背抜き完全分解洗浄をして初めて解るエアコン汚れ。

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エアコン(室内機)は冷房/除湿機能を使用していれば、ほぼ必ず内部(送風ファン、熱交換器やドレンパン)にカビ汚れ等が発生してしまう電化製品です(こちらのページでも解説しています)。

そのため、認知症の発病要因ともなるカビ(黒カビ毒)やハウスダストのまき散らしに関わってくるエアコン汚れはぜひ定期的なメンテナンスを行い、常に快適な形での使用をして頂きたいなと思います。もちろん、そのためにはお掃除を提供する私たち掃除屋さんもそれについての勉強が日々必須なわけで。

ということで本日は掃除屋さんの研修の記録。日々の業務でも協力し合ったりしている同業者さんと共に弊店の青空研修所(ただの外とも言う😂)にてエアコンクリーニングの勉強をした際のお話です。

*

今回は熱交換器だけを壁に残す形のクリーニング方法『背抜き完全分解』までを体験。

使用エアコンは三菱さんの通常エアコン。

といっても、三菱さんの背抜き完全分解は難しいため、こんな簡易的な設置状況での体験はあまり実践的な経験値にはなり得ないのかもしれませんが😅

それでも同じ仕事をしている人と「あーでもない、こーでもない」と言いながら、見て、触って、シミュレーションをするのは新しい発見があったりもし、何かと面白いです。

さてさて、本題。タイトルにもありますが、エアコンにはより分解を進めていかなければ決して見ることが出来ない & 取ることが出来ない汚れがあります。ということで、『背抜き完全分解』での分解を進めていくと、下記のご覧の通りに。

『背抜き完全分解』では熱交換器と呼ばれるアルミフィン部以外のものは取り外された状態になります。
『背抜き完全分解』を行うと熱交換器を含めた各部品が露わになるため、細かくお掃除出来るメリットがあります。

すると、各部に細かい手入れをしていくことが出来るようになったからこそ見えてくる汚れがあります。それが送風ファンの裏側にあるカビ汚れだったり、ケーシングと呼ばれるエアコン筐体の細かい部分や裏側などについたカビ汚れです。

これは送風ファンを外さなければ目視することが出来ない箇所の汚れ。ただ、この部分は『背抜き完全分解』でなくとも相応に綺麗にすることが出来ます😀
こちらはエアコンの最背中部分で、赤丸で囲んだ箇所は室内壁とエアコン筐体背面部分についたカビ汚れです。室内環境によってはこうした所までカビが繁殖している場合もあります。

汚れが特に酷いエアコンの場合には上述部分まで確認したり、お掃除したりしなければカビ臭等が取れなかったりすることもあるため、私たち掃除屋さんもそんなことを意識して各種の分解清掃プランを用意したり、ご説明をさせて頂いたりしています。

そして、これは掃除をお願いする側(お客様)にもぜひ知っておいて頂きたいポイント。

 

エアコンクリーニングは頼めば100%綺麗になる。

というお掃除ではありません。

 

前述までの通り、また弊店のエアコンクリーニングメニューページ内にも記載をしていますが、エアコンはどこまで分解するかによって汚れの落とせる範囲が異なってきます。それらをきちんと理解した上でお使いのエアコンの汚れ具合や製造年、予算などを私たち掃除屋さんと共に考慮し、エアコンクリーニングをご検討頂くことがコストパフォーマンスも含めたより良いエアコンクリーニングを実現するポイントではないかなと思います。

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ちなみに弊店では『背抜き完全分解』を常にご利用頂ける定番メニューには入れておりません。経験的なものではありますが、大きな理由としては2つ。

  1. 信州は夏場のエアコン使用期間が比較的短いため、汚れの堆積スピードがそこまで早くない。
  2. 住まいの品を長く丁寧にお使いになられる方が多く、汚れや臭いが酷く気になるようになった頃には(使用すれば2-3年でも実際は汚れているのですが😅)、お使いのエアコンが10年以上経過していることも珍しくない。

