お客様の「困った」に、より柔軟に、より力強くお応えするために。株式会社GOEN 小口代表にお会いしてきました。

いつも弊店をご利用頂いている皆様方、誠にありがとうございます。本日はちょっとしたご報告ブログです。

いつも個人様宅や法人様事務所等のハウスクリーニング、エアコンクリーニングをさせて頂いた際、「〇〇も出来ますか?」「△△もお願い出来ないでしょうか?」とお声がけを頂くことが多いのですが、それらの中でもとりわけ多いご相談が

  • 不用品の整理・回収
  • アパートマンションの空室や中古販売住宅等に染み付いた臭いの除去

です。

これまでは私一人が出来る範囲でお応えをしていたのですが、作業が数日に渡ってしまう現場だったり、どうしても人手が必要になってしまう現場だったりの際は、普段の業務が私一人だということを理由にお断りせざるを得ない場面がしばしばありました。そしてその度、「そっかあ、そうよね…」「そうですよねぇ」と少し寂しそうにされるお客様の顔を目に焼き付けることに…。

そんな思いが日に日に増してきました。

そこでお客様のニーズにより柔軟に、より力強くお応えしていくため、今回、長野県の遺品整理や特殊清掃、消臭サービスを牽引する『(株)GOEN(https://goen-nagano.com)』の小口代表に業務協力の相談等でお伺いをさせて頂きました。

小口代表率いる(株)GOENさんは清掃業/お片付け業にて創業。長年培った知識と経験値を最大限に活かし、現在では遺品整理や特殊清掃、高度な除菌・消臭サービスをも提供するに至った会社さんです。

小口代表は、私もぜひ一度お会いをして、お話をしてみたかった方でした。念願叶い(というか、ほぼ押しかけのような感じだったのですが😅)、お会いさせて頂くことが出来ました!

『現在の清掃業界について』『除菌・消臭サービスの難しい点や課題』『リユースやリサイクルに関わるサービスの現在未来、展望』など、ご多忙の中にも関わらず様々なお話をさせて頂き、大変有難く、とても刺激になったひと時でした。

小口代表、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼を申し上げます。

今後はGOENさんの力添えを頂き、お仕事をさせて頂くこともあるかと存じます。顧客の皆様方におかれましては『(株)GOEN(https://goen-nagano.com)』さんを弊店共々お見知りおき頂きますようお願いを申し上げます。

右/(株)GOEN 代表取締役 小口 敦志 様

今後も皆様方からのご縁、ご恩に精一杯お応えしていければと存じます。ご指導ご鞭撻賜るとともにどうぞ変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

一人の力、二人の力、それ以上の力のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

ステンレス浴槽の水垢跡は落ちますよ(^_^)

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とある清掃会社様よりご紹介頂いたお客様宅にてあったひょんな話。

エアコンクリーニングで伺ったお客様宅。作業後の片づけをしていたところ、「ステンレスクリーナーってお持ちですか?」とお客様より唐突に聞かれ…。

『ステンレスクリーナー』という具体的な洗浄剤名が出てきたので、何かと思い、お客様にお聞きしたところ、【浴室清掃を以前別の人にやってもらい、ステンレス浴槽の水垢跡はもう取れないと言われたが、最後にステンレスクリーナーを目の前で塗ってくれて、そうしたら綺麗になったので、もし持っていればまたやってもらえないか】と思ったそう。

さて、ここで私的には「…え?…ん?🤔」と思うところがあり、とりあえずお客様と一緒に浴室へ。

お客様が気にされていたのは上記画像矢印部分にある跡。いわゆるうろこ状に残ってしまった水垢跡です。これは水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が結晶化し付着してしまったものになるのですが、これが頑固な状態にまでなってしまうと、『洗剤を塗って、こすって、流して』という作業だけではなかなか落とせません。

と、確かにそれはそうなのですが、その前に気になった点がありまして…。それが

  • そもそもですが、ステンレス浴槽の水垢跡は落とせます(´∀`; )(もちろん全てとは限りませんが)
  • ステンレスクリーナーを最後に浴槽に塗っていった? それはよろしくありません。

という点でした😅

──浴室清掃って、なかなか簡単ではありません。

まず、ステンレスに付着した水垢跡が落とせるか落とせないかの点。よほど酷い状態でなければ、もちろん新品には戻せませんが、すっきり綺麗な状態には出来ます。

ということでお客様にもご覧頂きながらテスト作業。

水垢除去には主に酸性洗剤を使用しますが、おそらく前に作業された方も使用した上で落とせなかったのだろうと思い、今回はその工程は省き、水垢と同じミネラル成分のペースト等を使っての研磨作業を行いました。

