高圧洗浄機でお家回りを綺麗にした日。

掃除屋さんが使う道具の中に『高圧洗浄機』があります。エアコンクリーニング、ベランダの泥汚れ落としや外壁清掃など何かと出番が多いこの道具、一般の方でも車の洗浄目的などで持っているという方も少なくないと思います。一台あると本当に何かと便利ですね😄

洗浄の強さ(=水圧の高さ)によって製品もピンからキリまでありますが、昨今では『K MINI』のような水圧は低いものの手軽かつ工夫次第では広範に使えるものもあって、高圧洗浄機を使ったお掃除の幅も拡がってきています。

ちなみに高圧洗浄機の水圧の単位は「MPa」(メガパスカル)で表し、数値が大きいほど水圧が高く洗浄力もアップします。威力が強くなればなるほど動作音も大きくなりますが、静音タイプのものも増えてきており、騒音を気にせず高圧洗浄機を使用出来るようになってきたのも本当にありがたい限りです。

ということで高圧洗浄機を使ってお掃除をした最近の現場の様子をちらりと。

──手軽に使える『K MINI』で外壁等の洗浄。

『K MINI(2~最大9MPa)』のような手軽に使えるタイプのものはエアコンクリーニング、家の外壁洗い(軽微な泥落とし)、網戸洗いなどでよく使用しています。

『K MINI』を使っての外壁泥落とし。
物置の擦り傷に入り込んだ泥汚れなども高圧洗浄機とメラミンスポンジを使えばすっきり綺麗に。

──エンジン式の高圧洗浄機は集合住宅等の洗浄で活躍。

電源のない場所や手軽な電気式以上の洗浄力が欲しい場所で活躍してくれるのがエンジン式の高圧洗浄機。

エンジン式は動作音の大きさがややネックに💦 少しでも騒音軽減になればと自作の防音壁で対策をしたりもしています。割と焼け石に水状態ですが(苦笑)。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。

*

便利な高圧洗浄機を使ったお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

キッチンシンクの排水口清掃だけで1万円。アリ? ナシ?

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毎年、お風呂やレンジフード、キッチンなど何かとお掃除をご利用くださるお客様より

とお電話。

とお聞きしたところ、

と仰るので、

とお話をしたものの

とお客様。

とも思い、「それではお会計額は仰ってくださった額を目安にしつつも当日の様子でご相談させてください」とお断りをし、いざ迎えた作業日当日。

──「俺の排水口清掃は1万円!」など言う強気野郎にはなれず。

「忙しいところ、ごめんね。ありがとう。ほんと汚くしちゃってて申し訳ないんだけど」と仰るお客様とともに排水口を確認。「普段のお手入れの仕方についてもちょっと聞きたい」とご要望頂いたので、お客様には後ろで見て頂きながら作業開始です。

とコメントくださるお客様に相槌を打ちながら、カビ除去のための次亜塩素酸ナトリウムをシュッとひと拭きし、洗浄パッドでゴシゴシ。油汚れも多少付いていたので油汚れ用洗剤をシュッとひと拭きし、洗浄パッドでゴシゴシ。するとお客様、

と清々しい笑顔のお客様。

はい! ということで、排水口清掃、終了でございます🤣🤣

(すみません、写真撮るのも忘れるほどに本当に普通の汚れ具合でした💦)

とキッチンテーブルの上に置いてあった封筒を差し出そうとするお客様。作業開始後わずか5分足らずで終了&お会計となるまさかの展開に、この瞬間、私の脳内ではジブリ映画『魔女の宅急便』のとあるシーンが再生されておりました。

婦人が孫のパーティーへとキキに届けてもらう予定だった『にしんとカボチャの包み焼き』が電気オーブンの不具合で焼けておらず、それを知ったキキが「お金だけもらえない」と言って薪のオーブンで料理をはじめるシーンです。

良い子ぶるつもりもないのですが、自分もさすがに5分の排水口清掃だけで1万ン円の報酬を懐へと入れる肝っ玉は持ち合わせておりませんでしたので、「水垢やらでくすんでしまっているシンクもあわせて綺麗にしていっていいですか」とご提案。快くご了承頂き、磨かせて頂きました。

小一時間ほどお時間を頂き、シンクを磨かせて頂きました。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

「急ぎで来てもらったんだし、別に良かったのに~」とお客様も仰ってはくださったのですが、それでもこれはさすがに…ですよね。そんなこんななお掃除で今日も日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

エアコンクリーニング。分解の大切さと、時に出来ないもどかしさと。

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エアコンクリーニングにお伺いした際、しばしばぶつかるサービス上の壁があります。それは『作業内容と価格のつり合いが取れないまま、サービスに臨まざるを得なくなってしまう』という壁。いくつかの条件が重なってしまった時に起こってしまうことなのですが、具体例を挙げると

の時で、かつ対象のエアコンが

のものであった時。メーカーさんで言うと富士通さんや東芝さんが多く該当するのですが、今回は富士通さんでした。

今回クリーニングのエアコンは富士通製お掃除機能付きエアコンでした。

──洗浄は部品を養生するよりも分解する(=外す)方が安心

エアコンクリーニング時、簡易分解と呼ばれる分解形態の場合は電装部品をはじめとした多くの部品を機体に残したままエアコン清掃を行っていくことになります。そしてもちろん、掃除にあたって使用する洗剤や大量のすすぎ水は液体です。

