窓ガラス清掃で景色スッキリ。未来見通しも良く!

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普段から「村さん、村さん」と何かとお声がけを頂くお客様。「村さんの手が空いた時でいいから窓ガラスの掃除をお願い!」とご依頼頂いていたのですが、お言葉に甘えた結果、ご相談頂いてからひと月とお待たせをしてしまい💦

結果、春分の日にご都合頂き、満を持してのお伺い😉 ただ、この日は朝から大雪強風注意報&警報が発せられ、近年稀にみる春の嵐の天気。朝、お客様宅へ向かう際にも雪が車に叩きつけてくるわくるわの様子。

お客様宅は長野市街地より山間の中条地区。おそらく風も雪の降りも酷いだろうし

と思いながら到着してみると、何ということでしょうか!? 朝の降雪の跡はあるのですが、まさかの陽が射す天気🤣

お客様も

とすっかりその気のご様子😆 とはいえ、雨雲レーダー予報を見れば、油断は出来ない雲の流れなのでスピードも意識しながらいざ作業開始です!

──見える景色スッキリで、気持ちも運気もアップ!

ちなみに弊店ではガラスの清掃道具をはじめとして主要道具すべてに厄除けと隆昌のご祈祷を毎年行っています。理由は安全祈願や厄除けのお裾分けのため。厄除けされた道具の使用を通じて、身の回りの綺麗のお手伝いをするだけでなく、お客様方の隆昌にも貢献出来たら良いかなとの思いからです。

私自身それほど信心深いわけでもないのですが、験担ぎと言いますか、ご祈祷頂くと良い結果を常に意識して行動するスイッチが自分自身入る感じにもなっているので続けています😊

窓ガラス用、エアコン清掃用の道具など一式を積み、毎年お祓いをして頂いています。

今回のお客様もかねてよりそれを知ってくださっている方。

と、お掃除の効能を常に意識されている方で、「やる時はしっかり一緒にやっちゃわないとね」と私が窓ガラス掃除をしている横でお部屋の掃除をしっかりされていました(^_^)

さて、私は私で窓ガラスのお掃除をしっかりです!

面倒になりがちなレール溝部分は「ブラッシング&掃除機がけ」→「洗剤拭き&水拭き」にて綺麗さっぱり。その後、ガラス部分をクリーニングしていきます。

なお、今回お客様が特に気にされていたのが室内サッシのガラス部分。パッと見でも積年の曇りが発生しているのが分かり、手で拭いてみてもモヤモヤが多く残ったりしてしまい、結局、面倒になって手をつけられずにいたそう。

ということでそちらも無事にスッキリです。

今回はこの扉が四枚ほどあったのですが、作業を横でご覧になっていたお客様、一枚が綺麗になるまでの時間(10~15分ほど)に

と難儀そうなお顔をされてましたが、仕上がった一枚をご覧頂くと

と驚かれ、多彩に変わるお客様の表情に私も楽しくお掃除をさせて頂くことが出来ました。窓ガラス清掃っていいですよね。見える景色も未来見通しもどんどん良くしてまいりましょう!

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

ちなみに作業終了直前に突然の猛吹雪。寒気と降雪が一気に押し寄せてきたようで辺りは雪景色へと一変しました。お掃除もぎりぎり間に合い、室内に雪が吹き込むなどのこともなく本当に良かったです😅 いやはや、あれは驚きの光景でした。

N様、作業後にもわざわざ御礼のご連絡を頂き、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。またお力になれることございましたら努めさせて頂きます!

*

見える景色をすっきりクリアで未来お見通しも良く! 綺麗をつくって日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

お掃除機能付きエアコンも定期的なお手入れを。

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エアコンクリーニングに伺う度に

とお話ししている私なのですが、今回はそれに加え、

と、エアコンの構造や汚れをお客様と一緒に確認しながら、お話ししながら、綺麗のお手伝いをさせて頂いたというお話です。

*

今回は皆神山のふもと、長野市松代町にてご縁あってお伺いをさせて頂いたお客様。清掃対象のエアコンは3~4年前にもクリーニングをされたことがあるとのこと。それでもエアコンの吹き出し口付近にカビのようなものが見えたことや、エアコンをつけると少し体の不調を感じてしまうようなことがご家族の中でもあったとのことで、今回またクリーニングの依頼をされたそう。

ちなみに弊店がお掃除させて頂くことになったのは、前回やってくださったお掃除屋さんとはタイミングが合わなかったとのことで本当にたまたまのことでした。また、さらにそこにも裏話があり、お客様は弊店に直接ご依頼をしてきてくださったわけではなく、弊店が業務協力をお願いしている株式会社GOENさん(←片付けや特殊清掃における長野県牽引企業さんです!)にエアコンクリーニングのご相談をしたところ、お引き受けしたGOENさんから逆に弊店に協力依頼を頂いてしまったという経緯でもあり(^^;