作業をご覧になっていたお客様も

と、驚きとちょっとがっかりの表情。でも、それもたぶん違うんです。

浴室空間は水垢、皮脂汚れ、石鹸カス、カビといった要素が複合的に堆積している場所で、それらを落とす手段や洗剤もそれぞれ異なってきます。そのため、短い時間の中で全ての汚れを落としきるというのはなかなか難しい部分もあり…。以前の方がお掃除する前の状態がどうだったかは分からないため一概には言えませんが、今回私がやった作業もそこそこの時間がかかります。清掃前の状態が事前に分かっていて、十分な時間が取れていたならば、その時に出来たのかもしれませんが、『下見もなく、ぶっつけ本番で2~3時間以内に』という作業であったとしたならば、それはかなり厳しい状況です。私でも泣いちゃうかもしれません😅

とお客様にもご説明。

ただ!! 気になったもう一点の『ステンレスクリーナー』についてだけは思わず熱を込めてお話ししてしまいました😤

──『ステンレスクリーナー』を浴槽に塗ってはいけません!

前に作業された方が塗っていったという『ステンレスクリーナー』。よくよく聞けば

  • 某清掃会社Dさんより販売もされているステンレスクリーナーであった。
  • 本当に最後に塗ったら水垢がす~っと消えた。そして、その方はそのまま帰られたとのこと。

私も使用していたことがあるのでよく分かるのですが、このステンレスクリーナーには酸性薬剤や研磨剤は入っていないため、当該クリーナーに水垢を落とす力はありません。落ちたように見えたのはツヤ出しや表面保護をしてくれる効果によって『見えなくなった。見えづらくなった』ということに過ぎません。さらに言えば、使用成分に溶剤等が含まれているため、浴槽にそれを塗りっぱなしにしてしまうと、浴槽にお湯をためた際、成分内の油分等が浮いてきてしまいます。乱暴な言い方ですが、油まみれのお風呂に入ることになってしまいます😱 そしてまた、翌日翌々日になれば、水垢跡も再出現してきてしまうというわけです😅

公式ホームページやユーチューブにも浴室で使用されている情報が掲載されているため、誤解してしまいがちになりますが、浴槽内には決して使わないようにしてください。汚れ落とし目的で浴槽に使用する場合、使用後にしっかりと水拭き&水洗いをし、成分を流してください。

*

そんなことをお客様に熱弁しつつ、作業すること数十分。水垢跡のないすっきり綺麗な浴槽に蘇りました。ちなみにお客様、綺麗になったらなったで見えてきてしまったスポンジのこすり傷が少し気になったご様子でしたが、「いやぁ、そこまでやるとなるとなかなか…😅」「だよねぇ😆」と最後にけらけらと談笑。

水垢がすっきり取れると水切れもよくなります😊 現在はFRP(繊維強化プラスチック)浴槽がスタンダードとなり、ステンレスの浴槽を採用されるお宅は少なくなっているかもしれませんが、ステンレスはステンレスで趣があって、やっぱり良いものですね😉

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

ステンレス浴槽もちゃんとスッキリ!のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

謹賀新年。2024年ご挨拶。

いつも弊店をご利用頂いている皆様方、誠にありがとうございます。

表題の件、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

年が明けてすぐ、能登半島地震が発生いたしました。長野市でも震度5弱を記録し、善光寺さんの灯篭が倒れるなどの被害が確認されました。被害を受けられた皆様には心からのお見舞いを申し上げるとともに、被災地において尽力されていらっしゃる方々にも多大なる敬意を表し、一日も早い復旧復興と2024年が皆々様にとって安寧で多幸溢れる年となっていくよう心より祈念いたしております。

*

さて、弊店は本日2日より営業スタートとなりました。といっても、この後幾日かお休みを頂戴いたしますが🙇‍♂️

2024年最初のお掃除は元請様よりお任せ頂いている毎週定期の日常清掃案件(某企業様社員寮)です。浴室やトイレなどの水回り清掃が含まれているため、清掃スパンを崩さないためにも三が日中ではありましたが本日2日にお伺いをさせて頂きました(寮の皆様にはお休みの中、お邪魔させて頂き、本当にありがとうございました)

水回りは毎日使用する場所のため、「汚れが目立ってくると使う人も気持ち良くはないだろうなぁ…」とつい思ってしまうため、定期でお任せ頂いている場合は可能な限りスケジュール通りにお掃除をしたくなってしまいます。『正月に掃除などするな!』と怒られてしまうかもしれませんが(^^;

ちなみに本日のようなお正月期(あるいはお盆など)に伺わせて頂けると「時間にも気持ちにもゆとりがあるため、気になっていた所にも手を付けられる!」というのが自分としてはとても好きな感じです😁

ということで、掃除対象外部分ではあったのですが、建物内の未使用箇所に溜まりに溜まっていたネ〇ミの糞をやっつけてきました(←左画像)。昨年気が付いてからずっと気になっていたのでスッキリしました(笑)。

さてさて、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

昨年はご縁に恵まれ、人に恵まれ、様々な綺麗実現のお手伝いをさせて頂くことが出来ました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

本年も皆様方からのご縁、ご恩に精一杯お応えしていければと存じます。ご指導ご鞭撻賜るとともにどうぞ変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