まとめて簡単に言うならば、『簡易分解でのエアコンクリーニングは、水がどこをどう伝って、どこへ侵入し、どこから流れ出てくるのか分からない不安を抱えたままエアコンを洗う』ということに他なりません。それゆえに『簡易分解洗浄での汚れ落としは7割程度が限界』とも言われるわけです。水濡れ起因によるトラブルが怖くて、あまり細かくは洗えませんから😰

ちなみに今回の機種の場合はモーターが吹き出し口の真下に位置しており、保護養生が甘いとモーターは確実に水没します。つまり故障します😭

というかこの形状の場合、しっかり養生をしても確実に水が入るんですよね…。そのため、この部分が機体に残ったままでは汚れを落とすどころか、洗うことすらままならないという…。

一方で今回の作業、私が直接ご依頼を頂いたわけではないため、分解度合の変更(=お会計額にも影響)を私の判断でおいそれとお客様と行うわけにもいきません。

エアコンを前にし、結構悩みました。

あちらを立てればこちらが立たず。こちらを立てればあちらが立たず。

結局、臆病な自分が取った作戦はモーターが付いている部分(ドレンパン&送風ファン)も外して洗浄すること。『お客様のエアコンを無事にお掃除すること』を最優先とし、簡易分解以上の分解洗浄を行いました。作業時間も元請けさんがお客様に事前にお伝えくださっていた以上の時間がかかってしまいました💦

部品の故障を未然に防ぐため、お掃除ロボ、ドレンパン、送風ファン、全てを外して洗うことを選択しました。

いや、何よりこの作業、本当は価格を上げないままでやってはいけなかったとも反省しています😰 技術の安売りともなってしまうため、同じように頑張っている掃除屋さんにもこれは失礼極まりない行為です。しかし、故障というトラブルを避けたい気持ちも大きく手伝い、我が身可愛さに情けなくもやってしまいました😱

それぐらいエアコンをきちんきちんと分解して洗浄することは安心安全の作業につながるのです。

それには時間も技術もコストも、何よりそれらに対する世の中の理解も必要となってきます。

思うところはたくさんあります。自分で考え、工夫していかねばならないこともたくさんあります。エアコンクリーニングも利用者/サービス提供者/清掃業界等々にとって利益不利益となる部分をきちんと啓蒙していかなかればならないステージに来ているのだと思います。少しずつでも発信したり、自分自身もアップデートをしていきたいと思います。

とりあえず! 損というか、今回あれこれ悩んだ部分は自身の経験の儲けと考え、まず何よりも目の前のエアコンを無事お掃除出来たので良し! とさせて頂きました😆

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。

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作業中も「う~ん…どうしよう…う~ん…」と悩みまくったりしておりますが、そんなこんななお掃除でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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ステンレスシンクの磨き方についてを考えた日。

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先日、懇意にして頂いているアパートのオーナー様から退去後清掃をご依頼頂いたのですが、その際「シンクをパッと見、ちょっと光るくらいにやってもらえる?」とのご要望を頂きました。

というわけでほんのちょっとではあるのですが、お引き受け価格の中で出来る範囲のシンク磨きをさせて頂きました。

とそれはそれで良かったのですが、その作業を行っていた際にひとつご指摘を頂いてしまったのが作業音の問題。

作業に使っていた機械の音が大きく、作業していた部屋の下にお住まいのオーナー様も気になってしまったとのこと。特に集合住宅の場合は共振や共鳴の影響もあって、余計に響いてしまうこともあったりします😥

仕上がりの安定性を考慮し、よく使用している研磨機械(オービタルサンダー)。作業で安心して使える反面、発生する音についてはちょっと安心出来ず😢

これ、かねてより自分も気になっていたんです…。集合住宅で作業する際はなおさらでした。音についてはセンシティブになられる方も少なくないため、作業音はなかなかに頭を抱える問題です。音の出づらい方法(手で磨く等)でも出来ないことはないのですが、作業時間などを考えると今の自分の技術ではそれもなかなか難しく(´Д`。)

いうことでシンク磨き時の作業音や工程の減少を考えたく廃材で検討してみることに。

──グラインダーとポリッシャーで研磨。

産廃屋さんから頂いたステンレスシンクの処分品。こういう時、本当に役立ちます😁

倉庫の隅に放置されていたシンク、ついに日の目を見る時が来ました。

全面を使って練習するのはもったいないので、とりあえず半分だけ。汚れは次のために残しておきます(笑)。

シンクにこびり付いている汚れ、水垢をざっくりと除去しまして、さて、磨き作業を試行錯誤していきます。

普段使っている機械(オービタルサンダー)を使わずにやりたいので、今回はグラインダーとハンドポリッシャーのふたつでチャレンジ。

なるべく少ない工程で見れるぐらいにはしたいなと思うものの、様子を見ながらやっていると、結局三歩進んで二歩下がるのような工程となってしまい、

「光沢降臨+青or白棒」 → 「ウォッシュコンパウンド」 → 「ダイヤスラリー」 → 「酸化セリウム二次研磨用」 → 「酸化セリウム仕上げ研磨用」 → 「ピカール+SUS」 → 「光沢降臨+青棒」

