人生初のエアコン清掃をお任せ頂いた日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

『お掃除のむらかみ』のホームページはネット広告やSEO対策なども一切行っていないため、恥ずかしながらご紹介以外の形でホームページからご依頼をしてくださるお客様は年に数えるほどだったのですが、今年になって弊店を見つけ出してくださる方がちらほら😯 本当にありがたいことです。今回もゼロからの形で弊店を探し出し、ご依頼くださったお客様のお話。

*

10月中旬、弊店の受信メールボックスに【注文/問い合わせメールを受信しました ■差出人:〇〇〇〇 ■メールアドレス:〇×△※】との通達。内容を見てみれば、エアコンクリーニング2台のご依頼です。しかも、

との内容。

はい、私のことをご存じの方々であれば想像に難くないと思うのですが💦 例のごとく、私、嬉しい/ありがたいというよりもまず正直焦りました(苦笑)。ブログで情報発信をしていると言っても更新頻度もそう高くないですし、自作のそばつゆレシピなんてものも載せていたりするので、ともすれば「あなた、真面目にお掃除やっているんですか?🤨」と言われてしまいそうな掃除屋さんです😅

それなのに「ご自身初めてとなるエアコンクリーニングを、しかも新築のご自宅」で、「クーポン購入」かつ「アドバンスプラン(送風ファン抜きの高価格プラン)でお願いします」と仰るんですもの💦 プレッシャーじゃないですか(苦笑)。

私にエアコンクリーニングをご依頼くださる方々はたとえば

とちょっと疑問を抱えていらっしゃる方だったり、逆にすでにエアコンクリーニングに対しておおよその経験があって

といった理由から私を選んでくださる方々が多かったりするものですから、何といいますか、まったくの初めから信頼をお寄せ頂くような感じでお声がけくださることは本当に恐縮で未だになかなか慣れず、非常に緊張してしまいます😅

──エアコンクリーニングの価値、適宜適正を目指して。

とりあえずご依頼主様が送ってくださった情報を元に返信。エアコンクリーニングは破損等のリスクがあるため、それに関することやクーポンのことなど。そして、ご依頼主様がどのようにして弊店を見つけてくださったのか。失礼とは承知しながらもやはり気になってしまいましたため、それについてもメールにてお伺いをしてしまいました。すると頂いたお返事の中にあったのが、

との一文。

SNSの影響もあってか、少し前までは清掃業者同士の会話の中でしか見かけることがなかった『完全分解』や『背抜き』といったキーワードも少しずつ一般的になってきているのでしょうか。エアコンクリーニングも松竹梅ではないですが、内容によってその異なる価値が認められる時代に差し掛かっているようで個人的にはすごく嬉しいです。弊店でも汚れ落としの具合によってメニューを違えていますが、最初の頃は「分かりづらい! ちゃんと綺麗にしてくれるならプランなんてひとつでいい!」とお客様はもとより顧客でもある先輩経営者の方々にも叱咤なアドバイスを散々頂きました😅

それでもエアコンクリーニングは設置状況や構造によって出来ること出来ないことが往々にしてあったりするため、「この分解ではこの価格」「この機種の場合はこの価格」といった一定の線引きというか目安はやっぱりあった方が良いなと思い、3種のプランにて継続すること早3年。亀のような歩みですが、理解くださる方と少しずつでも出会えるようになってきて、「ありがたいなぁ」「嬉しいなぁ」「サービスを提供する側としてもモヤモヤすることが減ってきて良かったなぁ(苦笑)」と思える瞬間が増えてきました。本当にありがとうございます。

*

前置きが長くなってしまいました。ご依頼主様より改めて

のお返事を賜りましたので

と気合を入れつつもド緊張の中、お掃除に伺わせて頂きました!

ちなみに『エアコンは冷房を使用しそのままお手入れをしなければ、内部には必ずカビ汚れが発生してしまう電化製品です』という事実を踏まえた上で、さて、クリーニングしました各エアコンを足早にご紹介。

━━【1台目】

『三菱電機製MSZ-HXV5620S-W(2021年製)』。

作業内容は『アドバンスプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)はもとより送風ファンまでを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを可能な限り洗い易くした上でお掃除していきます。

リビングに設置されていたお掃除機能付きエアコンです。お掃除機能付きといっても高機能エアコンは便利さがある反面、『構造部品が多い=汚れの付着する表面積が多い。内部通気性が悪い → ゆえにカビ汚れが堆積しやすい』といった側面もあるものですから、汚れはしっかり付いてしまっています。

ちなみに緊張と集中のせいで外で洗った送風ファン以外アフターの写真を撮り忘れてしまっておりました💦

━━【2台目】

『三菱電機製MSZ-KXV2220S-W(2020年製)』。

こちらはノーマルタイプのエアコンとなります。『アドバンスプラン』にてクリーニング。
ノーマルのエアコンはシンプルで良いですね👍 個人的には普通のエアコンを定期的にメンテナンス頂くのが一番コスパが良いのかなと思っています。
エアコンクリーニングをしている隣ではご依頼主様が「ついでに一緒にお掃除しても良いですか?」と窓ガラスの大掃除。窓を外して掃除され始めたので「それ、プロのやり方じゃないですか!!🤣」と思わず突っ込んでしまいました。

居室に設置の通常エアコンでした。リビングのものと比べれば使用頻度も少なかったため、カビ汚れは少なく、主には埃やハウスダスト汚れでした。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

K様、お仕事等ご多忙とも思いますがお体にはくれぐれもご自愛頂き、ご家族皆様方とも健やかなる日々をお過ごし頂けることを心よりお祈りいたしております。

*

巡り合ったご縁に感謝のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

使用10年超えのお掃除機能付きエアコンをクリーニングした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

昨年エアコンクリーニングをさせて頂いたお客様より再度お掃除のご依頼を頂きましてお伺い。今回は三菱電機製お掃除機能付きエアコンです。製造より10年超の製品となります。

ほぼ全てのエアコン製造メーカーさんに当てはまるのですが、製造から10年を超えたエアコンはメーカーさんが定めている『標準使用期間』を過ぎてしまっており、安全な使用とメンテナンスが認められておりません。そのため、標準使用期間を超えた製品についてはメーカーさんも交換部品を在庫していなかったり、「メンテナンスや修理対応そのものについても行っておりません」という場合がほとんどだったりします。