ためです。

経年劣化が進んでいるエアコンの場合、分解度の高いクリーニング方法ですとそれだけ部品破損等のリスクも高まります。10年以上経過のエアコンは万一の際の修理保証が出来ないため(こちらのページでも解説しています)、『背抜き完全分解』を進んでご提案したりはしていない次第です。私自身の技術もまだまだ未熟で環境によっては出来ない場合も少なくないですし、現在用意しているメニューでも気持ち良くお使い頂ける形には出来るため、『背抜き完全分解』は選択肢の一つとしてご用意している感じですね😊

何はともあれ、エアコンクリーニングも様々な方法があって、多様性時代に入ってきたなぁと感じる今日この頃。何が正解かはお客様の数だけあるのでしょうが、少しでも「掃除して良かった!」の声を発して頂けるよう今日も今日とて日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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ベトベト油汚れは定期的なメンテナンスが吉。

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お盆を過ぎても暑さ過ぎぬ今年の夏。30度以上の真夏日は最長記録を更新し続けているそうで、信州でこんなに暑い日が続くのは1994年振りだそう。9月に入っても暑さ対策必須のようですね。

さてさて、そんな中、今回はご家庭の油汚れと対峙。大変ありがたくも定期的にご依頼を頂いているお客様宅ですが、『暮らしていれば汚れてしまう』はお家のどんな箇所でもどんな物でも避けられませんね。「レンジフードのフィルターがだいぶベトベトになってきて、油が垂れてきたりもしたので…」とのことでお掃除に伺いました😄

*

キッチンレンジフードについたベトベトの油汚れ。すっきり綺麗にするコツは下準備。お掃除し易いように各部を個別化していきます。例えば、お皿も重ねたままジャバ~っとシャワー等で洗うより一枚一枚洗った方が確実に綺麗になりますよね? それと同じですね😄

そして、準備が整ったら…

各パーツを洗剤が入ったお湯にドボン!!

油汚れ用の洗剤を使用している場合は冷水でも仕上げられないことはないですが、お湯が使える状況であれば、やはりお湯を使用するのが早くて確実です。私の場合はアルカリに弱いアルミ材や塗装面への影響を考慮し、ケイ酸塩主体のアルカリ洗剤を使用しているため湯温は55度前後で、時間は様子を見ながら…という感じ。

ちなみに『油汚れを落とすにはアルカリ性の洗剤で』とライフハック等でも良く見聞きするかもしれませんが、『お湯+普通の中性洗剤(食器用洗剤など)』でも日々の汚れ落としは十分に出来ます。アルカリ洗剤は市販品でも手軽に入手できますが、使用方法を一歩間違えると物のみならず人にも大きな影響を与えてしまいます。例えば、“目に入った際に適切な処置をしなければ失明の危険性がある”など。アルカリはタンパク質を分解する性質があるため、目に入ると角膜や水晶体のタンパク質を溶解していってしまいます。ちなみに良くも悪くも私はこれを経験済みでして…。そのため、一般の方に汚れ落ちが良いからと言って、アルカリ洗剤(特に強アルカリ)を簡単にはおすすめいたしておりません。

と、余談失礼いたしました😅

*

そんなこんなで各パーツをお湯にドボンとした後、しばらく漬け置いて、さっと擦れば…

お掃除完了です! 汚れがあまりに酷い場合はなかなかこう簡単にはいきませんが、それでもある程度定期的にお掃除をしていれば毎回きっちりスッキリ綺麗に出来ますし、製品自体も長きに渡って快適にお使い頂くことが出来ます(#^_^#) ちなみにこちらは製造設置より17年経った製品です😆

油汚れや油由来による劣化/損耗は、メンテナンスの差ひとつで本当に大きく変わってくるんです。

と、そんな話を当該お客様には伺う度にしておりまして、お客様からは「今年もまた村上さんからそのセリフ聞けましたね(笑)」と。恥ずかしながら話のレパートリーが少ない掃除屋さんです😅

ということで、レンジフードのお掃除完了です。ありがとうございました!