にもかかわらず、ブログにお話をご紹介頂く旨のご了承も頂き、S様、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼申し上げます。また、大事な仕事を私に預けてくださったGOEN代表・小口様にも心より感謝を申し上げます😄

さて、今回のエアコンはいわゆるお掃除機能付きと呼ばれる高機能エアコン。フィルターを自動でお掃除してくれるためフィルター清掃の手間が省け、メンテナンスも楽になります!という機能を備えたものなのですが、これがなかなかその反面となるデメリットもありまして💦

機体はシャープさんのお掃除機能付きエアコン『AY-F28X-W』。2016年製です。作業は弊店『スタンダードプラン』に相当する内容での承りです。

今年で使用8年となる中でも一度エアコンクリーニングを実施されているので、そこまで汚れも酷くはないかなと思いきや…

早速、分解をしながら中の汚れ状況を確認していきます。お掃除機能を有したエアコンの場合は「外装カバー」→「風向板」→「電装部品」→「お掃除機能部品(ロボ)」→「ドレンパン」の順に各パーツを外し、その内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

洗浄の準備を整えた状態です。熱交換器と呼ばれる空気を通して風の温度を上げ下げするための部品にも埃がびっしりでした。ここが詰まると風力が低下してしまいます。
送風ファンにもカビのもこもこがついてしまっています。この状態でエアコンを使用すれば少なからず風にもカビ菌が乗ってきてしまいますね😅
形状が複雑なお掃除ロボも汚れが溜まりやすい部品です。冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止めるドレンパンも役割上、水分にさらされていることがほとんどなのでここの汚れも特に気にしたいところですね。

──高機能エアコンは内部通気性も悪いので汚れに注意!

ちなみにエアコンは冷房/除湿機能を使えば室内機内部にカビ汚れが必ず発生してしまう電化製品です(→詳しくはこちらにて)。それはフィルターや送風ファンを自動でお掃除してくれるお掃除ロボ付きや熱交換器を凍結洗浄してくれるなどの機能を有した高機能エアコンでも変わりません。

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、そのフィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂き、お手入れについての考え方、エアコンを買い求める際の考え方などの参考にして頂けたらと思います。

ということで簡単ではありますがご説明。

お掃除機能付きなどの高機能エアコンは構造部品が通常エアコンに比べて非常に多く、中の構造も複雑でどうしても通気性が悪くなってしまっているため、冷房/除湿使用時のエアコン内部に発生した湿気が逃げにくい(=カビが繁殖しやすい)傾向にあります。また、構造部品が多いということはカビや埃が付着する表面積もそれに比例して多くなっているため、自ずと汚れが堆積しやすい環境となってしまっています。

フィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボは埃を掃除機のような強い力で吸い込んだり、強力な風で吹き飛ばしてくれるわけではありません。ロボに備わったブラシでフィルター表面を撫でながら大きな塵や埃を払いエアコン内部に設置されたダストボックスに回収、あるいは埃排出ホースを通じて戸外へと排出してくれる機能です。

その過程ではブラシがフィルターの奥に埃をさらに押し込んでしまう現象が少なからず起きてしまっており、そのためフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。

また、エアコンがキッチンのすぐ側にあるなど油煙を吸い込みやすい場所に設置されているとフィルターに付着した油のベトツキがお掃除ブラシによってさらにこすりつけられてしまい、フィルター自体の目詰まりが促進されてしまうこともしばしばです。

フィルター自動お掃除機能のある機種の場合、お掃除ロボがフィルターから取り除いてくれた埃はエアコン内部のダストボックスに収納されます。ダストボックスのお手入れを怠るとダストボックスから機体内部へと埃があふれ、逆にエアコンを汚す原因となってしまいます。フィルターのお掃除は必要なくともダストボックスのお手入れが必須となることはぜひ覚えておいてください。

一方で排出機能を通じて埃を戸外へと自動で排出してくれる機種もありますが、排出機能として備わった小さなモーターとファン(=風)の力だけではそれもなかなか難しく、残念ながら排出ホース内で綿状に詰まってしまっていることがほとんどです(↓下画像参照)。ですので、こちらも機能を過信するべからずです😥

様々な機能が付いた高機能エアコンは販売価格が高くなってしまうのは当然なのですが、見落としてはいけないのが故障率です。高機能エアコンだから故障しやすいというわけでは決してないのですが、単純に経験則や確率論からによる仮説です。部品が多いということはそれだけ不具合を起こす可能性のある箇所が多くなってしまうため、自ずと故障のリスクも高くなってしまうということですね。

また、私たちのような専門業者にお掃除をご依頼される場合、価格が高くなってしまうのもデメリットと言えます。高機能エアコンの場合は作業工程が多く、作業時間も通常エアコンの倍ほどにかかってしまうため、どうしてもそのような形になってしまいます😥 