【福寄せ清掃】お掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研> 村上隆浩

お風呂キレイの実現&維持にはやっぱり『定期的』が大正解でした(^-^)v

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12月に入ると気忙しさで毎日があっという間に過ぎ、気が付けば2023年も残りわずかとなってしまいました😆 クリスマスを過ぎると、大晦日、お正月まで一直線ですね。

*

さて、本日は毎年12月にお風呂の清掃をお申込み頂いているお客様。以前所属していた会社時分からお掃除をさせて頂いているのですが、その時からを含めるともう足掛け6年ほどになります。

水垢が厳しい地域で、年に1回、徹底的なお掃除をしても、次の年に伺ってみると、ご覧のとおり、いつもこのような感じになってしまっておりました😂

ちなみに毎年毎年この状況になってしまっていた要因は単純に『水垢が厳しいから』というだけではありません。毎年お伺いしてはいたものの『年に1回3時間ほどのお掃除では & その当時の私の技術では、水垢が落としきれていなかった』ということも大きな原因だったと思います。

お掃除をしても残った水垢があれば、そこには新たな水垢が堆積していってしまいます。カルシウム、マグネシウム、ケイ素など、水垢の素となる成分は多岐に渡りますが、いずれの場合も積み重なっていけばいくほど、落とすにも手強い相手となっていってしまいます。

そして、❝はてさて今年はどうでしょうか…❞とお伺いをしてみたところ、

もちろん『今までと比べたら』ではありますが、水垢の付き具合も全然違く、とっても綺麗だったんです。見た瞬間、思わずお客様にも「見てください! 綺麗ですよ!」と、ある意味とんちんかんなお声がけをしてしまったほどです(笑)。

しかし、無論、これには理由があります😁

──『定期清掃の力』は試行錯誤の連続にあり。

実はこちらの浴室、

  • 今年から年3回の定期的な清掃を実施していた
  • 独立に伴い、使用する薬品や資器材の幅を広げることが出来た

こともあり、今年の12月は綺麗な状態での年末お掃除を迎えることが出来たんです😊 とりわけ、中でも結果につながった一番の要因は定期清掃をご相談頂いたことに尽きると思います。

乱暴な表現ですが、仮に『水垢や汚れをとにかく全部落としてほしい』というご要望を頂いたとして、本当にそれだけで良いのであれば、素材への傷や設備のことなど何も考えず、金だわしやヤスリでゴリゴリ削ったり、劇物と呼ばれる薬品で溶かしたりしてしまえば、きっとすべての水垢や汚れを落とせるはずです。でも、現実としてそれはあり得ないですよね😅

特に浴室空間は水垢、皮脂汚れ、石鹸カス、カビといった要素が複合的に堆積している場所で、それらを落とす手段や洗剤もそれぞれ異なってきます。そのため、私達掃除屋さんでも一回きり、数時間というようなチャンスの中ではなかなか試しきれない作業もあり、結果、落としきれない汚れが発生😱という悲しい現実を突きつけられてしまうこともしばしばで(T-T)

それが定期的にお掃除をお任せ頂けるようになると、そのトライアル&エラーを2倍も3倍も重ねていくことが出来るようになります。当該環境に合った洗剤や使用資器材をしっかり適正化していけるようになるため、汚れ落としの向上化はもちろん、美観維持の簡便化にもますますつながっていきます。

今回目の当たりにしたこの件は自分にとっても改めて勉強になりましたし、何よりもお客様により一層の高品質を提供出来るようになってきたことが本当に嬉しかったです。お伺いしはじめた最初の頃はお掃除しても綺麗になった感が十分出せず、本当に申し訳ない思いでご自宅を後にしておりました(・_ ; ) 今年はその胸のつかえがほんの少し取れた気がします(笑)。

そして最後に、今回のお掃除のアフター写真だけ😀

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

*

試行錯誤のお掃除で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

レンジフードの吸引力が蘇った日。

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急に寒くなりました。つい先日まで夏日があったというのに…。山肌もあっという間にその表情を変えてきました。あと少しすれば雪化粧をまとうようにもなるのでしょうね。

*

さて、本日はレンジフードのお掃除です。今回は2年前に買い替えたという品で、買い替えてからは初めてのクリーニングとのこと。ご多忙でこれまでなかなかお掃除も出来ず、だいぶ汚れてきたようにも思うため…ということで村上がお伺いをさせて頂きました。

(ちなみに同お客様は別のお客様から私のことを知り、ご縁あって今回のお掃除となりました。ご紹介くださったK様、そして私に掃除をお任せくださったH様、本当にありがとうございました。この場でも改めて御礼申し上げます😌)

はてさて、汚れ具合を確認です。レンジフードは「新品からの使用で2年」「揚げ物等も日常的に多少は調理」とのことでした。熱で固着してしまったような油汚れはありませんが、やはり相応にこびりつき汚れはあり、レンジフード全体もすっかり黄ばんだような油色に染まっていました😅 お掃除前と後の様子は写真を並べてみるとよく分かりますね。