となれば必然的に、クリーニング時に万一破損等があっても修理対応をさせて頂くことが出来なくなってしまうため、弊店では「その旨を承知頂いた上でそれでもよろしければ💦」ということを事前にご説明。脅かしたいわけではないのですが、どんなに注意していても経年劣化等で避けきれないトラブルもあったりしてしまうため、必ずそうしたお話をさせて頂いている次第です。

──冷房使用の後にはメンテナンスを。

ということでそのような旨をお客様にもご了承頂いた上でお掃除開始です。クリーニングさせて頂いたエアコンはこちら。

三菱電機さんのお掃除機能付きエアコン『MSZ-ZXV711S-W(2011年製)』です。

風向板の取り外しや開閉が出来、吹き出し口やファン部分までがお手入れ出来るようになっているメンテナンス性に優れたシリーズの機体ですね。

作業は弊店『アドバンスプラン』での承りです。

分解をして『フィルターお掃除ロボ』『熱交換器』『送風ファン』といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

昨年お掃除していたのですが、今夏のように蒸し暑い日が長く続き、エアコンを長く使えば、内部の汚れは以下にご覧のとおりです。少し大げさなたとえかもしれませんが、『使ったあとの浴室を浴槽からお湯も抜かず、閉め切ったまま数か月間放置しておけば、あらゆる箇所にカビやバクテリアが繁殖してしまう』ということはおそらく想像に難くないかと思います。それと同様のことがエアコン内部でも起きています。冷房が活躍した時期の後には内部クリーン機能を活用するなどして内部に溜まった水分を可能な限り排出し、次の夏季あるいは暖房シーズンに備えメンテナンスをして頂けたらエアコンも喜ぶと思いますのでぜひやってみて欲しいなぁと思います😄

ちなみに今年は例年に比べ気温湿度ともに記録的に高い日が長く続きました。そのため、エアコン汚れのご相談も多かったように思います。カビ汚れもそうなのですが、特に増えたと感じたのが室内機からの水漏れでした。この原因のひとつとしてしばしば取り上げられるのがスライム現象によるドレンパン(露受け皿)やドレンホース(排水ホース)の詰まりです。

冷房時、エアコン内部では風の温度を下げること(=熱交換)に伴う結露水が多量に発生しているのですが、その水はドレンパンに集まり、ドレンホースを通じて戸外へと排出されていきます。また、エアコン内には空気中に存在するバクテリアが吸い込まれ常在しているのですが、そのバクテリアが冷房時に発生した豊富な水分とエアコン内を通り抜ける埃等を栄養にぷるぷるのゲル状の物体として繁殖してしまい、ドレンパンやドレンホース内を詰まらせてしまうということが度々あります。するとドレンパンに溜まった水がオーバーフローしてしまい室内機から漏れ出してくるのです。

壁掛けエアコンについてはドレンパンのオーバーフローに関するアラートやエラーサインは表示されないため、水漏れしてはじめて気が付くというのがほとんどだと思います。予防のためにはフィルター掃除をこまめに行い(=バクテリアの栄養源を少しでも減らしておく)、エアコン内部を清潔にしておくということになりますでしょうか。

あとは『なるべくならエアコン下には電化製品等の家財を設置しない』ということも大事かもしれません。水漏れで下にあったテレビやオーディオを駄目にしてしまった…という方も少なくありませんでした😨

もし水漏れが起きてしまったら、ドレンホース用の詰まり取りポンプが市販されてもいますので、そうしたものを試して頂きつつ、それで駄目ならそれ以外の原因があるかもしれませんので、電気屋さんやメーカーさんにご相談頂くのが一番確実な流れかなとも思います。

早川工業 エアコン用 ドレンつまり取りポンプ

今回のエアコンも今年、室内機からの水漏れがあったそうです。ドレンホース内を確認すると、その痕跡がしかと見てとれました。洗浄時には念のためホース内も洗浄しました。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

K様、またお声がけをくださり、誠にありがとうございました。ご家族皆様、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けること心よりお祈りいたしております。本当にありがとうございました!

*

「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂いております。

三菱製お掃除機能付きエアコンをクリーニングした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

以前、浴室清掃にてご縁ありましたお客様よりエアコンクリーニングのご依頼を頂き、お伺い。今回は三菱電機製のお掃除機能付きエアコンです。

家庭用壁掛けエアコンにおいてはお掃除機能付き(=フィルターの自動清掃や熱交換器部分の洗浄機能など)の販売が主流となっていますが、この機能、便利さをもたらしてくれる反面、色々なデメリットもあります。そうした部分についてもご理解を頂けると日々のエアコンメンテナンスやそれこそ購入にあたっても失敗のない選択が出来るかなと思いますので、ぜひ意識して頂きたいところです😀(そんなことについてを詳しく記載したブログはこちら)。

さて、クリーニングをさせて頂いたエアコンはこちら。

三菱電機さんのお掃除機能付きエアコン『MSZ-BXV3620-W(2020年製)』です。

風向板の取り外しや開閉が出来、吹き出し口やファン部分までが簡単にお手入れ出来るようになっているメンテナンス性に優れたシリーズの機体ですね😀

作業は弊店『アドバンスプラン』での承りです。

お客様ご自身でもエアコン内部の汚れは気にされていてお手入れもしていたそうですが、送風ファンなどのお掃除はやはりなかなか難しそうとのことでご依頼を頂きました。

では、分解をして汚れを確認 & 『フィルターお掃除ロボ』『熱交換器』『送風ファン』といった汚れの溜まりやすいパーツを洗浄しやすい状態にしていきます。

冷房時に湿気と空気が通り抜けていく部分(ドレンパン、送風ファン、熱交換器)にはしっかり埃とカビ汚れが堆積しています。エアコンは冷房/除湿機能を使えば、必ずカビ汚れが堆積してしまう電化製品です。それはお掃除機能付きとて変わりありませんので、それだけは知りおいて頂いた上で上手にエアコンとお付き合いをしていってほしいなぁと思います。

──日頃のメンテナンスで機能性/快適性も結構違ってきます。

たとえば、ご自身で出来るところのメンテナンスは日頃されるだけでも使用感(吹き出してくる風の感じ、内部の汚れるスピードなど)も結構違ってくるんですよ😄

出来る部分はやってみて、それでも不快な部分や不安なところが出てきてしまったら、私達みたいな清掃業者に声がけをしてみる。それがメンテナンス費用をお得にしたり、エアコンの維持/使い方としてもコストパフォーマンスが高くなる秘訣でもあります😄