のような工程でこれくらいまでは光沢が回復。作業音もオービタルサンダーでやるよりかは多少大丈夫かなと思うのですが、まだまだ何とも言えません🤔

そして開始一時間、

はい、未熟な腕のせいで道具を壊してしまいまして & 予備も使い果たしてしまったため、今回はここまでとなりました。修業が足りません。

ということでまだまだ試行錯誤は続きます(^^;

*

「もっと静かに、もっと短時間に」。磨き作業の奥深さに思い知らされながらも、それでもお掃除の力で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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エアコン破損の悪夢を思い出した日。

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昨年エアコンクリーニングをご依頼頂いたお客様からヘルプのお電話。

と思い、とにかく空いていた時間に急行。

ちなみに「もう壊れた!?」と表現したのにはちょっとしたワケがあります。

実は同お客様宅にて昨年クリーニングをさせて頂いたエアコンは29年前に製造されたエアコンでして、それが作業後の試運転で故障😱 そのため現在お使いのエアコンはその際新品へと入れ替えたものだったからです。

──製造10年超えのエアコンは何があるか分かりません(T-T)

ちなみに昨年のその時の様子を少しお話ししますと…

まず、クリーニングをしようとしていたエアコンは1994年製。製造から29年経っていた製品ですのでメーカーさんの修理やメンテナンスも当然受けることが出来ません。そのため「大変申し訳ないのですが、もし破損等あっても対応することができません」という旨を最初にお伝えするとともに買い替えのご検討なども示唆させて頂いたのですが、「まだ使えるのならやっぱり使いたい」というお客様からのご要望もあり、先の修理対応不可の旨をご了承頂き、作業を開始しました。

故障をしてしまったエアコン。
1994年製の三菱霧ヶ峰です。

洗浄作業自体は無事終了しまして、試運転へと移行した時でした。コンセントを差した際に“キュインキュイン”と基板あたりから聞いたことのない音が…。

胸騒ぎがし、そして嫌な予感は的中しました。

恐る恐るスイッチを入れたところ、運転開始後しばらくは送風運転がされるのですが、やがて基板エラーサインが点灯し、運転が中止されてしまいます。基板等の電装部品は全て外していたため、洗浄時の洗浄水浸水による不具合はありえません。おそらくコンセント抜き差し時の突入電流による基板損傷などの類。

まずヒューズを確認してみましたが切れた様子はありません。すると基板の他のどこか。

作業は細心の注意を払ってはいるのですが、触った際の振動でも基板内のはんだ付けされている部分の裂傷やコネクタの損傷が引き起こされてしまうことは無きにしも非ずです。自分の手には負えないと判断し、とりあえずダメ元でメーカーさんに修理の可否を確認。しかし、「29年前のものはさすがに…」と。やはりそうですよね😓

不具合が出た後にもう一度外装カバー等を外し、コネクタを差し直すなどの確認作業をしてみても正常動作には戻りませんでした😰

無慈悲にエラーランプが点滅するだけです。。

ということで、綺麗にお掃除をしたのですが大変残念な結果となってしまい…。現状設置されていた製品と同等程度の新品をお客様にも費用ご負担頂くことで入れ替え設置を行った次第でした。

一週間ほどお待ち頂き、新品へと入れ替え。真夏時などの工事業者繁忙期はさらにお待ち頂かなければならないことも…。古いエアコンのお掃除はそれなりのリスクもあるため、タイミングは必ずご一考ください。

この時は29年前の製品でしたが、標準使用期間(10年)以上を経過していればこうしたことが稀にあります。エアコンクリーニングを希望されるお客様にはぜひ知っておいて頂きたい出来事です。

さてさて、話を今に戻します。

お客様宅に到着しまして、お客様とも一年ぶりの再会。ご年配の女性の方で先の電話時にも「この間、入院しちゃってねぇ」とお話しされていたので少し心配もしていたのですが、明るい表情でお出迎えくださり一安心。

早速、「ピッ♪」とリモコンでエアコンのスイッチを入れますと

冷房、除湿、暖房、風量、上下風向きなど、色々と確認してみますがどこにも異常はありません。

とお客様。リモコンのボタンをしげしげと見ながら、

その様子を見ていて何となく気が付きました。

予想通り、リモコンのボタンが押されても、エアコン本体は反応しません。

お客様がリモコン操作をされていた時、ボタン操作に夢中になるあまり、リモコン(赤外線の発信部)がエアコン本体とは全く違う方向を向いてしまっていたためにエアコンが反応しなかったのです。

原因も分かり、ホッと胸を撫で下した瞬間でした。

ということで本日のお掃除(?)もこれにて完了です。ありがとうございました!