フィルターもだいぶ目詰まりをしてしまい、油煙の吸引力はすっかり落ちてしまっていました。お湯と専用薬剤の漬け置きでしっかり洗浄します。

お掃除後の試運転時にはお客様にも

と喜んで頂くことが出来、本当に良かったです。

──『初めてのクリーニング』の際は頭フル回転です。

ちなみにレンジフードに限ったことではないのですが、『新品で購入後、初めてのクリーニングをお任せ頂く』というのは実はかなり緊張します(^^;

理由はただひとつ。

道具や洗剤の選び方、使い方を見誤ると、対象(今回の場合はレンジフード)を傷だらけ&薬品焼けだらけ(シミやモヤモヤ)にしてしまう可能性があるからです。

特にレンジフードはその役割上、「常に熱にさらされる場所にあること」と「常に油の影響がある」こともあって製品自体の劣化が進みやすいことも多く、そのためお掃除の際の摩擦や洗剤の影響を強く受けてしまうことがあります。

こびりついた油を少しでも早く落とそうと洗剤を強くしたり、摩擦力の強いスポンジでこすったりしてしまうと、油汚れは落とせたもののレンジフードは傷だらけ/モヤモヤだらけですっかり変わり果てた姿に…なんてことにもなりかねません。

そして何を隠そう、それは決して私も例外ではなく…😭 洗剤や汚れの仕組みが分かっていない頃にしでかしてしまったあの地獄のような光景は今なおくっきりとまぶたの裏に焼き付いています( ;∀;)

レンジフードには汚れ軽減のためのフッ素樹脂加工が施されていたり、ホーローのものがあったりします。

最も広く知られているだろう『フッ素樹脂加工』は耐薬品性や耐蝕性に優れ、酸やアルカリといった薬品にもほとんど侵されることはないとも言われていますが、熱や油の影響を受ければ、やはりその劣化は免れず、もちろん寿命もあります。汚れが酷い場合には油と一緒に本当に簡単に塗装膜が剥げてしまったりします😂

それでも素材に優しく、傷を付けないクリーニングを心がけ実施していくことは、設備(=資産)の長寿命化や美観維持をお手伝いするためには必須の要素。素材、状態に合わせたクリーニング方法を日々模索する毎日です。

それゆえ、新品と対峙するたび、頭の中では「この素材なら、この洗剤成分はOK」「この状態なら、この硬度のスポンジは〇。これは×かな…」「洗剤との接触時間は…」など、頭の中は常にフル回転。無事に終わった際は緊張の糸が切れるせいもあるのでしょうが、かなりクタクタになっています(^^;

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました! 油汚れや油由来による劣化/損耗は、メンテナンスの差ひとつで本当に大きく変わってきます。レンジフードはぜひ定期的なお掃除をして、長く愛用して頂きたいと思います。

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本日も地獄のようなあの日の光景を回顧しつつのお掃除で、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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エアコンクリーニングを不動産に関わる人と人との懸け橋に。

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私は少年期から30代までの間をずっと集合住宅で暮らしてきました。そのせいか、現在アパートやマンション共用部の清掃等をしていても、その環境がすごく気になったりしてしまいます。

……放置自転車、破れた網戸、ゴミ置き場の散乱、誰かの残置物、エトセトラetc。

そうした中、いつも感じることなのですが、借主や買主(入居者様)と貸主や管理者(オーナー様や不動産管理会社様)が構えずに連絡を取ったりすることができる環境にある集合住宅は暗い景色が少なく、雰囲気もとても良いということ。

たとえば、

『放置自転車があっても、双方で気軽にほうれんそう(報告/連絡/相談)できる環境にあるので、当該物件の駐車場環境はすぐ改善する』

『網戸が破れたくらいのことでも入居者は貸主や管理者にほうれんそう出来るので、環境美化維持に不安や迷いがない』

などの住みよい住環境が非常に作り上げられやすくなっているように思います。

そうした経験から集合住宅においては『「借主や買主」と「貸主や管理者」がコミュニケーションを取りやすい環境にある』というのはとても大切なことだと考えています。それは自ずと不動産資産をより良い状態で長期的に維持できることに繋がったり、入居者の安心安全や住まいへの愛着醸成にも繋がったりしてきます。

『お掃除のむらかみ』ではそんな環境づくりを目指し、お手伝いするひとつとして『入居者様対象のエアコンクリーニング優待利用』をオーナー様や管理会社様にご案内しています。

『エアコンクリーニング優待利用』と大仰に言っても、“集合住宅の入居者様がオーナー様や管理会社様を通じて弊店にエアコンクリーニングを申し込み頂くと優待価格で利用できる”という、ただそれだけのことなんですけどね(^_^;A

入居者様にとっては「入居者特典」として、オーナー様や管理会社様にとっては「入居者様に対しての福利厚生的な施策」として、加えて私から見た場合は双方が有事以外のことでも連絡を取り合えるきっかけづくりになれば良いなという思いから行っているサービスです。