時々、何年もお手入れをせず、たまたま汚れを見つけてしまったからとエアコンクリーニングをご依頼される方がいらっしゃいます💦 そのようなご依頼場面で本当に多いのが、汚れのせいで部品の劣化が酷くなってしまっていてクリーニング自体が行えなかったり、クリーニングをしてもどうにも正常な機能を取り戻せない状態になってしまっているというケース。

* 特に熱交換器。熱交換器には『親水コーティング』という熱交換器に発生した水分が水滴状(撥水状態)にならないためのコーティングが施されているのですが、これが煙草のヤニや油分等の汚れによってダメージを受けてしまっていると、洗浄した際にそのコーティングまで剥がれてしまう場合があります。

すると、熱交換器上に発生した水分が水滴状になって送風ファンの風に引き寄せられやすくなり、結果、吹き出し口からの水飛びや水漏れの原因になってしまうのです。

たとえるなら、車のフロントガラスに撥水施工をしていると雨が粒状になって風で勢いよく飛んでいきますよね。あのような状態がエアコン内部で起きてしまっているイメージになります。

「エアコンクリーニングをした後に水飛びするようになった」ということの原因がこうしたことに起因していることもしばしばです。

日頃のメンテナンスで防げたことが防げていないせいで、お掃除のタイミングが遅すぎたせいで、結果としてエアコンの寿命が縮まってしまい、クリーニングで済むはずだったものが買い替えになってしまったり…ということも少なくありません😥

ちなみに今回のお客様はご自身でも吹き出し口部分のカビ汚れを清掃してくださっています。もちろん奥の方までは届きませんのでそれは仕方がないことですが、ご自身でお掃除をされたことで『埃とカビ汚れの堆積に気づけた = エアコンの機能低下や健康被害発生の予防』にしっかりと繋げることが出来ています。

吹き出し口部分、お客様がお掃除されたところと出来なかったところの差がくっきりと見てとれます。でも、1/3ほどのカビ汚れは取れているんです。やっても無駄ということはまったくありませんよね😄

これは安心と快適な暮らしをコスパ良く継続的に実現していく上でもとても大切なアクションだと思います。お掃除に携わる人間としてもすごく嬉しかったりもしますしね😁 私も出来る限りの作業でしっかりと快適の後押しをしていきたいと思います!

*

さあ、お掃除です。熱交換器を見れば埃の堆積、送風ファンを見れば埃とカビの堆積、吹き出し口を見ればカビの付着。全て落としていきます。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

S様、この度は浴室清掃に引き続いてまたお声がけをくださり、誠にありがとうございました。ご家族皆様、お体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けること心よりお祈りいたしております。ありがとうございました!

*

「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂いております。

コウモリが侵入してしまったエアコンをお掃除した日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

以前のブログでもちらとお話をしたのですが、『お掃除のむらかみ』のホームページはネット広告やSEO対策なども一切行っていないため、恥ずかしながらご紹介以外の形でホームページからご依頼をしてくださるお客様などは年に数えるほどでして💦

今回もそんな弊店のことを全くもって知らなかったお客様がゼロからの形で弊店を探し出し、ご依頼くださった時のお話です🙇‍♂️

*

9月中旬、弊店の受信メールボックスに【注文/問い合わせメールを受信しました ■差出人:〇〇〇〇 ■メールアドレス:〇×△※】との通達。内容を見てみるとエアコンクリーニングについてのお問い合わせ。ただ、そこに付け加えられていたのがコウモリ被害についてのメッセージ。要約すると

との内容。

2階以上に設置されているエアコンではしばしばご相談頂く内容のため、ご依頼主様の適切簡潔なメッセージで状況はすぐに把握出来ました。

ただ、コウモリに入られてしまったとしても、エアコンの構造上、コウモリが侵入するのはエアコン内のごく一部。糞等は非常に気持ち悪く感じてしまいますが、それらの汚れやコウモリ自体がエアコン内全体に蔓延してしまうというのは構造上低い確率ですので、そこだけはご安心頂きたいなと思い、取り急ぎその旨を返信。

併せて、出来る限り取り外してのクリーニングが可能かどうかの部分はエアコン室内機の設置位置や、室内機と室外機をつないでいる配管穴の位置&配管の状態によっては十分には出来ない場合があるため、その旨も。

その翌日、返信を頂き、少し安心してくださったようでひと安心。状況によってはエアコンの買い替えも検討されていたとのことでしたので、少しはお役に立てたようで良かったです😄

また、ご依頼主様も慌てて連絡をくださったそうで駆除業者さんの駆除もまだ完了していないとのこと。となると、ひょっとしたら駆除業者さんも駆除の過程でエアコンの化粧カバーを外したり、エアコンを壁から浮かせたりするかもしれませんため、その際に清掃作業はしてくださるかもしれません。その結果次第では私の作業も必要ないかもしれないなとも思い、「クリーニングの要不要もその様子を踏まえた後でまたご相談いたしましょう」との形でいったん幕引きに。

──残ったコウモリを追い出し、エアコンを洗浄&消毒。

“駆除業者さんの作業だけで済めば、それが一番”と少し胸を撫でおろしたのも束の間、その三日後、ご依頼主様より突然の入電。

よくよく伺うと駆除業者さんもエアコンの奥までは駆除出来なかったそう。エアコン内部に入り込んだコウモリはエアコンを壁から外さなければ追い出しが出来ないとの話も出たらしく、そうした作業は電気屋さんにお願いした方がいいのかどうかも含めご相談出来れば…とのお電話でした。

それまでメールのやりとりだけでしたので、私もまさか電話が鳴るとは思っておらず😲 さすがにお電話を頂くとご依頼主様の不安な気持ちも察せられたため、何とかしたいとも思い、無理を言ってその30分後に急行させて頂きました💦 その日は事務作業日にしていたため、ちょうど空いておりました👌 時刻は午前10時過ぎ。夕方になってしまうとコウモリも活動してしまうので早い時間のうちにお伺いさせて頂き、本当にありがたかったです😄