*

ざっとの紹介ではありますが、以上がお掃除機能付きエアコンを主体とした高機能エアコンの大きなデメリットではないでしょうか。ともすれば、汚れやお掃除を気にされる方ほど、フィルター自動お掃除機能は実はそう頻繁に使わない方が逆に良いという場合もありますし、エアコン購入にあたっても普通のエアコンをお選び頂いた方が良いということもあるかもしれません。

もちろん機種や設置する場所、使用状況によっても異なってはくるので一概には言えませんが、大概あてはまる上記についてはぜひ覚えておいて頂けると『エアコンのほんとのところ』を伝道したいと考えている私にとっても大変嬉しい次第です😄

──百聞は一見に如かず。一度はご覧頂きたいエアコン内部。

そんなこんなな前述の内容をお客様とも各部を眺めながらお話しすること&作業をすること3時間半。無事エアコンからの綺麗な空気を取り戻すことが出来ました。

エアコン汚れの実際についてはブログやエアコンクリーニングのご案内ページでも出来る限りお伝えはしているつもりなのですが、やはりなかなか伝えきれない部分もあります。エアコン汚れが気になる方はぜひ一度ご自身で吹き出し口内部をライトで照らして見てみるでも良し、ぜひ覗いてみてください(笑)。

ということで、信州は松代、本日のエアコンクリーニングもこれにて完了です。ありがとうございました! S様、また機会ございましたら株式会社GOENさんを通じ、何卒よろしくお願い申し上げます。

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「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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サル被害に遭った屋根瓦を簡易メンテナンス。

現場仕事のなかった日。「屋根瓦の補修頼める?」と懇意にして頂いている方よりご相談。「葺き替えとか本格的な瓦の補修はさすがに出来ないですよ💦」とお答えしたところ、「大丈夫! 瓦、乗せるだけだから! 大丈夫! 簡単!」と。「乗せるだけ…?🤔」と思いつつ、とりあえずお伺い。

はてさて見てみれば、屋根の上には瓦が割れ、ステンレス板が挟み込まれている箇所が一箇所。

とお聞きすれば、

さらによくよく見れば、屋根のてっぺん、冠瓦が一つなく…。

こうしておサルさん同様に2階建て建物の屋根てっぺんまで登りメンテナンスをしてくるという簡単(?)作業の火ぶたは切って落とされたのでした。

──瓦が滑る滑る😱 高所作業は必ず安全対策を!

屋根にはしごをかけ、ロープを張る準備等で瓦の上を試しに歩いてみれば、この瓦がとにかくよく滑る滑る💦 ご主人さんが諦めたのも納得です。

大雨予報がされていた日でだんだんと風も強くなりはじめ、準備作業にてんてこ舞い。ビフォー写真のことなどすっかり忘れ(苦笑)。よって、アフターのみの現場写真がこちらです↓↓

冠瓦はモルタルを盛り詰めして補修

そして、一応屋根上の様子も写真に収めつつ、お施主さんにご報告。冠瓦は設置がだいぶ歪んできてしまっていたので「また何かあったら屋根屋さんへのご相談も視野に」ということで地上へと帰還。

ということで、本日のお掃除(?)もこれにて完了です。ありがとうございました!

ちなみに自宅だろうと屋根上などの高所作業は安易にやってはいけません😅命綱無しでの作業などもってのほかです! 知識、道具のきちんと揃った技術者の方にお願いしましょう。

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時にはこんなお困りごとへの対応で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

人工大理石キッチンの天板を綺麗にした日。

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新築引き渡し前清掃でお世話になっている建築会社様よりご相談。「2年前に引き渡した〇〇邸覚えてます? 人工大理石キッチンのワークトップ(天板)が汚れてくすんできたそうなのでクリーニングをお願い出来ればと思うのですが」と。

ただ、このご相談、実は二つ返事ではお引き受けが出来ず😅 というのも、ご依頼のキッチン天板には引き渡し時にコーティング作業が行われていたのを知っていたからなんです(^_^;A 引き渡し清掃をしながら、その様子をしっかりと見ていたので、よく覚えておりました(苦笑)。

コーティングが施されているとなると、気にされているくすみや汚れはおそらく単純な汚れではなく、コーティングの劣化をも含めたもの。だとすると、古いコーティングを剥がした上でのクリーニングにもなりますし、費用も時間も自ずとかかってきてしまいます。