話のレパートリーはたとえ少なくとも、日々の暮らしの快適はしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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※個人が特定出来ないことを考慮した上で、お話を紹介させて頂くことをお客様よりご了承頂いております。

私、床掃除をしている時、ニヤニヤしているらしいです。

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今年の夏も暑い日が続いております。信州はお盆あたりにもなれば暑さも収まりつつあり、秋の気配が…という感じですが、今年はどうでしょうか。

さて、本日は「床の黒ずみが目立ってきたりしたのでリフレッシュしたい」とのご相談を頂き、床のワックスがけにてお伺いをした際のお話。

今回ワックスがけをする範囲はキッチンとリビングの二カ所。過去、一度だけプロの方にワックスをかけてもらったことがあるそうで、それ以外は特別なメンテナンスもされていないとのことで、パッと見たところ、汚れ&劣化してしまっているワックスも厚くはないだろう(≒古いワックスもほぼほぼ無くなってしまっている)と考え、表面洗浄をして再度ワックスがけをする内容にてご提案。

*

ということではじめにリビング空間から作業を開始。表面にこびりついた細かいつぶつぶ汚れやシミやらとにらめっこをしつつ、洗浄作業です。

出入り口部分やキッチンからリビングへの生活導線などはどうしても汚れによって黒ずみが出来たりしてしまうため、重点的にお掃除。

と、ここで作業途中、お客様からご指摘を受け、知ることとなったひょんな事実が…

私、床の掃除をしている際、

嬉しそうにニヤニヤしているらしいのです(・∀・; )

足元が綺麗になる作業は楽しいというか達成感がとてもあったりするため、確かに床清掃は好きなんです。とはいえ、床清掃はこびりついた汚れやシミ等のちょっと面倒な汚れと向き合う時間も少なくないため、“これは困ったなぁ…”と思いながらだったり、何なら少しイライラしてしまいがちに作業を進めるきらいがあったりもします。そのため、眉間にしわを寄せながら作業することはあっても、ニヤニヤしながら作業しているとはとても思えなく…。

そこでお客様に「検証したいので、もし自分がニヤニヤしている場面があったら、写真を撮っておいて頂きたい」とのお願いもしつつ作業再開。

すると間もなくパシャリと携帯カメラの音が🤣 “嘘ですよね(・∀・; )”と思いながらも見せて頂くと…

んんん? 本人としてはにんまりしている自覚はないのですが、お客様曰く『床こすってると口元がね、だんだんゆるんできてる(笑)』とのこと😅 そんなお話をしつつも、作業は順調に進み、残すはキッチン空間へと。

が、ここへきてキッチンカウンター下の油汚れや水分のシミ汚れ等に苦戦。古いワックスと混ざりあって頑固になってしまっているようでなかなか手強い。。剥離作業(古いワックスを除去する作業)は予算に入れていなかったので、地道に、様子を見ながら研磨していきまして、何とか良い感じの仕上がりに到達(´∀`;)

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ということで、リビングとキッチン、合わせて21㎡を3時間超ほどニヤニヤしながら進めたお掃除もこれにて完了。ありがとうございました!

ニヤニヤしながらの作業でも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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使用10年超えのエアコンは汚れと故障にご注意を。

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今年も暑いです。。大変ありがたく、エアコンのお掃除依頼も数多く頂いております。「気持ち良く使えるエアコンで夏の暑さを乗り切りたい!」、そう思われるのは当然で、そんなお気持ちに少しでも応え、力になるべく村上も日々東奔西走。お声をかけてくださる皆様方、本当にありがとうございます😊 さて、本日もエアコンクリーニングに伺ってきた際についてのブログです。

本日のクリーニングはこちら。

三菱重工ルームエアコン「SRK22TP-W」(2013年製)です。

さてさて、こちらのエアコン、クリーニングの前にお客様にもご理解ご了承を頂かなければならない事柄があり、ご説明。

それはほぼ全てのエアコン製造メーカーさんに当てはまるのですが、製造から10年を超えたエアコンはメーカーさんが定めている標準使用期間(=安全な使用とメンテナンスが保証できる期間)を過ぎてしまっており、有事の際の修理対応が出来なくなってしまうということ。

どういうことかと言うと、標準使用期間を過ぎた製品についてはメーカーさんも交換部品を在庫していなかったり、『修理対応そのものについても行っておりません』という場合がほとんど。となると、クリーニング時に万一破損等があっても修理対応をさせて頂くことが出来なくなってしまうんです。