それにしてもトラブルが引き寄せた再会とは言え、お客様もお元気そうで何よりでした。お会い出来て良かった。

*

時には思い出したくない/繰り返したくないトラブルもありますが、負けずに頑張るお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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きのこ園さんのエアコンを綺麗にした日。

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いつも配線工事や空調機器の設置等でお世話になっている電気屋さんより入電。

*

今回ご縁を頂いたのは同じ長野市内にあるきのこ農家の『(有)宮崎きのこ園』様。

長野市青木島町大塚にある『(有)宮崎きのこ園』さん。昭和の終わりからきのこを作り続けて30年超。シャキシャキぷりぷりでしっかり味のぶなしめじが自慢の老舗きのこ農家さんです。

長野市近郊では『デリシア』『綿半』『Aコープ』など各スーパーマーケットの地場産食材コーナーにてお買い求め頂けます。国内産おがくずと長野県指定の栄養剤を使用しており、安心安全のとっても美味しいぶなしめじです!

──きのこ園さんならではのエアコン風景に出会った。

ということでご訪問。今回はスタッフさん達の休憩室と出荷包装作業スペースに設置された壁掛け通常エアコンの2台。まずは休憩スペースのエアコンから。

機体はコロナさんの壁掛け通常エアコンです。
2021年製なのでパッと見はとても綺麗です。

汚れ状況を確認すれば、送風ファンにはやはりもこもこと埃&カビ汚れが。そして、さらによくよく内部を見てみると、

初めて見る光景が目に飛び込んできました。

以前、パン屋さんのエアコンクリーニングをさせて頂いた際はエアコンからバターやコンフィチュール等の香ばしい良い匂いがしてくるパン屋さんならでは汚れ方をしたエアコンと出会ったのですが(詳しくはこちら)、きのこ園さんのエアコンもそれと同様に実に特色ある汚れ状況が作り出されていました。

私も初見の光景にオーナーさんに思わず「すみません、これってきのこの赤ちゃんですか?」とお聞きしてしまいました。

とエアコン内のきのこでさえも愛でるようにお答えくださるオーナーさん(笑)。きのこと真摯に向き合うそのお人柄が感じられた瞬間でもありました😄

エアコンはきのこの生育場にあるものではないため、菌を直接吸い込む環境にあったわけではないのですが、それでも菌はエアコン内部にまでしっかり到達しています。エアコンがいかに広範の空気と空気中の塵あくたを力強く吸い込んでいるのかがよく分かりますね。

そしてまた、カビもきのこも実は同じ真菌の仲間。水分や温度が足らずに大きく成長していないとはいえ、きのこが生えているということはそれ以上の環境適応能力を見せるカビにとってエアコン内がいかに居心地の良い空間であるものかということを如実に物語っています。

作業内容は『スタンダードプラン』にて。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除していきます。

左画像がドレンパンですが、ここにもきのこの赤ちゃんは満遍なくいらっしゃいました😆 菌の生命力はすごいですね。

さて、各部をしっかり洗浄しまして、気持ちよくお使い頂ける状態へと回復していきます。

ファンを取り外さない場合はしっかり押さえながら、ファンを回さないよう洗浄していきます。高圧洗浄でファンをグルグル回しながら洗ってしまうとファンから剥がれた汚れが飛び散って、熱交換器の裏側にこびりついてしまいます。

*

無事1台目が終了。2台目も同じようにお掃除です。

ちなみに作業時、部品を洗うために水道をひとつお借りしていたのですが、途中、そこへ接続していた洗浄用ホース(散水用ホースヘッド付き)がいつの間にやら水圧で外れてしまっており、何分間かお水を出しっぱなしにしてしまうという何とも情けないミスをしてしまいました。しかもオーナーさんからご指摘を頂くという😭 本当に大変失礼いたしました😭 蛇口は使用の度に毎回毎回必ず閉じましょう!(備忘録まで)

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。きのこ園さんの空気の安心安全にお力添えすることができました。ありがとうございました!

*

「菌の力を侮らず、菌が繁殖してしまうエアコンは定期的にクリーニングしましょう!」のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いておりますが、当記事内容についてのご質問等は弊店までお願い致します。

初めてのお取引で4台ものエアコン清掃をお任せ頂いた日。

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普段、特定のお取引先様とのお仕事ばかりの『お掃除のむらかみ』。ホームページは開設しているものの、実はその開設由来は懇意のお客様方から「あなたを他の人に紹介する時にホームページのひとつもないなんて困るから作って」と鞭撻頂き、作成したものでありまして😅

そのため、ネット広告やSEO対策なども一切行ってはおりません。ともすれば、ご紹介以外の形でホームページよりご依頼をしてくださるお客様など年に数えるほどで…。いや、まぁ、ある意味寂しい状況なのですが(苦笑)。

今回はそのようなご紹介でもなく、弊店のことを全くもって知らなかったお客様がゼロからの形で弊店を探し出し、ご依頼をくださった時のお話。

*

5月下旬、弊店の受信メールボックスに【注文/問い合わせメールを受信しました ■差出人:〇〇〇〇 ■メールアドレス:〇×△※】との通達。内容を見てみるとエアコンクリーニング3台のご依頼です。しかも、「クリーンクーポン(商品券)も購入します」との追加注文付きです。