というような懸念を建築会社様にもお伝えしたのですが、「え…な…何とかなりませんか…?(・∀・;)」と言われてしまえば、

と(笑)。

*

さてさて、お伺いをし、実際の現場をまじまじ確認してみれば…

そこかしこにコーティングの剥がれを確認(赤丸部分)。食器などとの摩擦ですっかり傷んでしまい、爪でカリカリすれば取れてしまうほどになっていました。

コーティング自体もくすんでいるようで、これはやはりコーティングを剥がしながらのお掃除となってしまいます。

作業はポリッシャーと呼ばれる磨き清掃用の機械やダイヤモンドパッド、研磨剤、場合によっては染み取り剤なども使用しながら進めていきます。目の粗さが異なるパッドや研磨剤を順番に使っていっての作業となるため、実はけっこう時間がかかってしまいます😅 ご相談を頂いた建築会社様にも最初「1時間とかそれくらいで終わりますよね?」と言われたのですが、「いえいえ、状況によってですが、丸一日かかると思いますよ」と返したところ、「え!?」と驚かれてしまいました(^_^;ゞ

素材の種類や硬さ、傷の深さなどによって磨く道具を変えていきます。
磨いては確認、磨いては確認、を繰り返しながらの作業です。

──コーティングも劣化します。それは覚えておきたいところ。

人工大理石キッチンの天板に限らず、水回りの設備、居室空間の床や壁、もちろん車なども含まれてきますが、それらに防汚や艶上げ目的でコーティングを行うことは少なくありません。ですが、コーティング自体も摩擦や熱、水分、紫外線などで劣化はしていきます。

また、コーティングにはガラス系、シリコーン系、フッ素系と様々な種類がありますし、コーティング自体にも「コーティングが劣化した時にどうするか」という課題が常についてまわるため、メンテナンスを提案する側もなかなか難しいところではあるのですが、それでも『コーティングもモノである限り劣化する』という部分は施工を受ける側のお客様ご自身も認識しておきたいところです。その上で各コーティングの専門の方とご相談をされてみてください。きっとより良いコーティングライフに出会えると思いますよ😉(って、話がズレてきた気がしますが)

そんなことを考えつつ、やはりほぼ丸一日の作業となってしまいましたが、無事お施主様にも建築会社様にもお喜び頂ける形に収めることが出来ました。私もほっと一安心😂 ちなみに今回はコーティングはせずです😆

コーティングと必死に戦ったのですが、もともと艶々するガラス系のコーティングが施されていたため、ビフォーアフター的にはあまり差がないように見えてしまうのが残念ですが😂

*

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

「何とかなるもんだなぁ…良かったなぁ」と時には我ながらしみじみともしたお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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コウモリ侵入!? 「空調機器のメンテナンスは定期的に」が大切です。

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懇意にして頂いている不動産オーナー様よりご相談。「『居室の換気扇から大きな音がするようになった』と入居者さんから連絡があったので見てみてほしい」とのこと。

換気扇の異音は経年使用に伴う製品の劣化がほとんどではあるのですが、多量の汚れ付着が原因だったり、潤滑油の枯渇が原因だったりする場合もあるので、もしお掃除やメンテナンスで気持ちよく使用出来る形に回復するのであれば、とご相談頂くことも多いです。

さてさて、とにもかくにもお伺いです。

既設製品を確認したところ、なかなかの年代物😅 99年製の湿度センサー付き換気扇です。25年も経っていれば経年劣化でしょう。これはもう新品交換が最適解になるかと思いますが、とりあえず異音がどの程度のものかを確認するため、スイッチオン。

すると、様子がおかしい。動作音も確かに唸るような変な音がするのですが、そもそもスイッチを入れればファンが回り、それと同時に開くはずのシャッターが開きません。

モーターが動作しようとしている音は聞こえるのですが、開閉シャッターがうんともすんとも開かず。

「これはシャッター部分も破損しちゃってるのかな」と思い、もっとよく確認しようと顔を近づけたところ、破損とはまた別の疑惑が…🤔

「どうして開かないのかなぁ??」と換気扇によくよく顔を近づけてみたところ、気づいたことが…

と思いながら、本体をちょっとずらしてみればパラパラと落ちてくる黒く小さい塊。

はい、確定です。コウモリ🦇です。

ということで、電気屋さんと共に換気扇を外してみれば、

換気扇(パイプファン)の中まで糞がぎっしりでした。
排気ダクト内も糞尿だらけに。。

小さな換気扇内に大量の糞尿が残され、コウモリ営巣の痕跡がしっかりありました😅

実は入居者さんから「コウモリが来てたことがあったようで、一応忌避剤スプレーもしたことあったんですよ」と伺っていたため、ひょっとしたらいるかな?とは思っていたのですが、こんな室内側にまで侵入しているとは思ってもみなかったので新鮮な驚きもありました。生き物の営みってすごいですね😆

