる」「福利厚生に使える」「無理のない範囲で勉強してくれればもっと良い😁」の条件をクリア(?)した本サービスを開始させて頂いた次第です。

『三方よし』の実現にはまだまだ努力や工夫が足りないかもしれませんが、皆様の日々の暮らしの快適づくりに貢献させて頂ければ幸いです。

お掃除機能付きエアコンも定期的なお手入れを。

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エアコンクリーニングに伺う度に

とお話ししている私なのですが、今回はそれに加え、

と、エアコンの構造や汚れをお客様と一緒に確認しながら、お話ししながら、綺麗のお手伝いをさせて頂いたというお話です。

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今回は皆神山のふもと、長野市松代町にてご縁あってお伺いをさせて頂いたお客様。清掃対象のエアコンは3~4年前にもクリーニングをされたことがあるとのこと。それでもエアコンの吹き出し口付近にカビのようなものが見えたことや、エアコンをつけると少し体の不調を感じてしまうようなことがご家族の中でもあったとのことで、今回またクリーニングの依頼をされたそう。

ちなみに弊店がお掃除させて頂くことになったのは、前回やってくださったお掃除屋さんとはタイミングが合わなかったとのことで本当にたまたまのことでした。また、さらにそこにも裏話があり、お客様は弊店に直接ご依頼をしてきてくださったわけではなく、弊店が業務協力をお願いしている株式会社GOENさん(←片付けや特殊清掃における長野県牽引企業さんです!)にエアコンクリーニングのご相談をしたところ、お引き受けしたGOENさんから逆に弊店に協力依頼を頂いてしまったという経緯でもあり(^^;

にもかかわらず、ブログにお話をご紹介頂く旨のご了承も頂き、S様、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼申し上げます。また、大事な仕事を私に預けてくださったGOEN代表・小口様にも心より感謝を申し上げます😄

さて、今回のエアコンはいわゆるお掃除機能付きと呼ばれる高機能エアコン。フィルターを自動でお掃除してくれるためフィルター清掃の手間が省け、メンテナンスも楽になります!という機能を備えたものなのですが、これがなかなかその反面となるデメリットもありまして💦

機体はシャープさんのお掃除機能付きエアコン『AY-F28X-W』。2016年製です。作業は弊店『スタンダードプラン』に相当する内容での承りです。

今年で使用8年となる中でも一度エアコンクリーニングを実施されているので、そこまで汚れも酷くはないかなと思いきや…

早速、分解をしながら中の汚れ状況を確認していきます。お掃除機能を有したエアコンの場合は「外装カバー」→「風向板」→「電装部品」→「お掃除機能部品(ロボ)」→「ドレンパン」の順に各パーツを外し、その内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

洗浄の準備を整えた状態です。熱交換器と呼ばれる空気を通して風の温度を上げ下げするための部品にも埃がびっしりでした。ここが詰まると風力が低下してしまいます。
送風ファンにもカビのもこもこがついてしまっています。この状態でエアコンを使用すれば少なからず風にもカビ菌が乗ってきてしまいますね😅
形状が複雑なお掃除ロボも汚れが溜まりやすい部品です。冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止めるドレンパンも役割上、水分にさらされていることがほとんどなのでここの汚れも特に気にしたいところですね。

──高機能エアコンは内部通気性も悪いので汚れに注意!

ちなみにエアコンは冷房/除湿機能を使えば室内機内部にカビ汚れが必ず発生してしまう電化製品です(→詳しくはこちらにて)。それはフィルターや送風ファンを自動でお掃除してくれるお掃除ロボ付きや熱交換器を凍結洗浄してくれるなどの機能を有した高機能エアコンでも変わりません。

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、そのフィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂き、お手入れについての考え方、エアコンを買い求める際の考え方などの参考にして頂けたらと思います。

ということで簡単ではありますがご説明。

お掃除機能付きなどの高機能エアコンは構造部品が通常エアコンに比べて非常に多く、中の構造も複雑でどうしても通気性が悪くなってしまっているため、冷房/除湿使用時のエアコン内部に発生した湿気が逃げにくい(=カビが繁殖しやすい)傾向にあります。また、構造部品が多いということはカビや埃が付着する表面積もそれに比例して多くなっているため、自ずと汚れが堆積しやすい環境となってしまっています。

フィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボは埃を掃除機のような強い力で吸い込んだり、強力な風で吹き飛ばしてくれるわけではありません。ロボに備わったブラシでフィルター表面を撫でながら大きな塵や埃を払いエアコン内部に設置されたダストボックスに回収、あるいは埃排出ホースを通じて戸外へと排出してくれる機能です。