*

さて、現場を確認すれば、エアコン室内機の下部には養生テープで封がしてあり、その隙間にはコウモリの糞。室外の侵入口であろうところの配管化粧カバー部分にも封。

駆除業者さんは室外の配管化粧カバーを外し、そこからコウモリを追い出してくれたそうなのですが、エアコンの奥の方に入ってしまっている個体がどうにも追い出せなかった模様。それは確かにエアコンを分解しなければ駆除できません。

ちなみにコウモリは蚊などの害虫を食する益獣という側面を持つ動物であるため、鳥獣保護管理法にて保護されています。

環境省や当該部署の許可がなければ捕獲/殺駆除は行えませんので、こうしたエアコン侵入の際にもそのほとんどは追い出した後に侵入経路を塞ぐ処置をすることになります。

ということでエアコンを分解して確認です。

おそらく駆除業者さんが使用した忌避剤なども浴び、一度生命の危機を感じたであろうだけに本当に奥の方で縮こまっています。コウモリが入り込むスペースを隅から隅まで確認してもこの個体しか見当たりませんでしたので、どうやらこの一匹だけの模様。あまりにもギリギリの狭所にいたため、文字通り、鉗子(かんし)を使ってつまみ出したのですが、痛かっただろうな、ごめんね😂 さて、これにて追い出しは完了。

あとは、コウモリが営巣していた部分(具体的にはエアコン下部の配管類を収めている空間)の洗浄と消毒、そして念のためのエアコン内部(熱交換、ファン、送風口などの通風部分)の洗浄、消毒をしまして室内機側の作業は完了です!

*

そして室外側。コウモリは1~2cm程度の隙間があれば容易に室内空間などへ入ってきます。2階以上の高所にあるエアコンの場合、室内機と室外機を結ぶ壁の配管穴や配管化粧カバー部分は特に要注意。たとえ配管穴が配管化粧カバーで覆われていたとしても、化粧カバーは紫外線や熱冷気によって劣化や収縮が進んで隙間が出来たり、割れを起こしていたりすることがあります。その隙間からコウモリは屋内のエアコン内部へと侵入してくるんですね。

ですので、今回は化粧カバーをしっかり取り付け直すとともに、仮に化粧カバーと壁部分を通り抜けられたとしても室内側へは入り込めないよう配管穴部分にもパテを詰め、しっかり予防。これで安心です!

『エアコンを壁から取り外しての追い出し駆除&清掃』の話も出ましたが、大概はこのような処置でコウモリが侵入してきた部分とエアコン機能に関わる部分の清掃を行えば、安心してお使い頂ける形への回復が可能です。エアコンへのコウモリ侵入でお困りの際はお声がけ頂ければお力になれるかなと思います😃

ということで本日のお掃除もこれにて完了です!

M様、この度は弊店を見つけてくださり、またご依頼くださり、誠にありがとうございました。ご家族皆様方、仕事、子育てにと大変ご多忙とも存じますがお体にはくれぐれもご自愛頂き、健やかなる日々をお過ごし頂けることを心よりお祈りいたしております。

*

巡り合ったご縁に感謝するお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

エアコンクリーニング。分解の大切さと、時に出来ないもどかしさと。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

エアコンクリーニングにお伺いした際、しばしばぶつかるサービス上の壁があります。それは『作業内容と価格のつり合いが取れないまま、サービスに臨まざるを得なくなってしまう』という壁。いくつかの条件が重なってしまった時に起こってしまうことなのですが、具体例を挙げると

の時で、かつ対象のエアコンが

のものであった時。メーカーさんで言うと富士通さんや東芝さんが多く該当するのですが、今回は富士通さんでした。

今回クリーニングのエアコンは富士通製お掃除機能付きエアコンでした。

──洗浄は部品を養生するよりも分解する(=外す)方が安心

エアコンクリーニング時、簡易分解と呼ばれる分解形態の場合は電装部品をはじめとした多くの部品を機体に残したままエアコン清掃を行っていくことになります。そしてもちろん、掃除にあたって使用する洗剤や大量のすすぎ水は液体です。

まとめて簡単に言うならば、『簡易分解でのエアコンクリーニングは、水がどこをどう伝って、どこへ侵入し、どこから流れ出てくるのか分からない不安を抱えたままエアコンを洗う』ということに他なりません。それゆえに『簡易分解洗浄での汚れ落としは7割程度が限界』とも言われるわけです。水濡れ起因によるトラブルが怖くて、あまり細かくは洗えませんから😰

ちなみに今回の機種の場合はモーターが吹き出し口の真下に位置しており、保護養生が甘いとモーターは確実に水没します。つまり故障します😭

というかこの形状の場合、しっかり養生をしても確実に水が入るんですよね…。そのため、この部分が機体に残ったままでは汚れを落とすどころか、洗うことすらままならないという…。

一方で今回の作業、私が直接ご依頼を頂いたわけではないため、分解度合の変更(=お会計額にも影響)を私の判断でおいそれとお客様と行うわけにもいきません。

エアコンを前にし、結構悩みました。

あちらを立てればこちらが立たず。こちらを立てればあちらが立たず。

結局、臆病な自分が取った作戦はモーターが付いている部分(ドレンパン&送風ファン)も外して洗浄すること。『お客様のエアコンを無事にお掃除すること』を最優先とし、簡易分解以上の分解洗浄を行いました。作業時間も元請けさんがお客様に事前にお伝えくださっていた以上の時間がかかってしまいました💦

部品の故障を未然に防ぐため、お掃除ロボ、ドレンパン、送風ファン、全てを外して洗うことを選択しました。

いや、何よりこの作業、本当は価格を上げないままでやってはいけなかったとも反省しています😰 技術の安売りともなってしまうため、同じように頑張っている掃除屋さんにもこれは失礼極まりない行為です。しかし、故障というトラブルを避けたい気持ちも大きく手伝い、我が身可愛さに情けなくもやってしまいました😱

それぐらいエアコンをきちんきちんと分解して洗浄することは安心安全の作業につながるのです。

それには時間も技術もコストも、何よりそれらに対する世の中の理解も必要となってきます。

思うところはたくさんあります。自分で考え、工夫していかねばならないこともたくさんあります。エアコンクリーニングも利用者/サービス提供者/清掃業界等々にとって利益不利益となる部分をきちんと啓蒙していかなかればならないステージに来ているのだと思います。少しずつでも発信したり、自分自身もアップデートをしていきたいと思います。