そのため、その旨を承知頂いた上でそれでもよろしければ…という作業になってしまうということを事前にご説明。脅かすわけではないのですが、どんなに注意していても避けきれないトラブルもあったりするため、必ずそんなお話をさせて頂いている次第です。

ということでお客様にもご理解を頂いた上でお掃除開始です。

*

パッと見、綺麗なエアコンではありますが、設置してからはフィルターの清掃しかしておらず、中までクリーニングしたことはないとのこと。化粧カバー、風向板(上下フラップ)、配線、ドレンパン(結露水の受け皿)と分解を進め、露わになった送風ファンをまじまじと見てみれば…

清掃前

埃と水分、そしてエアコン内部を通るたっぷりの空気で元気いっぱいに育った黒カビが送風ファンにもこもこと付着しております(^_^;A

エアコンは冷房を使用すれば室内機内部にカビ汚れがほぼ必ず発生してしまう電化製品ですから、これは仕方のないこと。定期的なメンテナンスを心がけてご使用頂ければ、それで良いのかなと。

にしても10年も使い続けたエアコンですから、やっぱり汚れもなかなかに溜まっていた感じでした😅

清掃後

清掃前の送風ファンは使い込んだ感のある青黒茶色の色をしていましたが、洗ってみれば違いは一目瞭然。すっきりきれいなコバルトブルーの送風ファンが登場😆 試運転ではカビの臭いもなくなり、気持ちの良い風がお部屋いっぱいに広がりました。カビ(黒カビ毒)は認知症発病要因のひとつでもあるため、未来の健康を考える意味でもエアコンをはじめとした空調機器のメンテナンスはぜひ日頃から意識したいところですね😉

*

ちなみに私のエアコンクリーニングを何度もご利用頂いている方は耳がタコになるほど聞かされているかもしれませんが、以下のことも是非お忘れなく(苦笑)。

7~8月のエアコンクリーニングはぜひお控えください😀

(詳しくはこちらのページでも解説いたしております)

今後もエアコンクリーニングを上手に活用しながら快適なエアコンライフをお過ごしくださいませ。

ということで、古いエアコンクリーニングでは破損や故障にビクビクしながらも、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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エアコン清掃のタイミングは7~8月以外です。

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夏本番になろうという今日この頃。ありがたくもほぼ毎日エアコンクリーニングをさせて頂いております。そんな折、この表題のブログ…「なんぞや??」と思われる方もいらっしゃるかと思います😅

清掃業界的にはエアコンクリーニングの繁忙期なので、本当はこんなこと言ってはいけないのかもしれませんがお伝えしたいと思います。

7~8月のエアコンクリーニングは

ぜひお控えください😃

「エアコンが大活躍する夏本番あるいはその前にクリーニングをして綺麗にして、気持ちよく使えるようにすることの何がいけないの?🤔」と思われることかと思います。それはまったく間違っていないと思います。

ただ! 安心してエアコンクリーニングを利用して頂きたいと思うがゆえに私は『冷房使用ピーク(7~8月)以外の時期こそがエアコンクリーニングのベストなタイミングだと思います』とお客様にはお話をしています。理由はただひとつ。

『一番暑い時に使えなくなるリスクを避けるため』です。

私たち清掃業者は分解クリーニングのプロですが、エアコンの年式や設置環境、経年の劣化具合によっては基板や基板内コネクタの損傷など、どうしても避けきれないトラブルに見舞われてしまうことがあります。

エアコンクリーニングは対象の性質上、プラスチック製カバーの脱着や配線を外すための基板分解作業等が必ず必要になってきます。その際、避けきれない破損などに遭ってしまうこともまた事実です。

フィルター自動清掃機能付きなどの多機能エアコンであれば構成部品も多いため、自ずとそのリスクは高まります。

滅多にないことではありますが、クリーニング後、仮に冷暖房すらも使用出来ない状態になってしまった場合、修理や買い替えを行うにしても冷暖房の使用ピーク時にはメーカーさんや取り付け/修理業者さんも同じように作業ピーク中であることが多く、すぐには対応してもらえないこともしばしばです。