その過程ではブラシがフィルターの奥に埃をさらに押し込んでしまう現象が少なからず起きてしまっており、そのためフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。

また、エアコンがキッチンのすぐ側にあるなど油煙を吸い込みやすい場所に設置されているとフィルターに付着した油のベトツキがお掃除ブラシによってさらにこすりつけられてしまい、フィルター自体の目詰まりが促進されてしまうこともしばしばです。

フィルター自動お掃除機能のある機種の場合、お掃除ロボがフィルターから取り除いてくれた埃はエアコン内部のダストボックスに収納されます。ダストボックスのお手入れを怠るとダストボックスから機体内部へと埃があふれ、逆にエアコンを汚す原因となってしまいます。フィルターのお掃除は必要なくともダストボックスのお手入れが必須となることはぜひ覚えておいてください。

一方で排出機能を通じて埃を戸外へと自動で排出してくれる機種もありますが、排出機能として備わった小さなモーターとファン(=風)の力だけではそれもなかなか難しく、残念ながら排出ホース内で綿状に詰まってしまっていることがほとんどです(↓下画像参照)。ですので、こちらも機能を過信するべからずです😥

様々な機能が付いた高機能エアコンは販売価格が高くなってしまうのは当然なのですが、見落としてはいけないのが故障率です。高機能エアコンだから故障しやすいというわけでは決してないのですが、単純に経験則や確率論からによる仮説です。部品が多いということはそれだけ不具合を起こす可能性のある箇所が多くなってしまうため、自ずと故障のリスクも高くなってしまうということですね。

また、私たちのような専門業者にお掃除をご依頼される場合、価格が高くなってしまうのもデメリットと言えます。高機能エアコンの場合は作業工程が多く、作業時間も通常エアコンの倍ほどにかかってしまうため、どうしてもそのような形になってしまいます😥 

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ざっとの紹介ではありますが、以上がお掃除機能付きエアコンを主体とした高機能エアコンの大きなデメリットではないでしょうか。ともすれば、汚れやお掃除を気にされる方ほど、フィルター自動お掃除機能は実はそう頻繁に使わない方が逆に良いという場合もありますし、エアコン購入にあたっても普通のエアコンをお選び頂いた方が良いということもあるかもしれません。

もちろん機種や設置する場所、使用状況によっても異なってはくるので一概には言えませんが、大概あてはまる上記についてはぜひ覚えておいて頂けると『エアコンのほんとのところ』を伝道したいと考えている私にとっても大変嬉しい次第です😄

──百聞は一見に如かず。一度はご覧頂きたいエアコン内部。

そんなこんなな前述の内容をお客様とも各部を眺めながらお話しすること&作業をすること3時間半。無事エアコンからの綺麗な空気を取り戻すことが出来ました。

エアコン汚れの実際についてはブログやエアコンクリーニングのご案内ページでも出来る限りお伝えはしているつもりなのですが、やはりなかなか伝えきれない部分もあります。エアコン汚れが気になる方はぜひ一度ご自身で吹き出し口内部をライトで照らして見てみるでも良し、ぜひ覗いてみてください(笑)。

ということで、信州は松代、本日のエアコンクリーニングもこれにて完了です。ありがとうございました! S様、また機会ございましたら株式会社GOENさんを通じ、何卒よろしくお願い申し上げます。

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「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

パン屋さんのエアコンが綺麗になった日。

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今年の2月3月は暑さ寒さに加え、どかっと降る雪が代わる代わるやってきて目まぐるしい天候ですね😅 さてさて、そんなある日、「ピンポン♪」とLINEに家族やよく連絡を取らせて頂くお取引先様以外からの着信通知が。見れば、エアコンクリーニングのご依頼メッセージと見覚えのあるお名前…

と気づくのにそう時間もかかりませんでした。

今回ご連絡をくださったのは千曲市にある人気ベーカリー『Pain Atmos(パン アトモス)』のオーナー様。一年と少し前にご縁あってお店内のエアコンクリーニングを行わせて頂いたのですが、その際「出身は九州」「以前は東京のホテルに勤めていて」などオーナー様のちょっとした身の上話もお聞きしていたのでよく覚えておりました😄(私がズカズカお聞きしてしまっただけなのですが💦)