なお、現在も内部にいるかどうかは目視出来る範囲では確認出来なかったため、糞尿除去後に忌避剤スプレーを噴霧の上、新規換気扇を設置。

ちなみにコウモリは鳥獣保護管理法によって保護されているため、捕獲駆除が出来ません。今回のようにもしまだダクト内部にいたとしても冬季は冬眠中で忌避剤スプレーを噴霧しても追い出せた確証が持てないため、コウモリの再侵入を確実に阻止するならば、活動期(4-5月以降をめど)に再度追い出し作業を行った上で

『進入路(今回の場合は外壁排気口)に網張をする』
『外壁排気口(ガラリ)を鳥獣侵入防止金網付のものに替える』

などの対策施工が必要となってきます。今回もそのような経過観察を行うこととなりました。

──空調機器のメンテナンスは虫獣の侵入予防にもつながります。

一方で、通常、コウモリは排気されている(=風のある)空間には営巣しません。おそらく今回は換気扇シャッターが上手く作動しなくなるなどの不具合があって排気が止まってしまったところ、コウモリがその空間を見つけ、居ついたのだと思われます。排気が止まった建物内のダクトは暖かく、コウモリにとっては絶好の住処となったわけですね😅 逆を言えば、換気扇が正常機能していれば、コウモリの侵入はなかったかもしれません。

換気扇やエアコン、レンジフードなど、空調機器の定期的なメンテナンスや確認は虫獣の侵入を予防する上でも非常に大切です。半年に1回、最低でも1年に1回はメンテナンスすることを心がけましょう!

*

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

害虫獣防除の知識・経験も活かしたお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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お客様の「困った」に、より柔軟に、より力強くお応えするために。株式会社GOEN 小口代表にお会いしてきました。

いつも弊店をご利用頂いている皆様方、誠にありがとうございます。本日はちょっとしたご報告ブログです。

いつも個人様宅や法人様事務所等のハウスクリーニング、エアコンクリーニングをさせて頂いた際、「〇〇も出来ますか?」「△△もお願い出来ないでしょうか?」とお声がけを頂くことが多いのですが、それらの中でもとりわけ多いご相談が

  • 不用品の整理・回収
  • アパートマンションの空室や中古販売住宅等に染み付いた臭いの除去

です。

これまでは私一人が出来る範囲でお応えをしていたのですが、作業が数日に渡ってしまう現場だったり、どうしても人手が必要になってしまう現場だったりの際は、普段の業務が私一人だということを理由にお断りせざるを得ない場面がしばしばありました。そしてその度、「そっかあ、そうよね…」「そうですよねぇ」と少し寂しそうにされるお客様の顔を目に焼き付けることに…。

そんな思いが日に日に増してきました。

そこでお客様のニーズにより柔軟に、より力強くお応えしていくため、今回、長野県の遺品整理や特殊清掃、消臭サービスを牽引する『(株)GOEN(https://goen-nagano.com)』の小口代表に業務協力の相談等でお伺いをさせて頂きました。

小口代表率いる(株)GOENさんは清掃業/お片付け業にて創業。長年培った知識と経験値を最大限に活かし、現在では遺品整理や特殊清掃、高度な除菌・消臭サービスをも提供するに至った会社さんです。

小口代表は、私もぜひ一度お会いをして、お話をしてみたかった方でした。念願叶い(というか、ほぼ押しかけのような感じだったのですが😅)、お会いさせて頂くことが出来ました!

『現在の清掃業界について』『除菌・消臭サービスの難しい点や課題』『リユースやリサイクルに関わるサービスの現在未来、展望』など、ご多忙の中にも関わらず様々なお話をさせて頂き、大変有難く、とても刺激になったひと時でした。

小口代表、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼を申し上げます。

今後はGOENさんの力添えを頂き、お仕事をさせて頂くこともあるかと存じます。顧客の皆様方におかれましては『(株)GOEN(https://goen-nagano.com)』さんを弊店共々お見知りおき頂きますようお願いを申し上げます。

右/(株)GOEN 代表取締役 小口 敦志 様

今後も皆様方からのご縁、ご恩に精一杯お応えしていければと存じます。ご指導ご鞭撻賜るとともにどうぞ変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

一人の力、二人の力、それ以上の力のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

ステンレス浴槽の水垢跡は落ちますよ(^_^)

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とある清掃会社様よりご紹介頂いたお客様宅にてあったひょんな話。

エアコンクリーニングで伺ったお客様宅。作業後の片づけをしていたところ、「ステンレスクリーナーってお持ちですか?」とお客様より唐突に聞かれ…。

『ステンレスクリーナー』という具体的な洗浄剤名が出てきたので、何かと思い、お客様にお聞きしたところ、【浴室清掃を以前別の人にやってもらい、ステンレス浴槽の水垢跡はもう取れないと言われたが、最後にステンレスクリーナーを目の前で塗ってくれて、そうしたら綺麗になったので、もし持っていればまたやってもらえないか】と思ったそう。