特に冷房においては暖房に比べ代替手段が限られているため、万一の時にはかなりの不便を強いることになってしまいます。私もかつて二度ほど、真夏時に冷房が使えなくなってしまうご不便ご迷惑をおかけしてしまったことがあります。

それを回避する意味でも、冷房使用ピーク時のエアコンクリーニングについては必ずご一考くださるようお話をさせて頂いている次第です。

しっかりお掃除するためには相応の分解作業が必要になります。
エアコンクリーニングを安心してご利用頂くためには「アフターフォロー(メーカー修理等)が安心してご利用頂ける時期」というのも大切な要素となります。

*

ちなみにエアコン(室内機)内の汚れについてはカビ汚れを気にされる方がほとんどだと思います。エアコンは冷房使用時に内部に発生する結露水と吸気によって吸い込んでしまった埃によってカビが発生し繁殖/堆積してしまう電化製品です(こちらのページでも解説しています)。理論的には冷房をご使用にならなければカビ汚れは酷くなりません。

ゆえに冷房使用時期を過ぎた後のクリーニングであれば、冷房使用で発生してしまったカビを除去することが出来、かつその後の繁殖を防ぐことにも繋がります。暖房使用の時期にも気持ち良くお使い頂けますし、その次の冷房シーズンにおいてもそれは同様となります。エアコンクリーニングにおいて最もコストパフォーマンスに優れたタイミングは冷房使用後のタイミングがその時なのだと私は考えます。

とはいえ、「綺麗なエアコンで夏を過ごしたいんです!」のお声を頂き、今日も今日とてエアコンクリーニングをしている村上であるわけですが(笑)。はい、壊さないよう頑張ります(本音🤣)。

『エアコンクリーニングのベストタイミングとは?』の啓蒙も忘れず、日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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7月、8月内のエアコンクリーニングは締め切らせて頂きました。

いつも弊店をご利用頂いている皆様方、誠にありがとうございます。

さて表題の件、2023年7月および8月内のエアコンクリーニング作業予約につきましては予約枠が満枠となりましたため、大変恐れながら締め切りをさせて頂きました。

同月内に作業を希望されるお客様につきましては、ご不便ご迷惑をおかけし大変恐縮ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願いを申し上げます。

なお、キャンセル待ちにてご予約を希望されるお客様につきましては、お問い合わせを頂ければ是非等の回答をさせて頂きますので、お手数をおかけいたしますがご連絡賜れれば大変幸いでございます。

厳しい暑さが予想される今夏でございますが、皆様方におかれましても熱中症等にご注意頂き、安寧な夏季となりますよう祈願をしつつ、引き続き今の自分のあるを尽くして全力でお掃除に努めてまいります。

2023年夏季以降も変わらぬご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研> 村上隆浩

「シロアリはゴキブリです」の話で大盛り上がり(笑)。

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シロアリの防除作業、とても好きです。床下に潜るのも、床下でシロアリに出会うのも。なんででしょうかねぇ…🤔おそらく日常のすぐそばにある非日常感が何だかワクワクして、とても楽しいのかもしれません😁

*

というわけで、本日も元請さんのシロアリ駆除(防蟻作業)の応援。床下に潜ってのシロアリ忌避剤散布作業です。準備を整え、点検口より床下へダイブします。

一度床下へ潜ると戻ってくるのが大変なため、忘れ物のないようしっかり準備です。
薬剤散布時はホースの取り回しが作業効率化の肝。準備段階で床下内をよく観察し、散布順路を決めていきます。

薬剤散布前の下準備では明かりと電動ドリル、薬剤散布時には散布用の高圧スプレーガンとホース、明かりを装備し、ほふく前進にて床下をずんずん進みながら作業を進めていくのですが、床下にいると床上の音や声が、実はすごいよく聞こえるんです。すると本日も頭上から賑やかな声が聞こえてき…

(お客様)「えーーーー!!??」

(元請さん)「そうなんですよ、シロアリはゴキブリですからね」

(お客様)「やーーだーーーー!!!」

と鉄板話で盛り上がる頭上😅

そう、シロアリはゴキブリの仲間なんですよね。その話をすると大概の方は驚かれるわけですが、でもだからといって“汚い”とか“気持ち悪い”とかいうわけでは決してなく、シロアリはあくまでも『枯れ木を食べるゴキブリ』。自然界においては枯れ木を土に還元する重要な役割を持つ益虫です。

