空調機器(エアコン、換気扇)のクリーニングは定期的に。

『一月往ぬる二月逃げる三月去る』とはよく言ったもので、1月も半分が過ぎ、あっという間に2月を迎えようとしています。今年も残り11カ月。やり残したことがないように力も時間もしっかり使い切っていきたいと思います😆

さて、12月の大掃除ピークを過ぎたのも束の間、1月から3月にかけては年度末が近いということもあり、企業様からにおいては年度初めを迎えるための設備清掃依頼やご相談を多く頂きます。

窓ガラス清掃や床ワックス清掃など、多岐にわたるご依頼を頂きますが、中でも一番気にして頂きたいのは

エアコンや換気扇などに代表される空調機器。

これらのクリーニングはぜひ定期的に

行って頂きたいと思います。

理由はシンプル。人が活動している空間にある空調機器は人が舞い上げる塵埃や繊維くずを常に吸い込んでいるため、思っている以上に簡単に汚れてしまうから。

オフィスなど長時間に渡って多くの人間が活動している場所はもちろんですが、更衣室やロッカールームなど、外着などの脱着を伴う場所にある空調機器もぜひ確認をして頂きたいところです。百聞は一見に如かず。代表的な換気機器の実際の汚れ状況をご覧ください。

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ロスナイ(熱交換型換気機器)のクリーニング

ロスナイと呼ばれる換気機器です。

画像のロスナイは一年毎の清掃を行っていますが、それでもフィルターの目詰まりは避けられません。空気の吸い込み量が少なくなれば自ずと換気効果は低下してしまいます。定期的な確認とメンテナンスが必要ですね😂

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壁掛けエアコンのクリーニング

皆さん見慣れている壁掛けタイプのエアコンです。

こちらはフィルター自動お掃除機能付きのエアコンで、お掃除ロボットを外した後の内部(熱交換器)の様子となります。空気の通り道がこれだけ目詰まりを起こしてしまうと風量も冷暖房効果も著しく低下してしまいます。

お掃除機能付きエアコンはお掃除ロボがフィルターに付いた埃を清掃する際、どうしても中へ中へと押し込んでしまうところがあるため、得てしてお掃除エアコン内部はかような状況となっていることが多いです。

※エアコンクリーニングの実際はこちらのブログもぜひご参考ください。

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天井埋め込み型(業務用)エアコンのクリーニング

こちらは天井埋め込みタイプのエアコンです。

一般住宅向けというよりも多くの人が活動をするオフィスや公共施設、医療介護施設、飲食店施設など、広い空間を持つ施設で採用されているエアコンです。

行き交う人が多ければ多いほど、その分塵埃の堆積は早くなりますし、内部カビ汚れの進行も早まります。ぜひ定期的なメンテナンスを心掛けてください。

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天井換気扇のクリーニング

天井換気扇も気づかぬうちに汚れが堆積してしまうものの代表機器です。
シロッコファンも取り外し、内部に堆積した塵埃を除去していくことが肝要です。

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その他、トイレ空間も要注意です。トイレットペーパーを使用する際には必ず繊維くずが発生し、舞い上がります。毎日使用される空間ですから、その繊維くずの堆積の早さは推して知るべしですね😅

ご参考までにトイレットペーパーからの繊維くずが舞い上がる様子をご覧ください。

(ライオン公式チャンネル【暮らしのマイスター トイレットペーパーの繊維くずがホコリになって舞い上がる/19秒/ライオン】より引用)

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新型コロナウィルスで世界が一変し、対策としての換気の在り方なども見直されています。多くの人が集まったり、活動している場所こそ、定期的に目を配り、常にしっかり機能した空調環境を整えて頂ければと思います。

空調機器の機能改善清掃で、日々の暮らしの空気も快適に。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

お掃除機能付きエアコンほどクリーニングは必要!

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7月に入り、暑さも本格化の様相に。今年は梅雨明けが6月に発表され、「本当に?」という気がしないでもない今日この頃ですが、本日はお掃除機能付きエアコンのお掃除に伺ってまいりました。

今回のクリーニングはこちら。パナソニックお掃除機能付きエアコン「CS-UX637C2」(2017年製)です。

依頼者様がクリーニングしようと思われたきっかけは「汚れでエアコンが止まってしまって…」とのことだったのですが、実は伺う前まで私は少し半信半疑でした。

というのも、現在、現役で使用されているエアコンのほとんどは運転中、室内温度が設定温度に近づくと冷やしすぎや暖めすぎを防止するために自動で運転を止めたり、弱い送風運転になったりします。なので、「汚れでエアコンが止まる? 設定温度に達したから止まったとかじゃないのかなぁ。あっても、センサー部が埃をかぶって正常に機能してなかったり、もしくは基板自体の不具合とかも考えられるんじゃ…」などと思いながら、お伺いをしてみると……本当に汚れでした(・∀・;)

風を送るファンは埃とカビがびっしりで回転が弱くなってしまっており、フィルターはお掃除機能ロボが自動お掃除の際に埃を押し込んでしまい、ほとんど全ての目が埋まってしまっている始末。ヤニ汚れもあったため、フィルターの汚れは余計に酷い状態になっておりました…。熱交換器のアルミフィン部分も押し込まれた埃に水分が付着し、発生したカビと相まって空気の通り道はほぼない状態。これでは風は出ません…。

送風ファンには埃&カビがこんもりと付着。
取り外したお掃除ロボもヤニ汚れでいっぱいでした。
吹き出し口もカビ汚れがだいぶ付いてしまっていました。

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酷い汚れ状態のエアコンにはしばしばお目にかかりますが、そのような状態のエアコンは大体がお掃除機能付きのものばかりです。お掃除機能付きエアコンはお掃除ロボがついているために構造部品が通常エアコンに比べて非常に多く、中の構造も複雑になっているため、エアコン内部に発生した湿気が逃げにくい傾向にあります。それに加え、お掃除ロボがフィルターについた埃やハウスダストを清掃する際、どうしても中に押し込んでしまう現象が少なからず起きてしまうため、どうしても内部に汚れが溜まりやすくなっています。様々な要素が合わさることでお掃除機能付きのエアコンは得てして汚れが酷くなりがちです。。もちろんフィルターを掃除してくれたりは便利ではあるのですが( ˙▿˙ ; ) 汚れやお掃除を気にされる方ほど、エアコン購入の際は普通のエアコンの方をお選び頂いた方がよろしいかなと思います。

さてさて、ということでクリーニング。外装カバー、お掃除ロボ、ドレンパン、ファンと取り外せるものは取り外しての洗浄です。壁に残った熱交換器も高圧洗浄機にて洗浄。

↑すみません…洗浄後の写真を上記以外取り忘れてしまっておりました。。

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気持ちよくお使い頂ける形になりました。お掃除なので新品に戻すことはもちろん叶いませんが、それでも新品を設置して使い始めた時のような新鮮で嬉しい気持ちを思い出させるようなお掃除を提供するべく、これからも精進をしていきます!

今の自分のあるを尽くして。以上、【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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