さて、ここで私的には「…え?…ん?🤔」と思うところがあり、とりあえずお客様と一緒に浴室へ。

お客様が気にされていたのは上記画像矢印部分にある跡。いわゆるうろこ状に残ってしまった水垢跡です。これは水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が結晶化し付着してしまったものになるのですが、これが頑固な状態にまでなってしまうと、『洗剤を塗って、こすって、流して』という作業だけではなかなか落とせません。

と、確かにそれはそうなのですが、その前に気になった点がありまして…。それが

  • そもそもですが、ステンレス浴槽の水垢跡は落とせます(´∀`; )(もちろん全てとは限りませんが)
  • ステンレスクリーナーを最後に浴槽に塗っていった? それはよろしくありません。

という点でした😅

──浴室清掃って、なかなか簡単ではありません。

まず、ステンレスに付着した水垢跡が落とせるか落とせないかの点。よほど酷い状態でなければ、もちろん新品には戻せませんが、すっきり綺麗な状態には出来ます。

ということでお客様にもご覧頂きながらテスト作業。

水垢除去には主に酸性洗剤を使用しますが、おそらく前に作業された方も使用した上で落とせなかったのだろうと思い、今回はその工程は省き、水垢と同じミネラル成分のペースト等を使っての研磨作業を行いました。

作業をご覧になっていたお客様も

と、驚きとちょっとがっかりの表情。でも、それもたぶん違うんです。

浴室空間は水垢、皮脂汚れ、石鹸カス、カビといった要素が複合的に堆積している場所で、それらを落とす手段や洗剤もそれぞれ異なってきます。そのため、短い時間の中で全ての汚れを落としきるというのはなかなか難しい部分もあり…。以前の方がお掃除する前の状態がどうだったかは分からないため一概には言えませんが、今回私がやった作業もそこそこの時間がかかります。清掃前の状態が事前に分かっていて、十分な時間が取れていたならば、その時に出来たかもしれませんが、『下見もなく、ぶっつけ本番で2~3時間以内に』という作業であったとしたならば、それはかなり厳しい状況です。私でも泣いちゃうかもしれません😅

とお客様にもご説明。

ただ!! 気になったもう一点の『ステンレスクリーナー』についてだけは思わず熱を込めてお話ししてしまいました😤

──『ステンレスクリーナー』を浴槽に塗ってはいけません!

前に作業された方が塗っていったという『ステンレスクリーナー』。よくよく聞けば

  • 某清掃会社Dさんより販売もされているステンレスクリーナーであった。
  • 本当に最後に塗ったら水垢がす~っと消えた。そして、その方はそのまま帰られたとのこと。

私も使用していたことがあるのでよく分かるのですが、このステンレスクリーナーには酸性薬剤や研磨剤は入っていないため、当該クリーナーに水垢を落とす力はありません。落ちたように見えたのはツヤ出しや表面保護をしてくれる効果によって『見えなくなった。見えづらくなった』ということに過ぎません。さらに言えば、使用成分に溶剤等が含まれているため、浴槽にそれを塗りっぱなしにしてしまうと、浴槽にお湯をためた際、成分内の油分等が浮いてきてしまいます。乱暴な言い方ですが、油まみれのお風呂に入ることになってしまいます😱 そしてまた、翌日翌々日になれば、水垢跡も再出現してきてしまうというわけです😅

公式ホームページやユーチューブにも浴室で使用されている情報が掲載されているため、誤解してしまいがちになりますが、浴槽内には決して使わないようにしてください。汚れ落とし目的で浴槽に使用する場合、使用後にしっかりと水拭き&水洗いをし、成分を流してください。

*

そんなことをお客様に熱弁しつつ、作業すること数十分。水垢跡のないすっきり綺麗な浴槽に蘇りました。ちなみにお客様、綺麗になったらなったで見えてきてしまったスポンジのこすり傷が少し気になったご様子でしたが、「いやぁ、そこまでやるとなるとなかなか…😅」「だよねぇ😆」と最後にけらけらと談笑。

水垢がすっきり取れると水切れもよくなります😊 現在はFRP(繊維強化プラスチック)浴槽がスタンダードとなり、ステンレスの浴槽を採用されるお宅は少なくなっているかもしれませんが、ステンレスはステンレスで趣があって、やっぱり良いものですね😉

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

ステンレス浴槽もちゃんとスッキリ!のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

謹賀新年。2024年ご挨拶。

いつも弊店をご利用頂いている皆様方、誠にありがとうございます。

表題の件、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

年が明けてすぐ、能登半島地震が発生いたしました。長野市でも震度5弱を記録し、善光寺さんの灯篭が倒れるなどの被害が確認されました。被害を受けられた皆様には心からのお見舞いを申し上げるとともに、被災地において尽力されていらっしゃる方々にも多大なる敬意を表し、一日も早い復旧復興と2024年が皆々様にとって安寧で多幸溢れる年となっていくよう心より祈念いたしております。