とはいえ、それが一転、家屋に浸入されてしまうと建物の躯体(骨組み)を食べ、倒壊要因等を作ってしまうため、シロアリは害虫となされてしまいます。

シロアリの善と悪の姿は見る角度によってまるで変ってきてしまうわけですが、だからこそシロアリとの共生を図るための『防蟻』という作業はとても意義あるものだと自分は思う次第でもあり😊

基礎や束石などの石材&コンクリート部分、床束や大引きなどの木部部分に薬剤をしっかり散布。
配管の立ち上がりからもシロアリは上ってきます。地面から家屋へ繋がる箇所はとにかく要注意。

そんなこんなで本日も「シロアリはゴキブリです」の会話を頭上に聞きながら床下にて楽しく作業。ありがとうございました😊

床下からも日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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掃除屋さんあるある。油汚れと闘う日の憂鬱。

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飲食店屋さん等々の厨房油汚れのお掃除。すごい大変なのですが、個人的にはとても好きな作業です😆

レンジフードの中に頭を突っ込んで作業をしていると360°視界が油汚れになるため、没入感がすごいあり、テンションが何気にあがります(笑)。また、油汚れは取れるとスッキリ気持ち良くなり、達成感もあるので大好きです。もちろん取り切れないことへの悔しさが勝ってしまう日も多くありますが(^^;

油落とし前。なかなか盛り沢山です(苦笑)。
油を落とせば、だいぶスッキリしますね。
プロペラ式の換気扇は吸い込む力が大きいだけに汚れも付きやすいですが、取り外しが容易だったりもするため、掃除でも交換でも作業はし易くていいですね。
プロペラなどのパーツも洗浄液に漬け込み、綺麗にしていきます。50~60℃のお湯にケイ酸塩中心の洗剤を溶かした洗浄液を使用しています。同洗浄液は金属(アルミなど)を変色させてしまう心配も少なく、色々と応用が利くので便利😁
洗浄液のお風呂にドボンとつかるプロペラ。
湯上り後はツルツルぴかぴかです。

*

ただ、油汚れ掃除の際、いつもどうしたものかと悩んでしまうことがひとつだけ…。

それは写真撮影がなかなかうまくいかないということなんです😅作業で両手が油まみれになるため、スマホやカメラをがっつり掴むことにためらいが生まれてしまうんです。。報告用だとか宣材用だとかの写真/動画を撮ろうと頑張ってみても……

見事にピンボケしています(´∀`; )

後で写真を見返してみたら、上記画像のようにしっかりピンボケ。。

なんてことが少なくありません。

「掃除屋さんなんだからスマホもカメラも汚れたってお掃除すればいいじゃない!」とも思うのですが、それでもガッツリ掴むことには未だに慣れず😅

油落とし作業の際、両手は油まみれになるため、どこを触るにも割と気を遣います(^_^; どうやら自分は手術前のお医者さんのように両手上げポーズしてることが多いそうです(笑)。

そんな作業外のところでいつもちょっと “う~~~ん(⌒-⌒; )ドウシマショ…” となる今日この頃。

頑固な油汚れは泣きたくなる時もありますが(苦笑)、それでもこういう↑↑すっきりきらきらテンションアップ😍😍な景色に出会えるので、油落とし作業はやみつきになってしまうんでしょうね。

悲喜こもごもの油汚れ清掃で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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汚れだけじゃない!? 掃除屋さんは〇〇とも闘っています。

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掃除屋さんは汚れを落とし、綺麗をつくるお仕事。ゆえに闘う相手は常に汚れであるわけでありますが、実は同時によく闘っている相手がもうひとつ…。

それは『時間』。

今回はエアコンクリーニングのお話ですが、ひょんなことから時間に追われてしまい、「いやはや…この機種で助かりました😅」という、そんな掃除屋さんの悲喜こもごもです(苦笑)。