定期の共用部清掃や空室清掃のご依頼など、良くして頂いているオーナー様や管理会社様との会話の中から生まれたそんなサービスですが、私自身にとってもエアコンクリーニングの必要性やその実際などを啓蒙出来る点でも非常にありがたい機会となっています😄

──人と同じように機械もメンテナンスを。

さて、そんなこんなな成り行きで、本日も伺ってきましたエアコンクリーニング。

2020年製の三菱霧ヶ峰の通常エアコン。使用3年ほどでしたが、リビングダイニング空間に設置されていたため、中を覗けば埃と油と水分の栄養でカビ汚れもなかなかに😅

ちなみにここでも言いますが、エアコンクリーニングは大切ですよ😆 エアコンは本当によく汚れますから。エアコンもひと夏ふた夏頑張ったら、しっかりメンテナンスしてあげてください。

「今日一日よく頑張った! くたびれた! ご褒美に一杯! ご馳走も食べよう!」「今シーズンは本当に頑張った! 休暇を取ってメンタルも体もしっかり休めてメンテナンスしよう!」という方も多いと思います。

人間がそうであるようにそれは機械も同じです。冷房シーズン後そのままにしておくとカビ汚れの発生&堆積でエアコン内の環境もどんどん悪化してしまいます。頑張っているエアコンほど状態を気にしてあげてください。

さて、本日のお掃除もこれにて完了です。ありがとうございました!

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「エアコンクリーニングがコミュニケーションの懸け橋になれば良いな」の思いで日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

お掃除日和。お寺さんにて秋の大掃除のお手伝い。

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朝晩はすっかり涼しく、というか冷え込むようになり、晩秋の気配も漂いはじめた今日この頃。昼間は晴れていれば天高く爽やかな陽気で、秋は本当にお掃除にぴったりの季節です。

さて、そんな中、本日はお寺さんの大掃除の応援作業です。本堂と庫裡(くり)の煤払いから床清掃、窓ガラスと網戸洗いまでの一式を元請さんと共に総勢6名でお邪魔しお掃除させて頂きました。

私は窓ガラスまわりを担当。砂埃や花粉等で汚れてしまった窓ガラスをリフレッシュしていきます。特に外ガラスは風雨の影響で思っている以上に汚れがこびりついているため、シャンパーと呼ばれる窓用モップで汚れを浮かせると同時に汚れ落とし用のスクレイパーも活用しながら、窓ガラスの曇りをしっかり取り除いていきます。

窓ガラスのお掃除は本当に大好きです😆 ガラスがスッキリすると窓から見える景色が本当に違って見えるんです。

『春夏秋冬、シーズン毎の窓ガラス清掃、ぜひご家庭でもやってみてください!!』とはハードルも高くなかなか言えませんが、それでも人それぞれ愛でたい景色がある季節の頃にはぜひ窓ガラスのお掃除をされてみてください! 透明な窓から見える景色は本当に違って見えますよo(ˊ▽ˋ*)o

──サッシの溝の汚れ取り。ちょっとしたコツがあります。

窓のお掃除はガラス面だけでなくサッシのレール溝も肝ですね。こちらもパッと見、ただ砂埃等々が乗っかっているだけかと思いきや、触ってみれば分かります。水分を含んだり乾燥したりを繰り返しているレール汚れは想像以上にこびり付きが強くなっており、またカビ汚れも付いていたりで一筋縄ではいかないこともしばしば。

今回の場合は『ブラシ&掃除機で固まった汚れの大部分を崩しながら前もって吸引』→『残ったこびりつき汚れに洗剤を塗布&放置』→『ウエス等で仕上げの汚れ回収』の工程を以てお掃除しているのですが、この場合のコツは『ブラシ&掃除機での吸引』。この工程をやるとやらないとではレールの汚れ取りの効率や仕上がりがまったく異なってきます。ひと手間はもちろんかかってしまうのですが、結果としては作業が楽になっていくため、【面倒面倒と思えることにこそ大切な仕事がある】の精神で手と体を動かしています😆

仕上げ工程前までの作業で少量かつ緩くなっている汚れなら、ウエスで拭くだけでも9割程度仕上げることができます。ご家庭のお掃除でも是非試してみてください。

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ちなみに寒い地域ではポピュラーでもある二重サッシ窓。本日のお寺さんも二重サッシでしたが、これもまたお掃除はなかなか大変ですよね😅 「左へ寄せてお掃除したら右へ寄せて、そしたらまた逆で~」と、我々掃除屋さんでも少々時間がかかってしまいますが、どうか温かい目で見守ってください(苦笑)。

二重サッシは中外のガラス拭きもレール溝の掃除もなかなか大変なので、お掃除を敬遠しがちな方も多いようです(^^; そんな時はぜひお任せください。
全部の作業が終わる頃には夕暮れ。日暮れも早くなってきました。最後は仏様に一礼をし、失礼させて頂きました。

ということで、本日のお掃除もこれにて完了です。楽しく清々しくお掃除させて頂きました。ありがとうございました!