*

さて、弊店は本日2日より営業スタートとなりました。といっても、この後幾日かお休みを頂戴いたしますが🙇‍♂️

2024年最初のお掃除は元請様よりお任せ頂いている毎週定期の日常清掃案件(某企業様社員寮)です。浴室やトイレなどの水回り清掃が含まれているため、清掃スパンを崩さないためにも三が日中ではありましたが本日2日にお伺いをさせて頂きました(寮の皆様にはお休みの中、お邪魔させて頂き、本当にありがとうございました)

水回りは毎日使用する場所のため、「汚れが目立ってくると使う人も気持ち良くはないだろうなぁ…」とつい思ってしまうため、定期でお任せ頂いている場合は可能な限りスケジュール通りにお掃除をしたくなってしまいます。『正月に掃除などするな!』と怒られてしまうかもしれませんが(^^;

ちなみに本日のようなお正月期(あるいはお盆など)に伺わせて頂けると「時間にも気持ちにもゆとりがあるため、気になっていた所にも手を付けられる!」というのが自分としてはとても好きな感じです😁

ということで、掃除対象外部分ではあったのですが、建物内の未使用箇所に溜まりに溜まっていたネ〇ミの糞をやっつけてきました(←左画像)。昨年気が付いてからずっと気になっていたのでスッキリしました(笑)。

さてさて、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

昨年はご縁に恵まれ、人に恵まれ、様々な綺麗実現のお手伝いをさせて頂くことが出来ました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

本年も皆様方からのご縁、ご恩に精一杯お応えしていければと存じます。ご指導ご鞭撻賜るとともにどうぞ変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研> 村上隆浩

お風呂キレイの実現&維持にはやっぱり『定期的』が大正解でした(^-^)v

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12月に入ると気忙しさで毎日があっという間に過ぎ、気が付けば2023年も残りわずかとなってしまいました😆 クリスマスを過ぎると、大晦日、お正月まで一直線ですね。

*

さて、本日は毎年12月にお風呂の清掃をお申込み頂いているお客様。以前所属していた会社時分からお掃除をさせて頂いているのですが、その時からを含めるともう足掛け6年ほどになります。

水垢が厳しい地域で、年に1回、徹底的なお掃除をしても、次の年に伺ってみると、ご覧のとおり、いつもこのような感じになってしまっておりました😂

ちなみに毎年毎年この状況になってしまっていた要因は単純に『水垢が厳しいから』というだけではありません。毎年お伺いしてはいたものの『年に1回3時間ほどのお掃除では & その当時の私の技術では、水垢が落としきれていなかった』ということも大きな原因だったと思います。

お掃除をしても残った水垢があれば、そこには新たな水垢が堆積していってしまいます。カルシウム、マグネシウム、ケイ素など、水垢の素となる成分は多岐に渡りますが、いずれの場合も積み重なっていけばいくほど、落とすにも手強い相手となっていってしまいます。

そして、❝はてさて今年はどうでしょうか…❞とお伺いをしてみたところ、

もちろん『今までと比べたら』ではありますが、水垢の付き具合も全然違く、とっても綺麗だったんです。見た瞬間、思わずお客様にも「見てください! 綺麗ですよ!」と、ある意味とんちんかんなお声がけをしてしまったほどです(笑)。

しかし、無論、これには理由があります😁

──『定期清掃の力』は試行錯誤の連続にあり。

実はこちらの浴室、

  • 今年から年3回の定期的な清掃を実施していた
  • 独立に伴い、使用する薬品や資器材の幅を広げることが出来た

こともあり、今年の12月は綺麗な状態での年末お掃除を迎えることが出来たんです😊 とりわけ、中でも結果につながった一番の要因は定期清掃をご相談頂いたことに尽きると思います。

乱暴な表現ですが、仮に『水垢や汚れをとにかく全部落としてほしい』というご要望を頂いたとして、本当にそれだけで良いのであれば、素材への傷や設備のことなど何も考えず、金だわしやヤスリでゴリゴリ削ったり、劇物と呼ばれる薬品で溶かしたりしてしまえば、きっとすべての水垢や汚れを落とせるはずです。でも、現実としてそれはあり得ないですよね😅

特に浴室空間は水垢、皮脂汚れ、石鹸カス、カビといった要素が複合的に堆積している場所で、それらを落とす手段や洗剤もそれぞれ異なってきます。そのため、私達掃除屋さんでも一回きり、数時間というようなチャンスの中ではなかなか試しきれない作業もあり、結果、落としきれない汚れが発生😱という悲しい現実を突きつけられてしまうこともしばしばで(T-T)