*

今回のクリーニングはこちら。
富士通ノーマルエアコン「AS-C568H2」(2018年製)です。

今回のエアコンクリーニング(スタンダードプラン)は3年に一度のペースでお掃除をされている、かねてよりお付き合いのあるお客様宅。こちらのエアコン掃除、ちょっとばかり大変なのが階段スペースの上に設置されているという点。

段差があって、スペースもあまりなく、高さも普通(2.4メートル前後)よりちょっと高くて…となると、なかなか掃除屋泣かせなのです。

エアコンクリーニングは製造メーカー、機種、製造年、あるいは上述のような設置環境によって難易度がまったく異なってきます。難易度が異なるということは作業時間も異なってくるということ。

こちらのお客様は何度目かの勝手知ったるものでしたので、おおよその作業時間も分かっているため、今回もそれをお伝えした上で作業をしていきます。

*

さてさて、お掃除していくエアコンでありますが、設置場所が脚が伸びる脚立などプロユースの道具がなければお手入れ出来ない場所にあるため、フィルターなども普段はまったくの手つかず。使用しているのは夏の間だけとのことなのですが、前回の清掃から3年目ともなればフィルターの目詰まり具合はご覧のとおり😅

これだけ詰まってしまうと吸気量が減り、エアコンの風量も自ずと低下してしまいます。

エアコンの風量が落ちた気がする…という方はまずはフィルターの具合をチェックしてみてください。

フィルターは◎。それでも効きが悪い。

という場合はさらにその奥にある熱交換器やファンに汚れが堆積しているのかもしれません。その場合は私たちのような掃除屋さんや電気屋さんに相談してみてください。

ということでお掃除開始です。

普段から脚立に乗り慣れているとは言え、足場もなかなか不安定な中なので慎重に作業を進めていきます。

化粧カバーを外せば、ほぼほぼ洗える状態になるノーマルエアコン。お掃除機能付きだとなかなかこうはいきません😂
洗浄時の事故を防ぐため、電装部品を外していきます
ドレンパンを外すため、屋外とつながる排水ホースとの連結も外していきます

*

分解作業が後半に差し掛かったところ、ふと下をみると、お客様が何やらそわそわとされていたのでお伺いをしてみると…

『村上くん予定より30-40分くらい早く終わらない? キャンセル待ちしてたら美容院の予約取れちゃったの~😆

と奥様。

あまりにもすがすがしいご相談でしたので、自分も思わず「えっ…(°ロ°;)!?」と口に出てしまいながらも「じゃあ、がんばりますね!」とお返事してしまいました(笑)。

でも、もちろんまったく見込みがなかったわけではありません。実は富士通さんのエアコンは、何とありがたいことか、ドレンパン(冷房使用時に内部で発生する結露水を受ける受け皿。詳しくはこちら)とファンが

バコーーーン!!

と一緒に取り外せてしまうのです。

ということで時間も何とかうまい具合に短縮(*´∇*)

分解が終われば、あとは外した部品と壁に残った部品(熱交換器)を洗うのみです!!

もちろん、組み立てもそれはそれで大変なのですが、お掃除機能付きエアコンに比べれば気持ちもだいぶ楽なんです😁

高圧洗浄中
壁に残った熱交換器を養生し、高圧洗浄していきます。

表から、裏から、と何度も水流をあてることで付着した汚れが落ちていきます。
清掃前
清掃後
化粧カバー裏にもカビを確認。

カビ取り剤を使用しつつ洗浄していきます。
吹き出し口にもカビ。。

こちらもしっかり除去していきます。
清掃前
清掃後
ファン漬け込み中
清掃後
ファンはカビのこびりつきが少し厄介そうだったので漬け置きにて洗浄。

カビ取り剤にアルカリ剤を混合した液に漬け込み、汚れ落ちしやすいよう作業。

──そんなこんなで、その他諸々も洗い終えたら、組み立てまして…

何とか時間内に完了です!!ヽ(´▽`)/

富士通エアコン様様でした(笑)。

*

掃除屋さんは汚れとの闘いばかりが注目されがちですが、時間との闘いでもなかなか四苦八苦したりも…。

とはいえ、時間のご要望があろうとなかろうと、本音を言えば、可能な限り早く、綺麗にしてさしあげたいです。個人様宅でいえば家族以外の誰かが、法人様事業所でいえばスタッフ以外の誰かが、そのパーソナルなスペースに入ってくるというのは、やっぱり多少なりとも疲れてしまいますもの。。(少なくとも自分はそうです😅)