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本日も窓ガラス清掃を一意専心勤めさせて頂き、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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秋は窓ガラスとエアコン掃除におすすめの季節。

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窓の曇りやくすみを取ると視界もすっきり晴れやか。未来の見通しも良くなる気がします😄

なんてことを思いながら、いつも窓ガラス清掃をしている村上です。

毎年窓ガラスのお掃除をご注文くださるお客様より今年もお声がけを頂きましたため、伺ってまいりました! それにしても秋の窓ガラス清掃は最高です。暑くもなく寒くもなく、空気も清々しい。ガラス掃除には本当にうってつけの季節ですね。

さて、お掃除。サッシに溜まった一年分の汚れをすっきりさせつつ、窓ガラス掃除をさせて頂きました。

ちなみに同お客様の訪問前にはいつも道具の厄除けと隆昌のご祈祷をしています。理由は高所のガラス清掃があることと厄除けのお裾分け😊のため。

初めてお伺いした際、

「お掃除と簡単に言っても場所によっては危険を伴う高所作業があったり、劇物的な薬品を使用することもあるので安全祈願や厄除けの意味も込めて、道具類は毎年ご祈祷しているんですよ」

とお話ししたところ、

「厄除け道具で掃除してもらえるなんて、厄除けのお裾分けしてもらっちゃってる気分だね。じゃあ、それ(=ご祈祷)ウチ来る直前にお願い(笑)」

と言われ、何となくこの時期恒例になってしまった次第で(^^ゞ

窓ガラス用の道具、エアコンクリーニング用の道具など一式を営業車に積み、毎年お祓いをして頂いています。

──秋はエアコンクリーニングもおすすめの時期です。

そして、同お客様からはエアコンクリーニングも同じタイミングでお声がけを頂きました。これは私がエアコン掃除の話になるたびにお話ししていたことなのですが、秋にもう一つおすすめの掃除が『エアコンクリーニング』だからなのです。

エアコンのお掃除はエアコン(特に冷房)使用が多くなる時期の前にされる方が多いかもしれませんが、コストパフォーマンスを考えると冷房時期が終わった後の方がお得だったりします。

というのも、エアコンは冷房使用時に内部に発生した結露水と吸い込んでしまった埃によってカビが発生し繁殖/堆積してしまう電化製品であるため(こちらのページでも解説しています)、冷房を使った夏にこそ汚れが酷くなっていきます。また、エアコンは理論的には冷房を使用しなければ室内機のカビ汚れは酷くなりません。

そのため、冷房時期を過ぎた後のクリーニングであれば、冷房使用で発生してしまったカビを除去することが出来、かつその後の繁殖を防ぐことにも繋がります。暖房使用の時期にも気持ち良くお使い頂けますし、その次の冷房シーズンにおいてもそれは同様となります。エアコンクリーニングにおいて最もコストパフォーマンスに優れたタイミングは冷房使用後のタイミングがその時なのです。

さてさて、ということでエアコンもお掃除です。お使いのエアコンはフィルター自動お掃除機能付きのエアコンでした。毎年真夏の暑い時期に数日間しか使用してこなかったエアコンだそうですが、使用年数としては10年。中を確認してみれば、どこかしこも埃とカビだらけです😂

フィルター自動お掃除機能付きなどの高機能エアコンは便利な面もある一方で通常のエアコンに比べ構成部品が多くなってしまっているため、埃やカビが付着する表面積も増え、またエアコン内部の通気性も悪くなっているためにカビ汚れが早く酷くなる傾向にあります。

お掃除機能付きエアコンはお掃除ロボを取り外しての分解清掃はもちろんのこと、エアコン内部で発生した水分を受け止めるドレンパンを外してまでの清掃を最低限としてぜひ行ってください。

本日も窓ガラスとエアコンのお掃除、これにて完了です。ありがとうございました!

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視界も空気もすっきりクリアに! 綺麗をつくって日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

エアコン清掃。分解容易でも洗浄にはご用心。

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多くのメーカーさんから多種多様な機種が販売されているエアコン。その中には「このメーカーさんはクリーニングし易い。このメーカーさんのは難易度高いですねぇ」というのが往々にしてあり、日々掃除屋さん達を悩ませたり、「腕が鳴るねぇ」とワクワクさせてくれたりするわけなのですが、そんな中でも高難度と言われているのが日立『白くまくんシリーズ』のエアコンです。

特にプレミアムモデルとされるXシリーズ関係は配線や構成部材の複雑さも相まって分解するにも手間がかかり、なかなかの強敵。汚れが酷い際には相応の時間がかかってしまう機種となっています。