とりあえず! 損というか、今回あれこれ悩んだ部分は自身の経験の儲けと考え、まず何よりも目の前のエアコンを無事お掃除出来たので良し! とさせて頂きました😆

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。

*

作業中も「う~ん…どうしよう…う~ん…」と悩みまくったりしておりますが、そんなこんななお掃除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

エアコン破損の悪夢を思い出した日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

昨年エアコンクリーニングをご依頼頂いたお客様からヘルプのお電話。

と思い、とにかく空いていた時間に急行。

ちなみに「もう壊れた!?」と表現したのにはちょっとしたワケがあります。

実は同お客様宅にて昨年クリーニングをさせて頂いたエアコンは29年前に製造されたエアコンでして、それが作業後の試運転で故障😱 そのため現在お使いのエアコンはその際新品へと入れ替えたものだったからです。

──製造10年超えのエアコンは何があるか分かりません(T-T)

ちなみに昨年のその時の様子を少しお話ししますと…

まず、クリーニングをしようとしていたエアコンは1994年製。製造から29年経っていた製品ですのでメーカーさんの修理やメンテナンスも当然受けることが出来ません。そのため「大変申し訳ないのですが、もし破損等あっても対応することができません」という旨を最初にお伝えするとともに買い替えのご検討なども示唆させて頂いたのですが、「まだ使えるのならやっぱり使いたい」というお客様からのご要望もあり、先の修理対応不可の旨をご了承頂き、作業を開始しました。

故障をしてしまったエアコン。
1994年製の三菱霧ヶ峰です。

洗浄作業自体は無事終了しまして、試運転へと移行した時でした。コンセントを差した際に“キュインキュイン”と基板あたりから聞いたことのない音が…。

胸騒ぎがし、そして嫌な予感は的中しました。

恐る恐るスイッチを入れたところ、運転開始後しばらくは送風運転がされるのですが、やがて基板エラーサインが点灯し、運転が中止されてしまいます。基板等の電装部品は全て外していたため、洗浄時の洗浄水浸水による不具合はありえません。おそらくコンセント抜き差し時の突入電流による基板損傷などの類。

まずヒューズを確認してみましたが切れた様子はありません。すると基板の他のどこか。

作業は細心の注意を払ってはいるのですが、触った際の振動でも基板内のはんだ付けされている部分の裂傷やコネクタの損傷が引き起こされてしまうことは無きにしも非ずです。自分の手には負えないと判断し、とりあえずダメ元でメーカーさんに修理の可否を確認。しかし、「29年前のものはさすがに…」と。やはりそうですよね😓

不具合が出た後にもう一度外装カバー等を外し、コネクタを差し直すなどの確認作業をしてみても正常動作には戻りませんでした😰

無慈悲にエラーランプが点滅するだけです。。

ということで、綺麗にお掃除をしたのですが大変残念な結果となってしまい…。現状設置されていた製品と同等程度の新品をお客様にも費用ご負担頂くことで入れ替え設置を行った次第でした。

一週間ほどお待ち頂き、新品へと入れ替え。真夏時などの工事業者繁忙期はさらにお待ち頂かなければならないことも…。古いエアコンのお掃除はそれなりのリスクもあるため、タイミングは必ずご一考ください。

この時は29年前の製品でしたが、標準使用期間(10年)以上を経過していればこうしたことが稀にあります。エアコンクリーニングを希望されるお客様にはぜひ知っておいて頂きたい出来事です。

さてさて、話を今に戻します。

お客様宅に到着しまして、お客様とも一年ぶりの再会。ご年配の女性の方で先の電話時にも「この間、入院しちゃってねぇ」とお話しされていたので少し心配もしていたのですが、明るい表情でお出迎えくださり一安心。

早速、「ピッ♪」とリモコンでエアコンのスイッチを入れますと

冷房、除湿、暖房、風量、上下風向きなど、色々と確認してみますがどこにも異常はありません。

とお客様。リモコンのボタンをしげしげと見ながら、

その様子を見ていて何となく気が付きました。

予想通り、リモコンのボタンが押されても、エアコン本体は反応しません。

お客様がリモコン操作をされていた時、ボタン操作に夢中になるあまり、リモコン(赤外線の発信部)がエアコン本体とは全く違う方向を向いてしまっていたためにエアコンが反応しなかったのです。

原因も分かり、ホッと胸を撫で下した瞬間でした。

ということで本日のお掃除(?)もこれにて完了です。ありがとうございました!

それにしてもトラブルが引き寄せた再会とは言え、お客様もお元気そうで何よりでした。お会い出来て良かった。

*

時には思い出したくない/繰り返したくないトラブルもありますが、負けずに頑張るお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

きのこ園さんのエアコンを綺麗にした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

いつも配線工事や空調機器の設置等でお世話になっている電気屋さんより入電。

*

今回ご縁を頂いたのは同じ長野市内にあるきのこ農家の『(有)宮崎きのこ園』様。

長野市青木島町大塚にある『(有)宮崎きのこ園』さん。昭和の終わりからきのこを作り続けて30年超。シャキシャキぷりぷりでしっかり味のぶなしめじが自慢の老舗きのこ農家さんです。

長野市近郊では『デリシア』『綿半』『Aコープ』など各スーパーマーケットの地場産食材コーナーにてお買い求め頂けます。国内産おがくずと長野県指定の栄養剤を使用しており、安心安全のとっても美味しいぶなしめじです!

──きのこ園さんならではのエアコン風景に出会った。

ということでご訪問。今回はスタッフさん達の休憩室と出荷包装作業スペースに設置された壁掛け通常エアコンの2台。まずは休憩スペースのエアコンから。

機体はコロナさんの壁掛け通常エアコンです。
2021年製なのでパッと見はとても綺麗です。

汚れ状況を確認すれば、送風ファンにはやはりもこもこと埃&カビ汚れが。そして、さらによくよく内部を見てみると、

初めて見る光景が目に飛び込んできました。

以前、パン屋さんのエアコンクリーニングをさせて頂いた際はエアコンからバターやコンフィチュール等の香ばしい良い匂いがしてくるパン屋さんならでは汚れ方をしたエアコンと出会ったのですが(詳しくはこちら)、きのこ園さんのエアコンもそれと同様に実に特色ある汚れ状況が作り出されていました。