クオリティの維持・向上と時短は永遠の課題ですね。

技術と時短追及の姿勢で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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浴室やエアコンのカビが認知症発病の要因に。

本日、浴室清掃で伺ったお客様ととあることについて話をしていたのですが、その時「そういえば、あの時のあれって…」とふと思い出したことがありました。それについては後述させて頂くとして…本日のお客様と話していたことの主題は『カビ』について。

近年、カビ(黒カビ毒)が認知症発病要因のひとつであると認められているとのことで、ご年配のお母様がいらっしゃる本日のお客様はそんな話を昨今知り、浴室は綺麗にしておきたいと今回のご依頼に至ったそう。

私もその話を作業前にお聞きしたので、ふんどしを締め直してかかりつつも、「カビが認知症発症の要因となる、か…」「そういえば黒カビや金属毒って脳に結構影響あるって何かで見たような…」、そんなことを頭の中で反芻しながら全力掃除。

浴室内全体(浴槽エプロン内も含め)を「湯垢水垢洗浄」→「カビ除去」→「高圧洗浄」→「カビ防止コーティング」と作業。 清潔を取り戻すための可能な限りの施策を行い、健康被害抑止のお手伝いが出来ればとカビや汚れと対峙&退治しました😤

ちなみにカビ除去作業中は必ずこんな風です😅 (※画像は当該作業現場のものではございません)

カビ除去の有効主成分である次亜塩素酸ナトリウム及びアルカリ剤から、目、鼻、咽喉を保護するため、マスク、ゴーグル、手袋は必須です!

目に入ればアルカリ剤が粘膜を溶解し(アルカリ剤はタンパク質を破壊します)、最悪の場合は失明につながりかねない事態となってしまいます(経験談です😭)。次亜塩素酸ナトリウムは呼吸器障害(急性肺傷害など)を引き起こします。

ご家庭でカビ除去剤を使用される際には必ず保護具を着用頂き、くれぐれも目、呼吸器官には入らないようご注意ください。

そんなこんなで作業は無事終了。気持ちよく安心してお使い頂ける状態に出来ました。そして、お客様宅を失礼した後、本ブログ冒頭にあった「そういえば、あの時のあれって…」をふと思い出したのです。

*

懇意にして頂いている内科医の先生がいらっしゃるのですが、その先生のお宅に初めてハウスクリーニングに伺った際、これも浴室清掃(カビ除去含む)だったのですが、

『(お掃除は)大変な仕事だよねぇ。体だけは壊さないようにね。歳取ってからボケちゃったりしないように気をつけてね』

と声をかけて頂いたのです。今でもはっきりと覚えているのですが、その理由がとても引っかかった一言があったからなんです。そうです、最後の「ボケちゃったりしないように」の部分です。当時は

“ボケる? この仕事をしてるとボケる? 洗剤や薬品とかで体が壊れるでなく、ボケる…?🙄

と頭の中が「?」マークだったのですが、本日のカビの話から考えてみるに、『掃除屋さんは汚れ(カビ含む)が沢山の場所に行く → カビも多く吸う可能性がある → 健康被害(認知症もそのうちのひとつ)が出やすくなる』──

“先生のあの時のセリフは

このことを言っていたのか!?😲😲”

と、ハッと思った次第でありました(笑)。実際のところは先生に聞いてみなければわかりませんが😅

*

ちなみにお家の中でのカビの発生場所といえば『エアコン』『浴室(周辺)』『窓サッシ』、あとは『キッチン』『トイレ』や『洗濯機』などでしょうか。

エアコン送風口のカビ
エアコンファンのカビ
浴室壁のカビ

皆様の周りのカビやカビ対策は大丈夫でしょうか? 私も自宅を改めてチェックしてみようと思います😅

『たかがカビ、されどカビ』の姿勢で日々の暮らしの快適をしっかりサポート。今の自分のあるを尽くして。福寄せ清掃の『お掃除のむらかみ』 <むらかみ清掃技研>、村上隆浩でした。

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