しかし、ここで私は思ったのです。

いつも来る問い合わせメールであれば、「〇〇さんから紹介してもらってご連絡しました」「△△さんからお話を聞いてメールしました」といった前置き文があったり、あるいはご紹介者様から事前に「※※さんて人から連絡がいくのでよろしくね~」といったお声がけがあっての問い合わせだったりするのですが、それもなく全くもって思い当たらぬご注文メール。

第一印象では“嬉しい/ありがたい”というより、正直懐疑的であり焦りもしたのです。何せ普段ホームページのみからのご依頼がほとんどございませんので(^_^;A 掃除依頼に加え、商品券も同時に購入しますというのがさらに私の疑心暗鬼に拍車をかけました。そして何より、私は人見知りです。たとえメールでも人見知りは全開いたします😅 「もしかして商品券搾取とかの詐欺的な何かかな…」とも思ったくらいでした💦

とりあえずご依頼主様が送ってくださった情報を元に返信。エアコンクリーニングは破損等のリスクがあるため、その旨なども記載し「お引き受けにあたってはそれらをご了承頂けますと幸いです」といったことをお返事させて頂きました。

弊店はエアコンクリーニングの際、やれ「製品の型番をお送りください」、やれ「電化製品は破損リスクが伴うので同意書をなんたらかんたら」といったお客様にとっては割と面倒なことをお願いしております場末の掃除屋さんです🤣

そのような旨をお送りしますと「他社さんが予定を早々に組んでくださったのでキャンセルさせてください」「壊されては困るので今回は遠慮させてください」という方もいらっしゃるため、それならそれでとお答えをお待ちしていたところ、同日中に

とのお返事。

予想外の事態となりました。

そうこられては引き下がることができません。覚悟を決め、お引き受け。しかもその後、「もう1台、クリーニングを追加したい」とのご連絡。

こちらとしてはいよいよ混乱もしてまいりました。

ハウスクリーニングのマッチングサイトやGoogleクチコミやらにも情報や評価が載っていない、こんな場末の掃除屋さんになぜ4台ものエアコンクリーニングをお願いし、かつクリーンクーポン(商品券)まで購入しようとされるのか。そして、ご依頼主様がどのようにして弊店を見つけられたのか。

あまりにも気になってしまっため、まだお会いもしていない中で大変失礼とは承知しながらもメールにてお伺いをしてしまいました。すると、頂戴した返信メールには

  • 日本エアコンクリーニング協会のホームページから辿り着いたこと」
  • 「弊店の各ページを色々お読みくださったこと」
  • 「ホームページの情報から弊店のことを信頼するに足ると思ってくださったこと」

といった弊店にご依頼頂くまでのご依頼主様の行動の経緯が細かく記されておりました。

一番最初のやりとりの時にはなかなか分かり得ませんでしたが、やりとりを繰り返すほどにご依頼主様の紳士で実直な様子が文面からも感じ取ることができ、そしてダメ押しのように頂いた先のお言葉。本当に嬉しい次第でした。

S様、私の方こそサービスに伺わせて頂く前より本当に身に余るほどのお言葉を頂戴しました。ありがとうございました。この場でも今回のご縁につきまして改めて心より御礼を申し上げます。弊店を見つけてくださり、本当にありがとうございました!!

そして勝手に疑ってしまい、大変、大変申し訳ございませんでした🙇‍♂️

──ご縁、お仕事、日々の恵に本当に感謝です。

迎えた作業日当日。「当日は仕事のため、お会いできないかもしれませんが」とご連絡頂いていたものの、お伺いすると思い描いていた通りの紳士で素敵なご依頼主様が迎えてくださり、無事お目にかかることができました。

ちなみに実は「こんな風にゼロから村上を見つけてくださる人は一体どんな人なのだろう?」とお名前からネット検索をさせて頂いたりもしておりました💦 SNS時代の昨今、個人の名前でもFacebookなどの情報が検索結果に出てきますからね😏

すると検索結果に出てきた人物が自分の職歴にもある種共通する部分をお持ちの方で、かつ相当なキャリアを持つ方がヒットしてまいりまして、「もしこの方であればお会いしてみたいなぁ。嬉しいなぁ」という親近感も覚えつつ伺いましたところ、見事にその方であったという!😲

『下町ロケット』のモデルとも言われる(株)植松電機・植松努社長の「思うは招く」の言葉ではないですが、人間四十も過ぎ、振り返ってみれば「かく思えばその未来は手繰り寄せられる」ということが往々にしてあるなぁと感じるところもあり、今回はまさにその通りな時間を経験し、それもまた大変不思議で、大変嬉しい次第でした。

と、前置きが長すぎるくらいに長くなりました💦 さてさて、お掃除です。

4台承っておりましたが、実は1台はお断りいたしました。だって、綺麗なんですもの(笑)。

ちなみに『エアコンは冷房を使用しそのままお手入れをしなければ、内部には必ずカビ汚れが発生してしまう電化製品です』という事実を踏まえた上で、さて、クリーニングをしました各エアコンを足早にご紹介。