千曲市新田にある『Pain Atmos(パン アトモス)』さん。ブルーのトレーラーハウスが目印のパン屋さんです。

お店には素材と製法に真摯に向き合う姿勢で焼き上げられた数々のパンが並び、多くのベーカリーファンから支持を集めています。朝7時からのオープンのため、日によってはお昼過ぎには売り切れとなってしまうことも😲

Instagramでも季節の味覚を活かしたパンなどを随時紹介されているのですが、これが実に目にも鮮やかで見ているだけでも「これ絶対おいしいやつ!」と思わせられます。こういうグッとくる見せ方、自分も勉強しなきゃなぁ…と思う今日この頃(苦笑)。

エアコンは必ず汚れ(カビ)ます! 定期的にメンテナンスを。

ということでご訪問。今回は厨房内にある業務用壁掛けエアコンと販売スペースに設置された家庭用エアコンの2台。一年と少し前にもお掃除した機体です。まずは厨房内の業務用壁掛けエアコンから。

家庭用エアコンが横幅80cm前後に対し業務用は120cm前後あるため、目の前で対峙すると圧倒感があります。
機体は三菱さんの業務用壁掛けエアコンです。

汚れ状況を確認すると、一年と少し前にお掃除したとは言え、なかなかのカビと油汚れ。パン屋さんの厨房という環境上、埃や水分に加え小麦粉や油脂分といったこびりつき易い汚れの素やカビの栄養源を自ずと吸い込んでしまう状況にあるのでこれは致し方ありません😅

これよりもっと酷い状況になると、まさにこんもりもこもこのカビ&埃汚れがファンやら熱交換器やらにびっしり付いていることも普通にあります。エアコンをつけるとカスが飛んでくるくらいに…。この段階でお掃除をちゃんとしてくれるオーナー様の衛生判断には頭が下がります。可能な限りの汚れ落としをして、また一年なり気持ちよくお使い頂けるようにするのが私の使命ですね(`-´)

ちなみにこうした厳しい環境にあるエアコンに限らず、エアコンは冷房/除湿機能を使えば室内機内部にカビ汚れが必ず発生してしまう電化製品です(→詳しくはこちらでも)。人の体と同じようにひと夏ふた夏頑張ったエアコンはぜひメンテナンスをしてあげてください。

さて、お掃除です。

作業内容は『スタンダードプラン』にて。

冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン。画像内グレー色の羽が付いている部品です)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除をしていきます。
ファンを取り外さない場合はしっかり押さえながら、ファンを回さないように洗浄していきます。高圧洗浄でファンをグルグル回しながら洗ってしまうとファンから剥がれた汚れが飛び散って、熱交換器の裏側にこびりついてしまいます。

──パン屋さんのエアコンは汚れていても良い匂い😆

なかなかの汚れに手こずり、1台目でおよそ二時間が経過…💦 続いて2台目です。こちらは販売スペース内にあるため、そこまで油脂分等を吸ったりはしていません。

シンプルなノーマルエアコンはやっぱり良いですね。メンテナンス性も◎、清掃コストも◎。私はエアコンはノーマル推しです(笑)。
2台目も三菱さん。お掃除屋さんなら思わず食いついちゃうかもですが、はい、このタイプ、カバーが大変外しづらくなったタイプです😅

こちらもドレンパンまでは最低限外し、お掃除をしていきます。

それにしてもパン屋さんのエアコンクリーニングはとても心が躍ります。汚れを目の当たりにしていても気持ち悪くないんです。むしろ良い匂いがするというか(笑)。

通常、エアコンクリーニングは洗浄をする際の高圧洗浄の跳ね返りで埃臭さだったりカビ臭さ、あるいは油独特の臭気が顔面を襲ってくるのですが、パン屋さんの顔面跳ね返りにはそれがないんです。『Pain Atmos(パン アトモス)』さんの汚れがまだ軽微だからということもあるのかもしれませんが、湿ったカビ臭さもあまりなく、むしろ香ばしい匂いがするというか、洗っているとバターやコンフィチュール(?)の豊かな香りに包まれ、ずっと嗅いでいたい気持ちになりそうといいますかo(ˊ▽ˋ*)o

そんなこんなで洗浄に夢心地になり、2台目は熱交換器やファンなどのビフォーアフター写真は撮り忘れました! ございません!😆

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。パン屋さんの空気の安心安全にお力添えすることができました。ありがとうございました!

*

「良い匂いのエアコンでも汚れはちゃんと取りましょう!」のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いておりますが、当記事内容についてのご質問等は弊店までお願い致します。