また、そうしたイメージが強くあるためか、私も日立さんのエアコンをクリーニングする際には相応に構えて伺ったりするのですが、昨今「日立 お掃除機能付きエアコンの中にも分解簡単なものが出てきたぞ」との噂を聞き、そして本日初めてその機種と顔合わせとなりましたため、ブログに書いてみました😀

*

今回初めて対峙しましたエアコンは『RAS-V25H』というエアコン。フィルター自動お掃除機能付きエアコンで、お掃除ロボがフィルターから除去した埃はダストボックスへと収納されるタイプのもの。なお言わずもがなですが、ダストボックスに収納された埃は使用者ご自身で処理をしなければなりませんので忘れずに定期的なメンテナンスを行ってください。埃が溜まったままの状態で運転を行うとエアコン内部に埃がどんどん溢れていってしまいますので😅

エアコン左部分、黄色の部品が埃を溜め込むダストボックスです。半年に1回を目安にご確認を。

エアコンの製造年は2018年。設置使用から5年経過となりますが、これまで掃除屋さんの手による内部洗浄など特別なお掃除はされてこなかったとのこと。分解を進め、送風ファンを確認してみれば、汚れはご覧の通り。

モコモコとしたカビ汚れが送風ファンや吹き出し口に付いてしまっています。

日立さんは風の通り道部分にステンレスを採用することで各部の除菌や防汚効果を高める工夫をされていますが、それでもカビの繁殖力&生命力はやはり強し。まんべんなく付着してしまっています。

なお、こうしたクリーン維持の工夫もエアコンから排出される空気を除菌してくれるというわけではありませんので、汚れ除去等のお掃除はやはり必要になってきます。

空気の出口付近がこの状態であれば、入口付近(=熱交換器やフィルター周り)のカビ汚れも想像には難くないのではと思います。と言いますか、すみません💦 他箇所の写真を撮り忘れました😂

エアコンに関するブログを書く度にお話ししていますが、エアコン(室内機)は冷房/除湿機能を使用していれば、内部の送風ファンや熱交換器、ドレンパン(熱交換器からの結露水を受け止める受け皿)にほぼ必ずカビ汚れ等が発生してしまう電化製品です(こちらのページでも解説しています)。ぜひ定期的なメンテナンスを行い、快適な形での使用をして頂きたいなと思います。

ということで掃除後の写真も。

*

ちなみにこの機種、先述の通り、お掃除ロボの分解等が大変簡単なものとなっており、内部洗浄できる形にするまでの難易度はまったく高くないのですが、分解を進めていたところ、「…ん? ん???」となる状況に遭遇。それがこちら↓↓

矢印の箇所なのですが、送風ファン用のモーター線とは別のリード線が横側からひょこっと出ており、それがドレンパン(熱交換器からの結露水を受け止める受け皿)付近から伸びているのです。このような形で出てくるこの種のリード線をあまり見たことがなかったので

どこからのリード線ですか??🤔

と思い、よくよく確認してみたところ、恐怖😨😨😨

なんと!? ドレンパンの上側に左右ルーバー(風向板)用モーターが付いており、そこから伸びていたリード線だったのです。多くの場合、左右ルーバー用モーターはドレンパンの最横端だったり下側だったりに付いているのですが、この位置に付いていると非常に大きな問題が…。

洗浄の際、水没してモーター故障しますよね、これ…😨

なんです(・∀・;)

一般的なエアコンクリーニングの場合、ドレンパンまでは外さずに内部(熱交換器や送風ファン)を洗う場合がまだまだ多いのですが(弊店のメニューで言うと『ライトプラン』に相当)、その施工内容(かつここにモーターがあることを知らなかった場合)でこの機種を洗浄した場合、上部からの洗浄水飛沫や水の伝わり方によってはおそらくかなりの確率でモーターが浸水してしまい、運転トラブルが引き起こされてしまうのではないかと。。

今回は元請様のいるお客様で、ドレンパンまでは外さない形でのエアコンクリーニングを承っていたのですが、これは明らかに危ないと思い、お客様にもご説明の上、ドレンパンを外して洗浄をさせて頂きました。ちなみに同じ掃除屋さん達は外したドレンパンをご覧頂ければ、その恐怖がより手に取るように分かるのではないかと😂😂

熱交換器のほぼほぼ直下にモーターが位置しています。ドレンパンを付けたままの洗浄で、熱交換器の際まできちんと綺麗にしようと頑張ったら、おそらくトラブルという名の恐怖の大王がやってきます(°ロ°;)
上からの浸水予防としてフィラメントテープでそれとなく防水加工もされているのですが、モーターが浸る程度の水が押し寄せれば、それだけでアウトですね( ˙▿˙ ; )

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分解容易ではありましたが、その安堵を一気に転覆しかねないトラップが仕掛けられていたようにも思えた今回の機種。どんな時も油断してはなりませんね。。今回は気が付くことが出来て & またひとつ勉強になって、本当に運が良かったです(ˊ▽ˋ*)

ということで、お掃除機能付きエアコンのお掃除、本日も完了です。ありがとうございました!