━━【1台目】

『三菱製MSZ‑GE2819(2019~20年製)』。

作業内容は以降いずれの台も『スタンダードプラン』にて承りました。同プランでは冷房使用時に発生する結露水を受け止めるお皿(=ドレンパン)までを外し、壁に残る部品/残らない部品それぞれを出来るだけ洗い易くした上でお掃除していきます。

三菱電機製の通常エアコン。3年以上&夏場はしっかり使用の状況でしたのカビ汚れは相応にありました。

━━【2台目】

1台目と同様の『三菱製MSZ‑GE2819(2019~20年製)』。

1台目と同じ機種でしたが、こちらの方が汚れは多かったですね。購入タイミングが同時期のものでも使用した時間の長さや空間環境によって汚れ具合には大きな差が出てきます。購入してからの、あるいはお掃除してからの経過年数だけにとらわれず、エアコンを本格稼働する前にはぜひ中を少し覗いてみて頂けると安心かなと思います。

━━【3台目】

3台目は『シャープ製AY‑H25DH(2018~19年製)』。

こちらの機種はドレンパンが土台となるボディと一体型となっているため外すことが出来ません。熱交換器をドレンパンから離脱させたりしながら、可能な限り内部を洗浄していきます。

こちら、作業前の確認でもあまり汚れていないことが分かっていたため、作業のお断りも少しご相談させて頂いたのですが、赤ちゃんをお迎えするお部屋に設置されているということで「気持ち的にもお掃除したい」というご依頼主様のご要望にお応えし、恐れながら洗浄をさせて頂きました。

━━【4台目】

4台目は『三菱重工製SRK28TW(2018~19年製)』。

こちらのエアコンは作業を見送らせて頂きました。送風ファンや熱交換器部分を確認しても目立った汚れはありませんでした。

4台目の三菱重工製エアコン。作業前の機体確認時にシャープ製のそれと同じくらいの汚れだろうなぁと感じていたため、シャープ製の洗浄具合を確認した上で「やはり汚れは軽微(=清掃のコストパフォーマンスに見合わない)」と判断したため、お掃除を見送らせて頂きました。今夏は不快感なくお使い頂けると思いますので、暑くなると予想されている今夏、しっかりお使い頂いた上でまた来年、確認なりでお会いいたしましょう! の形に。

ということで本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

作業にあたっては

など、ご夫婦揃って本当に細かなところまでお気遣いを頂き、大変にありがたい現場となりました。重ね重ね御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

S様、お仕事等大変ご多忙とも存じますがお体にはくれぐれもご自愛頂き、ご家族皆様方、健やかなる日々をお過ごし頂けることを心よりお祈りいたしております。

*

お仕事を頂けるということは本当にご縁の不思議や奇跡のようなものなのかもしれません。巡り合ったご縁に感謝するお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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夏前は「エアコン」「浴室」「レンジフード」のお掃除がおすすめ。

気忙しさに追い立てられ、あくせくしていたところ、あっという間に夏の暑さを迎える時節となってしまいました。おかげさまで弊店も毎日何かと皆様方のお役に立たせて頂いております。そんな今日この頃の日々の中からいくつかを。

エアコンクリーニングは夏前までに!

夏本番を前にエアコンクリーニングのお声がけを多く頂いております。いつもご利用くださる皆様方、本当にありがとうございます🙇‍♂️

ちなみに弊店をご利用頂いたことがあるお客様は私から耳にたこが出来るくらいにお聞きになられているかもしれませんが💦、本格的に暑くなった時期のエアコンクリーニングは出来ればどうぞお避けください。それは故障や不具合といったトラブルで暑い時期に冷房が使えなくなってしまうリスクを避けるためです(→詳しくはこちら)。

また、空調機器はその役割と機能上、私たちが生活している空間の塵埃等を非常に多く吸い込んでいます。そのため実は非常に汚れやすく、常なるお手入れを必要とするものでもあります。エアコンであればフィルターはこまめに清掃するなどし、また内部の汚れ具合などについても時々は目視してみるなど、ぜひコンスタントに気にかけてあげてください。

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浴室清掃で夏の爽快バスタイムをサポート

初夏の『お掃除のむらかみ』は「エアコンクリーニング」のご依頼が大半かと思いきや、実は「浴室」や「レンジフード」のご相談も多く頂きます。

浴室清掃の場合、梅雨時期でカビの増殖スピードが速いこともその理由かもしれません。私がお掃除をした後に「ホームセンター等で売っている燻煙式のカビ防止剤でカビ予防!」というお客様も多いです😄

ちなみに左写真はカビ取り作業時の私です(笑)。次亜塩素酸ナトリウムに代表される塩素系カビ取り剤を使用する際は目鼻口の保護は絶対です!