それが定期的にお掃除をお任せ頂けるようになると、そのトライアル&エラーを2倍も3倍も重ねていくことが出来るようになります。当該環境に合った洗剤や使用資器材をしっかり適正化していけるようになるため、汚れ落としの向上化はもちろん、美観維持の簡便化にもますますつながっていきます。

今回目の当たりにしたこの件は自分にとっても改めて勉強になりましたし、何よりもお客様により一層の高品質を提供出来るようになってきたことが本当に嬉しかったです。お伺いしはじめた最初の頃はお掃除しても綺麗になった感が十分出せず、本当に申し訳ない思いでご自宅を後にしておりました(・_ ; ) 今年はその胸のつかえがほんの少し取れた気がします(笑)。

そして最後に、今回のお掃除のアフター写真だけ😀

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

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試行錯誤のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

レンジフードの吸引力が蘇った日。

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急に寒くなりました。つい先日まで夏日があったというのに…。山肌もあっという間にその表情を変えてきました。あと少しすれば雪化粧をまとうようにもなるのでしょうね。

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さて、本日はレンジフードのお掃除です。今回は2年前に買い替えたという品で、買い替えてからは初めてのクリーニングとのこと。ご多忙でこれまでなかなかお掃除も出来ず、だいぶ汚れてきたようにも思うため…ということで村上がお伺いをさせて頂きました。

(ちなみに同お客様は別のお客様から私のことを知り、ご縁あって今回のお掃除となりました。ご紹介くださったK様、そして私に掃除をお任せくださったH様、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼申し上げます😌)

はてさて、汚れ具合を確認です。レンジフードは「新品からの使用で2年」「揚げ物等も日常的に多少は調理」とのことでした。熱で固着してしまったような油汚れはありませんが、やはり相応にこびりつき汚れはあり、レンジフード全体もすっかり黄ばんだような油色に染まっていました😅 お掃除前と後の様子は写真を並べてみるとよく分かりますね。

フィルターもだいぶ目詰まりをしてしまい、油煙の吸引力はすっかり落ちてしまっていました。お湯と専用薬剤の漬け置きでしっかり洗浄します。

お掃除後の試運転時にはお客様にも

と喜んで頂くことが出来、本当に良かったです。

──『初めてのクリーニング』の際は頭フル回転です。

ちなみにレンジフードに限ったことではないのですが、『新品で購入後、初めてのクリーニングをお任せ頂く』というのは実はかなり緊張します(^^;

理由はただひとつ。

道具や洗剤の選び方、使い方を見誤ると、対象(今回の場合はレンジフード)を傷だらけ&薬品焼けだらけ(シミやモヤモヤ)にしてしまう可能性があるからです。

特にレンジフードはその役割上、「常に熱にさらされる場所にあること」と「常に油の影響がある」こともあって製品自体の劣化が進みやすいことも多く、そのためお掃除の際の摩擦や洗剤の影響を強く受けてしまうことがあります。

こびりついた油を少しでも早く落とそうと洗剤を強くしたり、摩擦力の強いスポンジでこすったりしてしまうと、油汚れは落とせたもののレンジフードは傷だらけ/モヤモヤだらけですっかり変わり果てた姿に…なんてことにもなりかねません。

そして何を隠そう、それは決して私も例外ではなく…😭 洗剤や汚れの仕組みが分かっていない頃にしでかしてしまったあの地獄のような光景は今なおくっきりとまぶたの裏に焼き付いています( ;∀;)

レンジフードには汚れ軽減のためのフッ素樹脂加工が施されていたり、ホーローのものがあったりします。

最も広く知られているだろう『フッ素樹脂加工』は耐薬品性や耐蝕性に優れ、酸やアルカリといった薬品にもほとんど侵されることはないとも言われていますが、熱や油の影響を受ければ、やはりその劣化は免れず、もちろん寿命もあります。汚れが酷い場合には油と一緒に本当に簡単に塗装膜が剥げてしまったりします😂

それでも素材に優しく、傷を付けないクリーニングを心がけ実施していくことは、設備(=資産)の長寿命化や美観維持をお手伝いするためには必須の要素。素材、状態に合わせたクリーニング方法を日々模索する毎日です。

それゆえ、新品と対峙するたび、頭の中では「この素材なら、この洗剤成分はOK」「この状態なら、この硬度のスポンジは〇。これは×かな…」「洗剤との接触時間は…」など、頭の中は常にフル回転。無事に終わった際は緊張の糸が切れるせいもあるのでしょうが、かなりクタクタになっています(^^;

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました! 油汚れや油由来による劣化/損耗は、メンテナンスの差ひとつで本当に大きく変わってきます。レンジフードはぜひ定期的なお掃除をして、長く愛用して頂きたいと思います。

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本日も地獄のようなあの日の光景を回顧しつつのお掃除で、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。