私も初見の光景にオーナーさんに思わず「すみません、これってきのこの赤ちゃんですか?」とお聞きしてしまいました。

とエアコン内のきのこでさえも愛でるようにお答えくださるオーナーさん(笑)。きのこと真摯に向き合うそのお人柄が感じられた瞬間でもありました😄

エアコンはきのこの生育場にあるものではないため、菌を直接吸い込む環境にあったわけではないのですが、それでも菌はエアコン内部にまでしっかり到達しています。エアコンがいかに広範の空気と空気中の塵あくたを力強く吸い込んでいるのかがよく分かりますね。

そしてまた、カビもきのこも実は同じ真菌の仲間。水分や温度が足らずに大きく成長していないとはいえ、きのこが生えているということはそれ以上の環境適応能力を見せるカビにとってエアコン内がいかに居心地の良い空間であるものかということを如実に物語っています。

作業内容は『スタンダードプラン』にて。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除していきます。

左画像がドレンパンですが、ここにもきのこの赤ちゃんは満遍なくいらっしゃいました😆 菌の生命力はすごいですね。

さて、各部をしっかり洗浄しまして、気持ちよくお使い頂ける状態へと回復していきます。

ファンを取り外さない場合はしっかり押さえながら、ファンを回さないよう洗浄していきます。高圧洗浄でファンをグルグル回しながら洗ってしまうとファンから剥がれた汚れが飛び散って、熱交換器の裏側にこびりついてしまいます。

*

無事1台目が終了。2台目も同じようにお掃除です。

ちなみに作業時、部品を洗うために水道をひとつお借りしていたのですが、途中、そこへ接続していた洗浄用ホース(散水用ホースヘッド付き)がいつの間にやら水圧で外れてしまっており、何分間かお水を出しっぱなしにしてしまうという何とも情けないミスをしてしまいました。しかもオーナーさんからご指摘を頂くという😭 本当に大変失礼いたしました😭 蛇口は使用の度に毎回毎回必ず閉じましょう!(備忘録まで)

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。きのこ園さんの空気の安心安全にお力添えすることができました。ありがとうございました!

*

「菌の力を侮らず、菌が繁殖してしまうエアコンは定期的にクリーニングしましょう!」のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いておりますが、当記事内容についてのご質問等は弊店までお願い致します。

初めてのお取引で4台ものエアコン清掃をお任せ頂いた日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

普段、特定のお取引先様とのお仕事ばかりの『お掃除のむらかみ』。ホームページは開設しているものの、実はその開設由来は懇意のお客様方から「あなたを他の人に紹介する時にホームページのひとつもないなんて困るから作って」と鞭撻頂き、作成したものでありまして😅

そのため、ネット広告やSEO対策なども一切行ってはおりません。ともすれば、ご紹介以外の形でホームページよりご依頼をしてくださるお客様など年に数えるほどで…。いや、まぁ、ある意味寂しい状況なのですが(苦笑)。

今回はそのようなご紹介でもなく、弊店のことを全くもって知らなかったお客様がゼロからの形で弊店を探し出し、ご依頼をくださった時のお話。

*

5月下旬、弊店の受信メールボックスに【注文/問い合わせメールを受信しました ■差出人:〇〇〇〇 ■メールアドレス:〇×△※】との通達。内容を見てみるとエアコンクリーニング3台のご依頼です。しかも、「クリーンクーポン(商品券)も購入します」との追加注文付きです。

しかし、ここで私は思ったのです。

いつも来る問い合わせメールであれば、「〇〇さんから紹介してもらってご連絡しました」「△△さんからお話を聞いてメールしました」といった前置き文があったり、あるいはご紹介者様から事前に「※※さんて人から連絡がいくのでよろしくね~」といったお声がけがあっての問い合わせだったりするのですが、それもなく全くもって思い当たらぬご注文メール。

第一印象では“嬉しい/ありがたい”というより、正直懐疑的であり焦りもしたのです。何せ普段ホームページのみからのご依頼がほとんどございませんので(^_^;A 掃除依頼に加え、商品券も同時に購入しますというのがさらに私の疑心暗鬼に拍車をかけました。そして何より、私は人見知りです。たとえメールでも人見知りは全開いたします😅 「もしかして商品券搾取とかの詐欺的な何かかな…」とも思ったくらいでした💦

とりあえずご依頼主様が送ってくださった情報を元に返信。エアコンクリーニングは破損等のリスクがあるため、その旨なども記載し「お引き受けにあたってはそれらをご了承頂けますと幸いです」といったことをお返事させて頂きました。

弊店はエアコンクリーニングの際、やれ「製品の型番をお送りください」、やれ「電化製品は破損リスクが伴うので同意書をなんたらかんたら」といったお客様にとっては割と面倒なことをお願いしております場末の掃除屋さんです🤣

そのような旨をお送りしますと「他社さんが予定を早々に組んでくださったのでキャンセルさせてください」「壊されては困るので今回は遠慮させてください」という方もいらっしゃるため、それならそれでとお答えをお待ちしていたところ、同日中に

とのお返事。

予想外の事態となりました。

そうこられては引き下がることができません。覚悟を決め、お引き受け。しかもその後、「もう1台、クリーニングを追加したい」とのご連絡。

こちらとしてはいよいよ混乱もしてまいりました。

ハウスクリーニングのマッチングサイトやGoogleクチコミやらにも情報や評価が載っていない、こんな場末の掃除屋さんになぜ4台ものエアコンクリーニングをお願いし、かつクリーンクーポン(商品券)まで購入しようとされるのか。そして、ご依頼主様がどのようにして弊店を見つけられたのか。

あまりにも気になってしまっため、まだお会いもしていない中で大変失礼とは承知しながらもメールにてお伺いをしてしまいました。すると、頂戴した返信メールには

  • 日本エアコンクリーニング協会のホームページから辿り着いたこと」
  • 「弊店の各ページを色々お読みくださったこと」
  • 「ホームページの情報から弊店のことを信頼するに足ると思ってくださったこと」

といった弊店にご依頼頂くまでのご依頼主様の行動の経緯が細かく記されておりました。

一番最初のやりとりの時にはなかなか分かり得ませんでしたが、やりとりを繰り返すほどにご依頼主様の紳士で実直な様子が文面からも感じ取ることができ、そしてダメ押しのように頂いた先のお言葉。本当に嬉しい次第でした。

S様、私の方こそサービスに伺わせて頂く前より本当に身に余るほどのお言葉を頂戴しました。ありがとうございました。この場でも今回のご縁につきまして改めて心より御礼を申し上げます。弊店を見つけてくださり、本当にありがとうございました!!