「夏のお風呂は湯船に浸からず、シャワーで済ませる」という方も多いかもしれませんが、「夏だからこそスッキリ綺麗な状態にして爽やかな浴室環境を維持しておきたい!」というお客様は多いですね😉 

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夏のレンジフード清掃で年末大掃除を楽に

春から夏にかけては個人的にはレンジフード清掃が本当に良い時期だなぁと思います😄この時期に汚れ落としをしっかりやっておけば年末の大掃除時期にもそこまでの汚れ付きにはなっていないでしょうし(=大掃除の時、ご自身で手軽にお掃除できる)、何といっても暖かい時期や環境ですと油が柔らかくなっているため、汚れ落としが冬に比べてとても楽なんです🤣

先日伺わせて頂いたレンジフード清掃。今回は二年ぶりでした。
20年近くお使いの換気扇です。汚れはもちろんありますが、丁寧に使われているのでとても綺麗です。

ちなみにレンジフードやキッチンなど油汚れが多い所のお掃除ではお湯をよく使います。お湯を使うと油落としが非常に楽になる反面、夏場などは熱気がこもり、汗かきべそかき状態にもなりますが(^^;

それでもお湯を活用すると油汚れが楽しいほどによく落ちていくため、どんなに暑くともお湯が使えるのであればお湯の使用はやめられません(笑)。

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それにしても、お客様からも「春夏秋冬の季節プランとか作ったりしないんですか?」といったお声がけを頂いたりするのですが、未だ手付かず💦「この時期には実はこのお掃除をされた方が効率よかったり、お得ですよ~」という発信もしていきたいのですが、申し訳ございません💦少々お待ちください😅

東奔西走している毎日ですが、お声がけくださる皆様方には本当に毎日感謝です。お掃除を通じて日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

パナソニック製お掃除機能付きエアコンをクリーニングした日。

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夏本番を控え、エアコンのお掃除依頼も増えてきました。今回はパナソニック製のお掃除機能付きエアコンのクリーニングのお話。

家庭用壁掛けエアコンにおいてはお掃除機能付き(=フィルターの自動清掃や熱交換器部分の洗浄機能など)がもはや主流となっていますが、この機能、便利さをもたらしてくれる反面、もちろんデメリットもありますのでぜひご理解を頂いた上で上手にお付き合いを頂ければなぁと思います。

さて、今回のクリーニングはこちら。

パナソニックさんのお掃除機能付きエアコン『CS-RX250C2』。2009年製です。作業は弊店『スタンダードプラン』での承りです。

お掃除しようと思われた理由は「ちょっと中を覗いてみたら真っ黒で😨」とのことで見てみれば、ご覧の通り。

対象製品は製造より10年(=メーカーが定めた標準使用期間)を経過している製品です。それゆえ部品の破損等があった場合でもメーカーさん修理が不可能となってしまうため、万一破損があったとしても修理補償が出来ない形でのクリーニング作業となってしまいますが、その旨ご承諾頂きました上でいざ作業です。もちろん細心の注意を払って作業はしていきます💦

*製造より10年を過ぎたエアコンをお使いの方はぜひ頭の片隅にご記憶頂ければ幸いです。

ということで分解前に風の吹き出し口をちらっと覗いてみても汚れは一目瞭然。エアコン内の空気の出口となる吹き出し口やルーバー(風向板)にカビが付着していれば、入口から出口まで、その中はおおよそ汚れているということになりますので、ぜひ時々は吹き出し口の中をチェックしてみてください😃

さて、分解をして汚れを確認 & エアコン内部にある「熱交換器」や「送風ファン」といった汚れの溜まりやすい箇所を洗浄しやすい状態にしていきます。

お掃除機能付きと呼ばれる高機能エアコンは構造部品が多いため、カバーや電装部品などを順番に一つひとつ外していきます。
形状が複雑なお掃除ロボも汚れが溜まりやすい部品です。ドレンパンと呼ばれる冷房/除湿使用時に発生する結露水を受け止める部品も役割上、水分にさらされていることがほとんどなのでカビやすいです。

──高機能ゆえに注意したいのが埃の堆積スピードと量。

ちなみにパナソニック製に限らずですが、高所にあるエアコンのフィルターを自動でお掃除してくれるお掃除ロボは大変便利ではあるのですが、一方でこんなデメリットがあることも覚えておいてください。それはお掃除ロボによるフィルターへの埃のこすり付けや内部への押し込みです。

パナソニックさんのお掃除ロボはブラシの付いた捕集機がフィルターの上をスライドして埃をこそぎ取り、戸外へと自動排出してくれるタイプ(ダストボックスに回収するタイプもあります)なのですが、その過程ではブラシが埃を裏ごしするかのようにフィルターの奥へ奥へと押し込んでいってしまう現象が起きてしまっています。これは他にも日立さんやダイキンさんなど、埃の捕集機がフィルターの上を移動するタイプのお掃除機能付きエアコンで見られます。

フィルターの内側部分を観察してみるとよく分かります。埃がより細かくなってフィルターを通過し、機体内部へと押しやられてしまっています。

そのためこのタイプのお掃除機能付きエアコンはフィルターのさらに奥側にある「熱交換器」と呼ばれる空気の温度を上げ下げしてくれる部品への埃の付着が酷くなってしまう傾向にあります。ここへの汚れの堆積が酷くなるとカビの繁殖スピードや量が早く多くなってしまうのはもちろんですが、通り抜ける空気量が減ってしまうため風量の低下にもつながってきます。

エアコンは高所への設置が前提の電化製品ですので、そのフィルター等のお手入れが楽になるのは大変便利なのですが、一方でそうした機能があるために発生してしまっているデメリットについてもぜひ覚えておいて頂ければ大変嬉しい次第です😄