「!!??」な場面も運の良さで何とかクリア🤣し、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

背抜き完全分解洗浄をして初めて解るエアコン汚れ。

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エアコン(室内機)は冷房/除湿機能を使用していれば、ほぼ必ず内部(送風ファン、熱交換器やドレンパン)にカビ汚れ等が発生してしまう電化製品です(こちらのページでも解説しています)。

そのため、認知症の発病要因ともなるカビ(黒カビ毒)やハウスダストのまき散らしに関わってくるエアコン汚れはぜひ定期的なメンテナンスを行い、常に快適な形での使用をして頂きたいなと思います。もちろん、そのためにはお掃除を提供する私たち掃除屋さんもそれについての勉強が日々必須なわけで。

ということで本日は掃除屋さんの研修の記録。日々の業務でも協力し合ったりしている同業者さんと共に弊店の青空研修所(ただの外とも言う😂)にてエアコンクリーニングの勉強をした際のお話です。

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今回は熱交換器だけを壁に残す形のクリーニング方法『背抜き完全分解』までを体験。

使用エアコンは三菱さんの通常エアコン。

といっても、三菱さんの背抜き完全分解は難しいため、こんな簡易的な設置状況での体験はあまり実践的な経験値にはなり得ないのかもしれませんが😅

それでも同じ仕事をしている人と「あーでもない、こーでもない」と言いながら、見て、触って、シミュレーションをするのは新しい発見があったりもし、何かと面白いです。

さてさて、本題。タイトルにもありますが、エアコンにはより分解を進めていかなければ決して見ることが出来ない & 取ることが出来ない汚れがあります。ということで、『背抜き完全分解』での分解を進めていくと、下記のご覧の通りに。

『背抜き完全分解』では熱交換器と呼ばれるアルミフィン部以外のものは取り外された状態になります。
『背抜き完全分解』を行うと熱交換器を含めた各部品が露わになるため、細かくお掃除出来るメリットがあります。

すると、各部に細かい手入れをしていくことが出来るようになったからこそ見えてくる汚れがあります。それが送風ファンの裏側にあるカビ汚れだったり、ケーシングと呼ばれるエアコン筐体の細かい部分や裏側などについたカビ汚れです。

これは送風ファンを外さなければ目視することが出来ない箇所の汚れ。ただ、この部分は『背抜き完全分解』でなくとも相応に綺麗にすることが出来ます😀
こちらはエアコンの最背中部分で、赤丸で囲んだ箇所は室内壁とエアコン筐体背面部分についたカビ汚れです。室内環境によってはこうした所までカビが繁殖している場合もあります。

汚れが特に酷いエアコンの場合には上述部分まで確認したり、お掃除したりしなければカビ臭等が取れなかったりすることもあるため、私たち掃除屋さんもそんなことを意識して各種の分解清掃プランを用意したり、ご説明をさせて頂いたりしています。

そして、これは掃除をお願いする側(お客様)にもぜひ知っておいて頂きたいポイント。

 

エアコンクリーニングは頼めば100%綺麗になる。

というお掃除ではありません。

 

前述までの通り、また弊店のエアコンクリーニングメニューページ内にも記載をしていますが、エアコンはどこまで分解するかによって汚れの落とせる範囲が異なってきます。それらをきちんと理解した上でお使いのエアコンの汚れ具合や製造年、予算などを私たち掃除屋さんと共に考慮し、エアコンクリーニングをご検討頂くことがコストパフォーマンスも含めたより良いエアコンクリーニングを実現するポイントではないかなと思います。

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ちなみに弊店では『背抜き完全分解』を常にご利用頂ける定番メニューには入れておりません。経験的なものではありますが、大きな理由としては2つ。

  1. 信州は夏場のエアコン使用期間が比較的短いため、汚れの堆積スピードがそこまで早くない。
  2. 住まいの品を長く丁寧にお使いになられる方が多く、汚れや臭いが酷く気になるようになった頃には(使用すれば2-3年でも実際は汚れているのですが😅)、お使いのエアコンが10年以上経過していることも珍しくない。

ためです。

経年劣化が進んでいるエアコンの場合、分解度の高いクリーニング方法ですとそれだけ部品破損等のリスクも高まります。10年以上経過のエアコンは万一の際の修理保証が出来ないため(こちらのページでも解説しています)、『背抜き完全分解』を進んでご提案したりはしていない次第です。私自身の技術もまだまだ未熟で環境によっては出来ない場合も少なくないですし、現在用意しているメニューでも気持ち良くお使い頂ける形には出来るため、『背抜き完全分解』は選択肢の一つとしてご用意している感じですね😊

何はともあれ、エアコンクリーニングも様々な方法があって、多様性時代に入ってきたなぁと感じる今日この頃。何が正解かはお客様の数だけあるのでしょうが、少しでも「掃除して良かった!」の声を発して頂けるよう今日も今日とて日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。【福寄せ清掃】のお掃除のむらかみ <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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