そして勝手に疑ってしまい、大変、大変申し訳ございませんでした🙇‍♂️

──ご縁、お仕事、日々の恵に本当に感謝です。

迎えた作業日当日。「当日は仕事のため、お会いできないかもしれませんが」とご連絡頂いていたものの、お伺いすると思い描いていた通りの紳士で素敵なご依頼主様が迎えてくださり、無事お目にかかることができました。

ちなみに実は「こんな風にゼロから村上を見つけてくださる人は一体どんな人なのだろう?」とお名前からネット検索をさせて頂いたりもしておりました💦 SNS時代の昨今、個人の名前でもFacebookなどの情報が検索結果に出てきますからね😏

すると検索結果に出てきた人物が自分の職歴にもある種共通する部分をお持ちの方で、かつ相当なキャリアを持つ方がヒットしてまいりまして、「もしこの方であればお会いしてみたいなぁ。嬉しいなぁ」という親近感も覚えつつ伺いましたところ、見事にその方であったという!😲

『下町ロケット』のモデルとも言われる(株)植松電機・植松努社長の「思うは招く」の言葉ではないですが、人間四十も過ぎ、振り返ってみれば「かく思えばその未来は手繰り寄せられる」ということが往々にしてあるなぁと感じるところもあり、今回はまさにその通りな時間を経験し、それもまた大変不思議で、大変嬉しい次第でした。

と、前置きが長すぎるくらいに長くなりました💦 さてさて、お掃除です。

4台承っておりましたが、実は1台はお断りいたしました。だって、綺麗なんですもの(笑)。

ちなみに『エアコンは冷房を使用しそのままお手入れをしなければ、内部には必ずカビ汚れが発生してしまう電化製品です』という事実を踏まえた上で、さて、クリーニングをしました各エアコンを足早にご紹介。

━━【1台目】

『三菱製MSZ‑GE2819(2019~20年製)』。

作業内容は以降いずれの台も『スタンダードプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除していきます。

三菱電機製の通常エアコン。3年以上&夏場はしっかり使用の状況でしたのカビ汚れは相応にありました。

━━【2台目】

1台目と同様の『三菱製MSZ‑GE2819(2019~20年製)』。

1台目と同じ機種でしたが、こちらの方が汚れは多かったですね。購入タイミングが同時期のものでも使用した時間の長さや空間環境によって汚れ具合には大きな差が出てきます。購入してからの、あるいはお掃除してからの経過年数だけにとらわれず、エアコンを本格稼働する前にはぜひ中を少し覗いてみて頂けると安心かなと思います。

━━【3台目】

3台目は『シャープ製AY‑H25DH(2018~19年製)』。

こちらの機種はドレンパンが土台となるボディと一体型となっているため外すことが出来ません。熱交換器をドレンパンから離脱させたりしながら、可能な限り内部を洗浄していきます。

こちら、作業前の確認でもあまり汚れていないことが分かっていたため、作業のお断りも少しご相談させて頂いたのですが、赤ちゃんをお迎えするお部屋に設置されているということで「気持ち的にもお掃除したい」というご依頼主様のご要望にお応えし、恐れながら洗浄をさせて頂きました。

━━【4台目】

4台目は『三菱重工製SRK28TW(2018~19年製)』。

こちらのエアコンは作業を見送らせて頂きました。送風ファンや熱交換器部分を確認しても目立った汚れはありませんでした。

4台目の三菱重工製エアコン。作業前の機体確認時にシャープ製のそれと同じくらいの汚れだろうなぁと感じていたため、シャープ製の洗浄具合を確認した上で「やはり汚れは軽微(=清掃のコストパフォーマンスに見合わない)」と判断したため、お掃除を見送らせて頂きました。今夏は不快感なくお使い頂けると思いますので、暑くなると予想されている今夏、しっかりお使い頂いた上でまた来年、確認なりでお会いいたしましょう! の形に。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

作業にあたっては

など、ご夫婦揃って本当に細かなところまでお気遣いを頂き、大変にありがたい現場となりました。重ね重ね御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

S様、お仕事等大変ご多忙とも存じますがお体にはくれぐれもご自愛頂き、ご家族皆様方、健やかなる日々をお過ごし頂けることを心よりお祈りいたしております。

*

お仕事を頂けるということは本当にご縁の不思議や奇跡のようなものなのかもしれません。巡り合ったご縁に感謝するお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

夏前は「エアコン」「浴室」「レンジフード」のお掃除がおすすめ。

気忙しさに追い立てられ、あくせくしていたところ、あっという間に夏の暑さを迎える時節となってしまいました。おかげさまで弊店も毎日何かと皆様方のお役に立たせて頂いております。そんな今日この頃の日々の中からいくつかを。

エアコンクリーニングは夏前までに!

夏本番を前にエアコンクリーニングのお声がけを多く頂いております。いつもご利用くださる皆様方、本当にありがとうございます🙇‍♂️

ちなみに弊店をご利用頂いたことがあるお客様は私から耳にたこが出来るくらいにお聞きになられているかもしれませんが💦、本格的に暑くなった時期のエアコンクリーニングは出来ればどうぞお避けください。それは故障や不具合といったトラブルで暑い時期に冷房が使えなくなってしまうリスクを避けるためです(→詳しくはこちら)。

また、空調機器はその役割と機能上、私たちが生活している空間の塵埃等を非常に多く吸い込んでいます。そのため実は非常に汚れやすく、常なるお手入れを必要とするものでもあります。エアコンであればフィルターはこまめに清掃するなどし、また内部の汚れ具合などについても時々は目視してみるなど、ぜひコンスタントに気にかけてあげてください。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

浴室清掃で夏の爽快バスタイムをサポート

初夏の『お掃除のむらかみ』は「エアコンクリーニング」のご依頼が大半かと思いきや、実は「浴室」や「レンジフード」のご相談も多く頂きます。

浴室清掃の場合、梅雨時期でカビの増殖スピードが速いこともその理由かもしれません。私がお掃除をした後に「ホームセンター等で売っている燻煙式のカビ防止剤でカビ予防!」というお客様も多いです😄

ちなみに左写真はカビ取り作業時の私です(笑)。次亜塩素酸ナトリウムに代表される塩素系カビ取り剤を使用する際は目鼻口の保護は絶対です!