また、ともすれば汚れやお掃除を気にされる方ほど、フィルター自動お掃除機能は実はそう頻繁に使わない方が逆に良いという場合もありますし、エアコン購入にあたっても普通のエアコンをお選び頂いた方が良いということもあるかもしれません。

そんな話をお客様ともしながら作業すること3時間超。

熱交換器は埃とカビで目詰まりをしてしまっていました。
洗浄後は通る空気の量も変わるため、冷暖房の効きをしっかり感じることが出来ます。
お掃除機能付きエアコンはロボ機構が組み込まれていることで内部の通気性が悪く、冷房時に発生した湿気が逃げづらいため、送風ファンなどのカビも酷くなりがちです。
熱交換器、送風ファン、吹き出し口など空気の通り道にある部品をしっかり洗浄していくことがエアコンクリーニングにおける基礎であり最大のポイントでもあります。

無事綺麗な空気を排出してくれるエアコンへとその機能を取り戻すことが出来、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

「エアコン汚れのほんとのところ」をお伝えするお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

浴室清掃にて渾身のカビ取りに挑戦した日。

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今回はカビ取りのお話。先日、弊店が業務協力をお願いしている長野県の遺品整理/特殊清掃の雄『株式会社GOEN』の小口代表より「退去後の賃貸住宅でカビ汚れが酷い浴室のクリーニング依頼があったのですが、お手伝い頂けませんでしょうか」とありがたいお声がけを頂き、業務応援へと伺いました。

現場はワンルームのお部屋のユニットバス。現場画像は事前に頂いていて何となくの雰囲気は掴んでいたのですが、ゴミ屋敷や孤独死/事件事故現場等の特殊清掃を手掛けられているGOENさんから「カビ汚れが酷くて」と聞けば、“一体どんな現場が待っているのか…”と少なからず戦々恐々としておりました😱

小口代表からは「出来る限りのカビを落として綺麗にして頂ければ」とのオファー内容で、私の方からは「様々な工程を鑑みて、可能であれば2日ないしは3日の作業時間を頂けると助かります」とお返事をし、小口代表にご調整をお願いもしていたのですが、その後、実は私の方が作業時間を取れなくなってしまい、結果、1日こっきりでの作業という形に😫

という何とも情けない作業前相談もしつつ、出だしから躓きかけ、もう本当にどうなることやらです😫

──カビ取りの最大のポイントは『下地づくり』。

さて、いざ現場です!

実際目の当たりにしてみるとカビの黒ずみが酷いところ、そうでないところ、あるいはカビ由来ではなさそうなくすみ/汚れがあり、実に様々です。

浴室はカビ、皮脂、石鹸カス、水垢など様々な汚れが複合的に堆積していってしまう空間のため、状況に合わせた作業手順と洗剤&道具でそれらの除去を進めていきます。

今回は『可能な限りのカビ取り&カビの黒ずみ除去』を最終目標にしていましたので、そこへ辿り着くための工程もいくつかのパターンを想定しながら挑みました。

ちなみに浴室清掃などに伺った際、

というお言葉をお客様よりしばしば頂きます。

でも、どんなカビ取り剤もある程度は効くはずなんです。カビ取り剤が劣化してしまっている場合を除き、効果が無いと感じるのはきっと効き目が出にくい状況で使ってしまっているから。すなわち『カビ取りのための下地づくりが出来ていない』ということ。

── カビの上に石鹸カスや水垢は付着していないだろうか。カビ汚れを落としたい箇所はカビ取り剤が浸透しやすい状況になっているだろうか ──

カビ汚れへの最善のアタック方法をイメージしながら、私たち掃除屋さんは作業を進めていきます。

とはいえ、相手は細菌から13億年もの年月をかけ進化してきた微生物。それはつまり生き残るための優れた戦略を持っている生物だということ。そんな強者に対し、何度アタックをしてみてもうんともすんとも言わず、まったく歯が立たないことも往々にしてあります。

その時は敗者としてカビの強さを賞賛するとともに、お客様へは「本当に申し訳ございません💦」とただひたすらに謝り倒し、お許しを請うている次第でございます(苦笑)。

そんなシーンが頭の中を一瞬よぎりつつも、以下の武器を手に手に戦いました。

  • 酸性洗剤
  • アルカリ洗剤
  • 強酸
  • オゾン
  • カビの染色を漂白する次亜塩素酸ナトリウム
  • アルコール類 など

結果、

次の入居者様が気持ちよくお使い頂けるくらいには回復出来て一安心😂 GOEN・小口代表からも

とのお言葉を頂き、これまた一安心。今回もまた、大事な仕事を私に預けてくださった小口代表、この場でも改めて御礼申し上げます。

しかも後日、GOENさんのYouTubeチャンネル『原状回復ch GOEN』でも作業時の様子をご紹介頂いてしまいました😆 カビ取り作業にご興味ある方はぜひ目を皿のようにしてご覧くださいませ。カビ取り作業の重要機密が映りこんでいる! …かも?🙄

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

「カビ取りはカビ取りのための下地づくりが重要です!」のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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