「夏のお風呂は湯船に浸からず、シャワーで済ませる」という方も多いかもしれませんが、「夏だからこそスッキリ綺麗な状態にして爽やかな浴室環境を維持しておきたい!」というお客様は多いですね😉 

⇒ハウスクリーニングのページはこちら

夏のレンジフード清掃で年末大掃除を楽に

春から夏にかけては個人的にはレンジフード清掃が本当に良い時期だなぁと思います😄この時期に汚れ落としをしっかりやっておけば年末の大掃除時期にもそこまでの汚れ付きにはなっていないでしょうし(=大掃除の時、ご自身で手軽にお掃除できる)、何といっても暖かい時期や環境ですと油が柔らかくなっているため、汚れ落としが冬に比べてとても楽なんです🤣

先日伺わせて頂いたレンジフード清掃。今回は二年ぶりでした。
20年近くお使いの換気扇です。汚れはもちろんありますが、丁寧に使われているのでとても綺麗です。

ちなみにレンジフードやキッチンなど油汚れが多い所のお掃除ではお湯をよく使います。お湯を使うと油落としが非常に楽になる反面、夏場などは熱気がこもり、汗かきべそかき状態にもなりますが(^^;

それでもお湯を活用すると油汚れが楽しいほどによく落ちていくため、どんなに暑くともお湯が使えるのであればお湯の使用はやめられません(笑)。

⇒ハウスクリーニングのページはこちら

*

それにしても、お客様からも「春夏秋冬の季節プランとか作ったりしないんですか?」といったお声がけを頂いたりするのですが、未だ手付かず💦「この時期には実はこのお掃除をされた方が効率よかったり、お得ですよ~」という発信もしていきたいのですが、申し訳ございません💦少々お待ちください😅

東奔西走している毎日ですが、お声がけくださる皆様方には本当に毎日感謝です。お掃除を通じて日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

パナソニック製お掃除機能付きエアコンをクリーニングした日。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

夏本番を控え、エアコンのお掃除依頼も増えてきました。今回はパナソニック製のお掃除機能付きエアコンのクリーニングのお話。

家庭用壁掛けエアコンにおいてはお掃除機能付き(=フィルターの自動清掃や熱交換器部分の洗浄機能など)がもはや主流となっていますが、この機能、便利さをもたらしてくれる反面、もちろんデメリットもありますのでぜひご理解を頂いた上で上手にお付き合いを頂ければなぁと思います。

さて、今回のクリーニングはこちら。

パナソニックさんのお掃除機能付きエアコン『CS-RX250C2』。2009年製です。作業は弊店『スタンダードプラン』での承りです。

お掃除しようと思われた理由は「ちょっと中を覗いてみたら真っ黒で😨」とのことで見てみれば、ご覧の通り。

対象製品は製造より10年(=メーカーが定めた標準使用期間)を経過している製品です。それゆえ部品の破損等があった場合でもメーカーさん修理が不可能となってしまうため、万一破損があったとしても修理補償が出来ない形でのクリーニング作業となってしまいますが、その旨ご承諾頂きました上でいざ作業です。もちろん細心の注意を払って作業はしていきます💦

*製造より10年を過ぎたエアコンをお使いの方はぜひ頭の片隅にご記憶頂ければ幸いです。

ということで分解前に風の吹き出し口をちらっと覗いてみても汚れは一目瞭然。エアコン内の空気の出口となる吹き出し口やルーバー(風向板)にカビが付着していれば、入口から出口まで、その中はおおよそ汚れているということになりますので、ぜひ時々は吹き出し口の中をチェックしてみてください😃

さて、分解をして汚れを確認 & エアコン内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

お掃除機能付きと呼ばれる高機能エアコンは構造部品が多いため、カバーや電装部品などを順番に一つひとつ外していきます。
形状が複雑なお掃除ロボも汚れが溜まりやすい部品です。ドレンパンと呼ばれる冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止める部品も役割上、水分にさらされていることがほとんどなのでカビやすいです。

──高機能ゆえに注意したいのが埃の堆積スピードと量。

ちなみにパナソニック製に限らずですが、高所にあるエアコンのフィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボは大変便利ではあるのですが、一方でこんなデメリットがあることも覚えておいてください。それはお掃除ロボによるフィルターへの埃のこすり付けや内部への押し込みです。

パナソニックさんのお掃除ロボはブラシの付いた捕集機がフィルターの上をスライドして埃をこそぎ取り、戸外へと自動排出してくれるタイプ(ダストボックスに回収するタイプもあります)なのですが、その過程ではブラシが埃を裏ごしするかのようにフィルターの奥へ奥へと押し込んでいってしまう現象が起きてしまっています。これは他にも日立さんやダイキンさんなど、埃の捕集機がフィルターの上を移動するタイプのお掃除機能付きエアコンで見られます。

フィルターの内側部分を観察してみるとよく分かります。埃がより細かくなってフィルターを通過し、機体内部へと押しやられてしまっています。

そのためこのタイプのお掃除機能付きエアコンはフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる空気の温度を上げ下げしてくれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。ここへの汚れの堆積が酷くなるとカビの繁殖スピードや量が早く多くなってしまうのはもちろんですが、通り抜ける空気量が減ってしまうため風量の低下にもつながってきます。

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、そのフィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂ければ大変嬉しい次第です😄

また、ともすれば汚れやお掃除を気にされる方ほど、フィルター自動お掃除機能は実はそう頻繁に使わない方が逆に良いという場合もありますし、エアコン購入にあたっても普通のエアコンをお選び頂いた方が良いということもあるかもしれません。

そんな話をお客様ともしながら作業すること3時間超。

熱交換器は埃とカビで目詰まりをしてしまっていました。
洗浄後は通る空気の量も変わるため、冷暖房の効きをしっかり感じることが出来ます。
お掃除機能付きエアコンはロボ機構が組み込まれていることで内部の通気性が悪く、冷房時に発生した湿気が逃げづらいため、送風ファンなどのカビも酷くなりがちです。
熱交換器、送風ファン、吹き出し口など空気の通り道にある部品をしっかり洗浄していくことがエアコンクリーニングにおける基礎であり最大のポイントでもあります。

無事綺麗な空気を排出してくれるエアコンへとその機能を取り戻すことが出来、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

⇒エアコンクリーニングのページはこちら

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。